WAKER、夢は「WATER BOMB」出演“コミュニケーション能力の高さが長所であり武器”

OSEN |

日韓で活動を展開しているWAKERが、2ndミニアルバムでカムバックし、活動の抱負を語った。

彼らは先月、2ndミニアルバム「SWEET TAPE」を発売し、タイトル曲「Vanilla Choco Shake」の音源とミュージックビデオを公開した。本格的なカムバックに先立ち、ソウル市麻浦(マポ)区合井洞(ハプチョンドン)にあるOSEN社屋で、WAKERのインタビューが行われた。

「SWEET TAPE」は、WAKERが1stミニアルバムの発売から6ヶ月ぶりに発売した作品だ。メンバーのクォンヒョプはこれについて「4月の1ヶ月間、アルバムを準備しました。そして公演もやって、日本活動がない時は趣味を楽しみました。楽しく過ごしました」とし、近況を伝えた。

イジュンも「思いがけず休息の時間があって、自己啓発やゲームをしたのですが、その時リズムゲームをしたんです。そうしたら、『僕はやっぱり音楽が好きなんだ』と感じました。スポーツもして、1人でボーリングもしました。セビョルがゴルフをするんですけど、一緒に体験する機会がありました。普段の通勤用に自転車が良いと思って、電動自転車に乗るという趣味もできました。自分の好きなことを色々と知ることができました」と語った。

デビューから約6ヶ月が過ぎた今、変わった点や考えに変化はなかったのだろうか。セビョルは「デビュー前は不安が多かったんです。『上手くできるだろうか』と今でも不安はありますが、以前よりは少なくなりました。メンバーとの絆が深まっていますし、さらに頼りにするようになりました。一人ひとりへの感謝の気持ちが大きいです。特にリーダーのコヒョン兄さんは、デビューもしたことがありますし、他の兄さんや弟たちも練習期間が長いので、様々な経験があります。そのようなところがありがたいですし、助かっています」と感謝の気持ちを伝えた。

デビュー後、最も幸せだったことは、やはりデビューそのものだという。リオは「僕はデビューした時が一番記憶に残っています。アイドルの準備をして、最初の目標がデビューだったので、学生の時から7年ほど準備をしてきて、やっと世に出ることができたので、デビュー日が一番記憶に残っています」と話した。またクォンヒョプは「デビューしてから公演をする時、曲のテンポがゆっくりと感じられることがあります。自分に照明が当たっていて、目の前にファンがいて。そういったことがゆっくり過ぎていくと感じた瞬間、『デビューしたんだ』と実感できて嬉しかったです」と話した。

だからこそ、今回の「SWEET TAPE」の準備にも力を入れたはずだ。リオは「今回の曲は、表情が重要な曲なので、振り付けやボーカルよりも、表情を中心に研究しました。ミュージックビデオを撮る時も表情をどのようにすればいいか研究して、勉強を本当にたくさんしました」とし、「ヒョプ兄さんがアドバイスしてくれたんですけど、ミュージックビデオを撮影する時、ソロで撮る部分は顔を隠さない方がいいと言われて修正したジェスチャーもありました」と説明した。

これをじっと聞いていたクォンヒョプは「こうして公に言ってもらえてすごく嬉しいです」と満足そうな笑みを浮かべた。

今回のアルバムでWAKERが見せたい姿はどのようなものだろうか。コヒョンは「今回の曲はハツラツとした曲で、歌詞も可愛らしい感じです。振り付けの制作にも参加しました。1stミニアルバムには群舞など、新人の覇気がたくさん盛り込まれていたとすれば、2ndミニアルバムではメンバーたちのケミストリー(相手との相性)と様々なジェスチャー、表情、それぞれの個性と魅力を1つのチームとして見せようと努力しました。今までとは違う姿を見せようと努力しました。メンバーたちには一度も満足しなかったことがありません」と伝えた。

ファンやリスナーたちにどのように受け止められたいかという質問にセボムは、「僕たちの曲は、記憶に残りやすく、適度なテンポを維持しています。甘いものが欲しくなるような曲になったら嬉しいです。聴くと気分が良くなって、『アイスクリームでも食べようかな?』と思っていただけたら満足です。ダンスも簡単に真似できるようにしましたし、目にも入りやすく、耳にも入りやすいように作りました。また、曲のタイトルとダンスがよく合っているという評価もあれば嬉しいです」と話した。

リオは「僕は、思わず口ずさんでくれたら嬉しいです。中毒性のあるパートが多いので、自分でも意識しないうちに口ずさむような曲になったら嬉しいです」と話し、セビョルは「練習する時、体力的に大変な部分がありました。大変な中でも、僕たちの歌を聴くと、その時だけは幸せで乗り越えることができました。聴いていただく方々にもポジティブなエネルギーを伝えられたら嬉しいです」と語った。

デビューアルバムには10曲、今回の2ndアルバムにも9曲が収録されている。収録曲数が多いということは、それだけ見せたいものが多いということでもある。セボムは「4月の1ヶ月間、タイトル曲を含め、週に3曲ずつレコーディングしました。月曜日に1曲、水曜日に1曲、金曜日に1曲、そして振り付けの練習は3日間行いました。僕たちが振り付けにも参加し、ミュージックビデオ撮影の前日の11時まで修正して撮りました。タイトなスケジュールでしたが、そのような部分で実力的に向上したように思います」と話した。

コヒョンは、「弟たちは体力があります。僕がないというわけではありません。昔は車の中でばかり寝ていました。宿舎に行ったらシャワーを浴びてすぐに出なければならないので、車の中で寝ても大丈夫だったんです。でも今は3時間を寝てもだめです。自分の体力があの時とは違って、なくなってきていることを実感しています」と、最年長メンバーとして苦労を語った。

今回のアルバムで得たい修飾語は「コインドル」だという。意味を尋ねると、セボムは「僕たちは新人ですが、経験がたくさんあると思います。芸能界に長くいましたし、1つの道を長く歩んできた人を“コインムル(溜まった水)”と言うじゃないですか。“コインムル”と“アイドル”を合わせてコインドルというニックネームを得たいです」と語った。

他のグループと差別化されたWAKERの魅力を尋ねると、クォンヒョプは「“混じり気のない自由奔放さ”だと思います。なぜなら、それぞれ性格が違うからです。10代の頃は経験をもとに考えると、相手が基準になるところがありますし、とにかく合わせようとする傾向が強かったと思います。今は配慮し合いながらそれぞれの性格を出す部分で、適度な自由があると思います」と話した。

特にメンバーたちは、フェスティバルなどのステージにも立ちたいという願いを明かした。メンバーたちは「いつも夢見ています。『WATER BOMB』にも本当に出演したいですし、『World DJ Festival』のようなフェスティバルにも行きたいです」と話した。そして、大学の学園祭や地域のイベントも大歓迎だと伝えた。クォンヒョプは「僕たちは人々の反応や関心を集めることにはすごく自信があります。コミュニケーションをして公演を引っ張ることが、長所であり武器だと思っています。そのような面において、上手くコミュニケーションをとって、リードできると思います」と語った。

今回のアルバムに関して覚悟を尋ねると、コヒョンは「WAKERはいつも一生懸命に頑張る覚悟ができています。僕たちが目標にしていること、成し遂げたいことに一歩でも近づこうとする覚悟があります」と語った。そして最後に、「2ndミニアルバムが出るまで待っていてくださってありがとうございます。大変だったはずなのに応援してくださって感謝しています。待っていただいた分、一生懸命に素敵な姿をお見せするので、たくさん愛してください。愛しているとお伝えしたいです」とファンへの愛情をアピールした。

記者 : チ・ヒョンジュン