「グッジョブ」チョン・イル、一度も熱愛説の報道なし?“恋愛をしていたのは…”

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写真=J1 International Company、9atoエンターテインメント
俳優チョン・イルが熱愛説に言及した。

チョン・イルは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区で行われたENA水木ドラマ「グッジョブ」放送終了のインタビューで、俳優としての目標、理想のタイプ、結婚への考えなどについて語った。

「グッジョブ」の前作は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」だった。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のヒットによるプレッシャーはあったかという質問にチョン・イルは、「プレッシャーがなかったと言えば嘘になります」としながらも、「むしろ『ウ・ヨンウ』を通じてENAチャンネルの認知度が上がって感謝しました。『ウ・ヨンウ』を見た方が僕たちのドラマも見てくれるかもしれないという期待がありました。『ウ・ヨンウ』が僕にとって大きなプレッシャーにはなりませんでしたし、同時間帯に放送する作品の方がもっと気になりました」と明かした。

劇中チョン・イルは、ハンサムなルックス、特別な頭脳を兼ね備えた財閥2世の会長でありながらも、母の死を暴くために探偵として活動するウン・ソヌ役を引き受けた。チョン・イルは「探偵と会長のキャラクターを分離して考え、2人のキャラクターが他の人物のように見えるように努力しました」とし、「会社と外部活動をする時では、話し方を変えました。衣裳も会長の時はフォーマルに、変装する時はインパクトのある感じでギャップのある姿を見せようと思いました。一話で高齢者の扮装、長髪の扮装をして、衣装にも気を使いました。スタイリストと東廟(トンミョ)に行って、衣装を買って着たりもしました。韓国で探すのが難しい探偵の衣装は海外のサイトで買いました」と伝えた。

劇中のチョン・イルの様々な扮装もポイントだった。心配したが意外とよく似合っていた扮装は何だったのかと尋ねると、チョン・イルはギャンブラーの扮装を挙げた。

チョン・イルは「長髪は似合うだろうかという心配がありました。かつらも5、6つくらいつけてみましたが、本当によく合いました。今回、やってみたかったものは全部できたと思います」と笑った。また、やってみたかったができずに残念だった扮装については女装に言及した。彼は「女装をしてみたらどうがと話しましたが、『SNL KOREA』でやりました。(ドラマでは女装を)できるようなシーンがありませんでした」と話した。

12部作「グッジョブ」は1年ほど撮影した。彼は「台本の修正をたくさんしながら撮り直しもたくさんしました」と説明した。また「アクションがこんなに多いとは思いませんでした」と明かし、「バイクに乗る撮影をした時、足首の靭帯の2箇所を負傷しました。歩くこともできず、1ヶ月ほど撮影ができませんでした。気をつけて撮影しました」と明かした。

「グッジョブ」はMBNドラマ「ポッサムで共演したチョン・イル、少女時代のユリの再会で話題となった。チョン・イルは「監督が、ユリさんと一緒にやってみたいと言われました。僕は最初、心配しました。『ポッサム』がたくさん愛されたのに、次回作でも共演することがお互いにとってプラスになるだろうかという心配がありました。すごくケミ(相手との相性)が良かったですし、好んでくださった視聴者がいらっしゃったので、現代劇でユリさんとまた共演すれば新しいものを作り出すことができるという心強さもありました」と明かした。

彼はユリについて「多彩な姿を持っています。台本を見て『これをどのように演じるのだろうか』と思っていた部分で、想像もできなかった演技を見せるんです。ユリさんを見ると、いつも自己肯定感が高いような感じがします。いつも明るくて、自己肯定感が高い姿から大きなエネルギーをもらいました。徹夜の撮影も多かったですが、気が散ることもなく集中していました。学ぶ点が多いです」と称賛した。

2006年、MBCドラマ「思いっきりハイキック!」でイ・ユノ役を演じ、知名度を上げた彼は「美賊イルジメ伝」「太陽を抱く月」「夜景日誌」「ヘチ 王座への道」などの作品に出演し、しっかりとしたフィルモグラフィーを積んだ。

いつの間にかデビュー17年目に突入した彼は「どんなジャンルもこなせる」という評価について、「そのような言葉は非常にありがたいです。全ての作品で最善を尽くしています。うまくいくかどうかは別として、本人の満足度があるじゃないですか。それが満たされなければいくら作品が成功しても幸せではありません」とし「ある記事を見たら、“時代劇の王”という表現を使ってくださいましたが、今回はロマンス王になろうとしました。ラブコメディに出演したいと思ったけれど、『グッジョブ』も捜査物の要素もあって100%ラブコメディではありませんでした。近いうちにラブコメディに出演したいですし、時代劇にはいつでも出演したいですね」と伝えた。

チョン・イルの魅力は時代劇で輝く。彼は「時代劇ができるのは俳優としての強みだと思います。ある先輩が、男性俳優が時代劇に出演できるのは幸運だと思った方がいいと言っていました。年を取ってもできるから。僕の声が時代劇とよく合っていると思います」と話した。

時代劇の現場が好きだとし、「僕はものすごく大変なことが好きなんです。一つのことに集中できます。都市から離れて撮影するので、完全に劇中の人物に没頭できる時間が与えられます。そのため集中力や人物の表現に、もっと深みがあるのではないかと思います」と伝えた。

休む時は演技と関係のないことをしながら時間を過ごす方だという。彼は「歩くのが好きで、サンティアゴの巡礼路にも何度か行きました。ゴルフに夢中になっていた時はゴルフばかりしていました。俳優の仕事と関係のないことをしようとします。その時間を満たしてこそ、仕事をする時に全てを注ぎ込むことができます」とし「公共交通機関をよく利用する方ですが、最近は人を観察するのが面白いです。その面白さで生きています」と話した。

デビュー後、熱愛説が出ていない秘訣にも言及した。彼は「独身主義者ではありません。すごく用心深いんです。意図してそうしようとしたわけではないのですが、なぜか熱愛が報道されたことがないんです。恋愛をしたのもけっこう前のことです」と笑った。

続けて「結婚したいと思っていますが、難しいですね。結婚は家族が会うことだから。結婚する人をどこで探せばいいのか、そんなことも考えます。いつまで結婚しなければならないというのはないと思います」とし「僕と性格がよく合う人がいいですね。尊敬できる部分がある人に会ったら、長く付き合えると思います」と理想のタイプについて語った。

彼は「演技が好きで、幸せです。16年以上演技をしているので、『今でも好きか、面白いか』と言われるけれど、唯一飽きないものですし、やる度に難しいと思います。だからずっと俳優をしているんじゃないかと思います。自分自身との戦いをします。妥協しないようにしています。時間に追われる時、テクニックに頼ろうとする時、妥協しないようにしようと考えてます。今の時間は戻ってこないので、妥協したら後悔するかもしれません。そういう風に考えまず」とし、演技への情熱を見せた。

それと共に「『グッジョブ』でもっとコミカルな姿も見せたかったのですが、そうできなかったのが残念です。『ポッサム』『SNL KOREA』をやりながら、かっこよく見えることにこだわらなくなりました。俳優がかっこよく見せようとする必要はないと思います。ノーメイクで撮影したいのにスタッフに止められました」と笑いながら「映画はノーメイクで撮影しました。いろいろなことから抜け出す時になったのではないかと思います」と伝えた。

記者 : パクジョンミン