【REPORT】「二十五、二十一」で人気急上昇!チェ・ヒョヌク、緊張度は120%!?初々しさと飾り気のない愛らしさで日本ファンを魅了
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もともとは野球少年だったが肘の故障で挫折し俳優になったというチェ・ヒョヌクは、2002年1月30日生まれ。2019年に17歳で俳優デビューし、ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」の不良学生役で注目され、「ラケット少年団」ではバドミントンに青春をかける純な中学生を好演。さらに話題の青春群像劇「二十五、二十一」で“7組のイケメン”と異名をとる自信満々な高校生ムン・ジウンを演じて多くのファンに愛された。この日は三連休に台風が直撃、関東も朝から不安定な天気だったが、全国からたくさんのチェ・ヒョヌクファンが集結した。
緊張度は120%!初々しさ溢れる主役の登場
最初のトークは近況報告。「日本に着いたのは昨日。台風で飛行機が揺れたけどシートベルトをしていたので無事でした」「着いてすぐにおそばを食べて、大好きな牛カツを食べたので5キロ太りました。なので今朝運動して汗を流して7キロ痩せました」と冗談も忘れない。日本は高校の時に家族と福岡に来たことがあり、今回が2回目とのこと。「もともと日本の食べ物もファッションも好き。大好きな日本の皆さんに会いに来たんですが、緊張で今も実感がわきません」。MCが話し出すとMCをガン見し、通訳さんが話すと通訳さんのほうを見てしまう(笑)舞台慣れしていない初々しさがなんともかわいらしい。
最初のコーナーは「チェ・ヒョヌクってどんな人?」。出演作の名場面を振り返りつつ裏話を語ってくれた。まずは「復讐代行人~模範タクシー~」。先生に反抗的な態度をとる生徒役の映像が終わると「本当に悪いやつですね」とニッコリ。「監督からできるだけ悪い子に見えるようにしてと言われて目つきや表情に神経を使って一生懸命頑張りました」次の「ラケット少年団」はバドミントン選手役で、3,4ヶ月前からコーチに個人レッスンを受けて臨んだという。「撮影がないときもみんなで集まって試合をしてました。僕が演じていたのは人が好きな平和主義者。幸せな思い出がたくさんありますね」。彼自身も小学4年から高校1年まで野球一筋の生活をしていたスポーツ好きで、今も週に3回ジムに通っていることを明かしてくれた。
作品の最後は「二十五、二十一」。宇宙少女のボナ(キム・ジヨン)との空港でのキスシーンが映し出されて沸く客席。「この場面は僕も家のTVで見ていて感動して泣きました。撮影前に監督とお姉さん(ボナ)と、どうしたら美しいシーンになるか相談しました」「撮影前から緊張しましたね。(その時)『ところで歯磨きした?』と聞かれたので『1時間前にしました』と答えました(笑)」コミカルなキャラクターが人気を呼んだムン・ジウンという人物については「ポジティブで幸せで茶目っ気がある。僕と似ている部分が多かったです」と振り返った。
陽キャ溢れるプライベート「青春ですから!」
起きるのは11時で、12時までは朝食タイム。「朝ごはんは必ず食べます。自分で料理もするんですよ。目玉焼き、スクランブルエッグ、ラーメンを作ります。朝ラーメン大好きです!」とドヤ顔で語る。「辛いのが好きなのでラーメンには青唐辛子を入れます。汗っかきで、洗顔したの? ってくらい汗が出るので、1人でこっそり食べます」12時から13時までは“消化”タイム(笑)。「携帯をいじったり鳥の声を聞いたりしながら運動に行く準備をします」13時から15時までは運動の時間で15時から16時はタンパク質の摂取タイム。「買ったり出前を取ったり、1人で焼肉を3人前食べることもあります」とのこと。16時から18時まではネットでドラマやバラエティ番組を見る時間。
そして日も暮れかけた18時になって「外に出ないとね!」というチェ・ヒョヌク(笑)「友だちと夜の約束に出かけます。お酒を飲みに行ったり、カラオケしたりごはんを食べたり。二次会も行くので帰りは夜中の1時ですね」それから寝るまでの3時間は「一日を振り返るタイム。すぐには寝ずに携帯をいじったりドラマを見たり。寝るときは黒の短パンと白の半袖シャツです」とかなり詳しく私生活を明かしてくれた。「でも翌日、仕事があるときは準備をして早く寝ますよ」と言ったあと、無言のままホワイトボードの空いている場所に小さなハートマークを書き加える♡。このあたりから少しずつリラックスしてきたような雰囲気に……。
観客との距離を縮める熱いファンサービス
「ドラマで共演した人と会うことはありますか?」という質問には「それはデートという意味?」と笑わせたあと「僕は皆さんと今でも連絡を取り合ってます。僕が今日ファンミーティングをしていることも知っていて『頑張ってね』と応援メッセージをくれました」。次は「昨日の夜、歌舞伎町にいたみたいですが何をしましたか?」という質問。「新宿で牛カツを食べてすぐにホテルに戻りました。僕がインスタのストーリーにアップしたんですよね。あまりに雰囲気がよかったから。今日もアップしようと思います」と明かすと、スタッフに大好きな牛カツのお店に連れて行ってもらったところ、それがたまたま歌舞伎町だったという。
「これからどんな役をやりたいですか?」という質問には「これまで制服を着ている学生の役しかやったことがなかったので、今後はいろんな姿を見せていきたい。11月に公開されるドラマ『弱いヒーロー Class1』ではアクションもしているので楽しみにしていてください」と答え、質問したファンと一緒に手でハートマークを作ると、客席から思わずキャーと声が上がった。
そして最後の質問は「韓国に行けるようになったら何を食べたらいいですか?」「チキン、キムチチゲ、テンジャンチゲ」それにさらっと日本語で「アイシテル」と付け足すので場内大爆笑。終始楽しそうだったチェ・ヒョヌクが舞台に戻っての第一声は「僕、ずっと客席にいたいです!」。そのまま「皆さんの顔を近くで見られてありがたいと思いました。海外にもファンがいらっしゃることはSNSを通して知っていましたが、こんなにたくさんいたとは思ってもみませんでした。本当なら皆さんをひとりひとり抱きしめたいんですが、できなくて残念です。今日が僕の初めてのファンミーティングなので夢のようです、まだ信じられません。今日という日を後悔しないように一生懸命遊んでいきたいと思います」と、率直な思いを伝えた。
日本ファンへプレゼント!「二十五、二十一」OSTを熱唱
次のチャレンジはチェ・ヒョヌクがイヤホンに流れてくる日本のヒット曲を真似して歌い、回答者1人に曲名を当ててもらうというゲーム。カラオケは大好きだが日本の曲はあまり聞かないというチェ・ヒョヌク、1曲目の星野源の「恋」を見事にクリア。ついでに客席からファンに上がってもらい、一緒に恋ダンスを踊ることに。見よう見まねで踊る姿はさすが181cmの長身、手足が長いので見映えがいい。そのあとも「春よ、来い」「津軽海峡冬景色」を難なくクリア、ノリのいい「ultra soul」で客席も大盛り上がり、「面白いからもう1曲やりたい」という本人のリクエストで最後にかかった曲は「天城越え」。これもすぐに正解をゲット、会場は楽しくも温かな一体感に包まれた。
このあとサイン入りの「二十五、二十一」のサントラCD5枚のプレゼント抽選会があり、そろそろ終わりの挨拶に。「初めてのファンミーティングいかがでしたか?」と聞かれて「終わってしまうのが残念です。僕に忘れることができない思い出をくださって本当にありがとうございます」と別れを惜しむチェ・ヒョヌク。日本のファンへの最後の大きなプレゼントはドラマのOSTから紫雨林の「二十五、二十一」。「僕は歌があまり上手ではないんですが、一生懸命準備してきたので聞いてください」と言うと大きな拍手が送られた。
「ずっと緊張してるけど、この瞬間本当に幸せです」
歌い終わるとファンと一緒に記念撮影。初めての経験なのでこれで大丈夫? と確認しながら自撮りするのがまた愛らしい。「ありがとうございます」と日本語でお礼を言うと、ハートマークとサランヘヨのポーズをしながら、出て来たときと同じように「どうしたらいいのかわからないけど帰ります」という感じでするっと舞台袖に入ってしまった。笑いがこぼれる客席。自然にアンコールの拍手が始まり、しばらく続くとチェ・ヒョヌクがひょっこり再登場(笑)。「皆さん気をつけて帰ってください」と言ったあと、まさかの客席へ! 大喜びのファンの中、コロナ禍ゆえに握手や歓声はできない状況ではあるけれど、ハートマークやサムズアップなどさまざまな工夫をしてファンとコミュニケーションをとりながらゆっくりと場内を一周。さらにロビーでお見送りもしてくれた。
ファースト・ファンミーティングということで、とにかく初々しかったチェ・ヒョヌク。飾り気のない愛らしさとフレンドリーな性格に加えてちょっぴり天然が入った、そこはかとない面白さが魅力的だった。自分のほうから思わずファンに手を差し伸べてしまう場面が何度かあり、そんなところにも人柄の良さがにじみ出ていた。まだ20歳。この日、生のチェ・ヒョヌクに会えたファンは、彼のことを何倍も好きになっただろう。日本に台風が来ていた日、チェ・ヒョヌクもまた、ファンの心にタイフーン並みの旋風を巻き起こしてくれた。
取材:望月美寿
■イベント情報
「CHOI HYUN WOOK Japan Fanmeeting 2022 ~First Story~」
日時:2022年9月19日(月・祝) 開場15:00/開演16:00
会場:ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールA
■関連リンク
・チェ・ヒョヌク日本公式ファンクラブ:https://choihyunwook.jp/
・チェ・ヒョヌク日本公式Twitter:@hyunwook_jp
記者 : Kstyle編集部