FTISLAND、メンバー5人の音楽の話“それぞれの目標と希望”

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デビューしてからもう6年が経った。子供が友達同士でバンドをしているという偏見を乗り越えて着実に自分たちの音楽を貫いてきたFTISLAND。彼らは9月23日にデビュー6周年を記念したスペシャルアルバムをリリースしたのに続き、28~29日の2日間、ソウルオリンピック公園オリンピックホールで6周年記念韓国国内単独コンサート「FTHX」を開催した。音楽以外にやってみたいことは何かという質問に音楽が1番だと答えるメンバーたち。それでは彼らの音楽について話を聞いてみよう。

―最近メンバー(イ・ジェジン、ソン・スンヒョン、チェ・ミンファン)がミュージカルで精力的に活動しているが、FTISLANDとしてステージに立つときとは違う魅力は?

イ・ジェジン:7月2日に公演がスタートし、8月末までミュージカル「ハイスクール・ミュージカル」で主人公であるバスケットボール部のキャプテン、トロイ役を演じました。「ハイスクール・ミュージカル」は韓国では初公演ですが、同名の映画を原作にしており、洗練された音楽とダイナミックなダンスが特徴のヒット作です。映画ではハリウッドスターのザック・エフロンが主人公のトロイを演じました。映画の主人公と声が似ていると言われたので、何とか上手くやりたいと思うようになりました(笑) 僕はFTISLANDでベースだけでなくボーカルも担当していますが、実は僕が歌を始めたきっかけはミュージカルだったんです。だからミュージカルには少し特別な思いがあります。

ソン・スンヒョン:僕はミュージカル「三銃士」の主人公ダルタニャン役に扮し、8月に東京で公演しました。僕はちょうど1年前の昨年8月にミュージカル「Jack the Ripper」の主人公ダニエル役でミュージカルデビューしましたが、今回「三銃士」のダルタニャンは僕の実際の性格と似た部分が多いのでさらに愛着がわいた作品です。FTISLANDとしてステージに立つときとは違い、ミュージカルで舞台に立つと、少し緊張してしまいます。

チェ・ミンファン:僕は7月にミュージカル「宮」で皇太子イ・シン役を演じました。ミュージカルは今回で2回目でしたが、ミュージカル舞台は僕にとってまた別の挑戦になるので、その度にワクワクしますし、そこから多くのことを学ぶことができると思います。僕のミュージカルデビュー作は2012年11月に大阪と東京で公演した「光化門恋歌」という作品です。主人公ジヨンを演じました。FTISLANDではドラマーとして常にステージの後ろにいましたが、ミュージカルの場合は舞台の前に立つという点が違います。新たな挑戦ですので常に真剣に取り組み、良い姿を披露したいです。

―最近はアイドルバンドが頻繁にデビューしているようだが、アイドルバンドの先駆けとしてどう思うのか。

FTISLAND:僕たちは今回、デビュー6周年記念アルバムをリリースし、デビュー6周年記念単独コンサートもしましたが、時間が過ぎるのは本当に速いと思います。かなり若いときにデビューしたということもありますが、もうデビュー7年目になったんだと考えると不思議な気分になります。何よりも、FTISLANDとしてずっと一緒に音楽をすることができ、メンバーたちと思い出を作っていけることに感謝しています。バンドをする後輩の皆さんを見ると、同じ道を歩いていることが嬉しいし、僕たちももっと頑張らなければと思います。

―FTISLANDとして活動がないときもお互いによく連絡する方なのか?グループとして活動していないときのメンバーの姿を聞かせてほしい。

FTISLAND:僕たちは本当に頻繁に連絡します。僕たちだけのグループチャットルームがあるので、常に連絡する方だと言えるでしょう。若い頃から一緒にいて長い間過ごしたせいか、一緒にいることが気楽ですし慣れています。それに僕たちは年に30回ほどコンサートの日程があります。韓国であれ、海外であれ、いつも一緒に集まって公演をし、ステージの上にいる時間が長いのでほとんど離れていない方だと思います。

―ネイルアートに関する本も出し、先日は「Get it beauty」ネイルアート編にも出演した。ネイルにハマッたきっかけは?

イ・ホンギ:僕が最近出版した「LEE HONGGI NAIL BOOK」がとても愛されているようで本当に幸せです。ネイルアートとは本当に偶然出会いました。「Hello Hello」という楽曲で活動を準備していたときでした。MVに手をたくさん動かすダンスがあったのでアクセントになると思い好奇心で始めました。ファンの方にも好評を頂いたし、僕も音楽のコンセプトに合わせネイルアートを変えることに面白みを感じ、その頃からハマるようになりました。アクセントになるという要素が特に大きかったです。

―「私たち結婚しました 世界版」DVDが発売数ヶ月前から予約ランキングで1位になっているが、記憶に残るエピソードは?

イ・ホンギ:「私たち結婚しました 世界版」は国際結婚への漠然とした好奇心から出演を決めました。一緒に出演した藤井美菜さんが本当に優しくて良い方で僕も楽しく撮影することができました。面白いエピソードが多いですが、FTISLANDメンバーらが現場に来てくれたこともあります。結婚式シーンのエピソードを撮った日は本当に寒かったのですが、メンバーたちがお祝いに来てくれました。祝歌も歌ってくれて本当にありがたかったです。あ、その日は知人を招待する日でしたが、所属事務所の後輩であるJUNIELとAOAも来てくれました。

―メンバーそれぞれのストレス解消法は?

チェ・ジョンフン:運動が好きなので運動に集中しているとストレスも忘れます。好きな音楽を聞いているときもストレス解消になります。

イ・ホンギ:僕はコンサートをしているとストレスが全てなくなります。ステージに上がって歌を歌う瞬間が一番幸せです。それと、僕は動物がとても好きで僕が飼っている犬や猫を見ていると疲れが取れます。家に帰ったとき、犬と猫が元気に走り回っていると幸せな気分になります。

イ・ジェジン:僕は漫画を見てストレスを解消します。「ONE PIECE」「NARUTO-ナルト-」「BLEACH」が好きですが、その中でも「NARUTO-ナルト-」が一番好きです。「NARUTO-ナルト-」を読みながら涙が出たこともあります。ただの漫画ではないと思い、マニアになりました。

チェ・ミンファン:スンヒョンと一緒にいると悲しい時がありません。一緒にゲームをしたり、作曲したり。一緒にいるといつも楽しいです。お互いに悲しい時には力になるし、頼りになる存在です。

ソン・スンヒョン:僕も末っ子のミンファンにかなり頼っていますが、一緒にいるだけで大きな力になっていると思います。

―9月のコンサートでは個人のステージも行ったのか?どういう方向で準備したのか少し聞かせてほしい。

FTISLAND:9月のコンサートは6周年記念単独コンサートなのでその部分に焦点を合わせました。セットリストや公演の構成も一生懸命考えて素敵な公演になるよう、ファンの方々と一緒に楽しめるように作りました。

―今年でデビュー6周年だ。6周年を迎えた感想とこれからFTISLANDが進むべき方向、目標は何か。

FTISLAND:まずFTISLANDを愛してくださっているファンの皆さんに心から感謝します。良いメンバーに出会い、やりたい音楽をしながら非常に愛されていることは本当に幸せです。今後もより良い音楽を届けたいですし、素敵なコンサートを披露したいです。
―その他にメンバーそれぞれの目標と希望は?

チェ・ジョンフン:“旅行と作詞”
1.ヨーロッパ旅行に行きたいです。メンバーと行ってもいいし、一人でもいいです。フランスのエッフェル塔の前で写真も撮ってみたいですし、街に出てたくさん歩いてみたいです。韓国では、ほとんど車で移動しているので、旅行に行ったらゆったりと景色を感じながら街を歩いてみたいです。

2.2012年は主に作曲をして作詞はあまりできなかったので今年は歌詞を通じてもっとたくさん伝えたいですし、僕の話を歌詞にして皆さんに聞いてほしいです。

イ・ホンギ:“コンサートと作曲”
1.公演をたくさんしたいです。最高のコンディションで僕だけの音楽、僕だけのコンサートをたくさんしたいと思います。コンサート会場では僕たちの音楽をたくさんの人と共有して共感できるじゃないですか。観客の皆さんの表情と反応を見ながら喜びを感じますし、それが本当に良い気分です。ストレスをたくさん受けたとしても、コンサートをするときだけは忘れます。むしろストレスが全部なくなります。

2.昨年は作曲の勉強を一生懸命して僕がやりたい音楽を自分で作りました。ですが作った楽曲はあっても公開したものはありませんでした。でも今年は僕の自作曲を初めて公開しました。6月12日に日本でリリースしたフルアルバム「RATED-FT」に僕の自作曲「Black Chocolate」「オレンジ色の空」を収録しましたが、多くの方が聞いてくれて好評をいただき本当に嬉しかったです。コンサートでも僕の自作曲を歌いましたが、本当に感動的でした。今後もさらに良い楽曲をたくさん作って皆さんに聞いてもらいたいです!

イ・ジェジン:“作曲とファッションセンス”
1.曲をたくさん書いてより多様な楽曲をファンの皆様にお聞かせしたいです。

2.実は、僕は今までファッションセンスについて諦めて生きてきました。でも今年はもっと勉強し、投資もしてファッションセンスを磨きたいと思います。ちなみに僕が思うFTISLANDのファッションリーダーはホンギ兄さんです。綺麗な服をよく着こなしていると思います。

チェ・ミンファン:“旅行と良い環境”
1.旅行に行きたいです。どこでもいいです。僕はメンバーたちと行く旅行が一番気が楽だと思います!仕事で行ったことは多いのですが、遊びで行ったことはあまりありません。行って何をするのかは重要でなく、休みに行くということ自体が良いと思います。仕事で行ったら色々やるべきことも多いですし、何だか気が重いですね。遊びに行くときは気楽に行けるから!

2.良い環境で働けたらと思います。たまに僕たちが努力した量に比べて得られるものが小さいような気がします。それと、まだ僕たちがバンドということを知らない人が多いようです。数学の勉強をして科学の試験を受けているような感じがいつもしていました。数学の勉強をしたのだから数学の試験を受けたいです。僕は小学校のときからドラムを始めましたが、僕が実際にドラムを演奏するということを知らない人が多いのではないでしょうか。幼い頃から本当にドラムを頑張ってきましたが、認知度が低いようで残念です。(今はそれをあまり披露できない状況ですが)僕たちが実際にバンドを披露できるステージをたくさん作りたいと思います。

ソン・スンヒョン:“世界ツアーコンサート”
FTISLANDとしてコンサートをたくさんしたいです。もっと大きく、もっと色々な所で!世界を舞台に僕たちの音楽をお聞かせしたいです。色んな国のファンにもお会いしたいですし、僕たちの音楽でコミュニケーションを取りたいです。考えるだけでわくわくします。

―韓国でのアルバム活動は?

FTISLAND:9月23日にFTISLANDデビュー6周年記念スペシャルアルバムをリリースしました。今回のアルバムは、6年間僕たちと一緒に過ごしてくださった全ての方に感謝する意味を込めて作りました。特にこのアルバムはタイトル曲から他の収録曲まで全曲が僕たちの自作曲となっているのでより意味が深いです。情熱を込めて準備したので是非期待してください。それから28~29日にソウルオリンピック公園オリンピックホールで6周年記念単独コンサート「FTHX」も開催しました。

記者 : クォン・スビン