「シンイ-信義-」“悪態をつく医師”キム・ヒソン&“良い少年”イ・ミンホ

OhmyStar |


SBSの新しい月火ドラマ「シンイ-信義-」の制作発表会、ファンタジー世界の年上の女性と年下の男性カップル

フュージョン時代劇「シンイ-信義-」は様々なジャンルの集合だった。

9日、SBSの新月火ドラマ「シンイ-信義-」(脚本:ソン・ジナ、演出:キム・ジョンハク)の制作発表会が開催され、約20分の予告映像が公開された。高麗の武士チェ・ヨン(イ・ミンホ)が現代韓国の整形外科医ユ・ウンス(キム・ヒソン)を高麗時代に連れ込むという、タイムスリップをテーマにしたファンタジー性の強い作品に思われた。

元に人質として拘留されてから高麗の王となった恭愍王元年を舞台にした時代劇でありながらも、医術をテーマにしており、功力やタイムスリップなどの題材が想像力をくすぐる。武士チェ・ヨンからはアクションを期待でき、ユ・ウンスと一緒の場合、恋愛要素も期待できる。一方、ユ・ウンスが高麗の人々に英語と中国語を交ぜて使いながら助けを求めるなど、タイムスリップという状況を理解できないことから発生するコミカルな要素もある。

キム・ジョンハク監督はこのドラマのテーマに対し「人々の病を治す医師も重要だが、世の中を変え、国の痛みを失くすことが本当の『神医』だとし、「大統領選挙を控えている今、このような大統領に出会って欲しい」と語った。


キム・ヒソン「これだけ思い切り悪態をついたのは初めて」

「シンイ-信義-」で6年ぶりにテレビドラマに復帰するキム・ヒソンは浮かれた様子だった。ドラマでいつも差し支えなく悪態をつくユ・ウンスに対し、キム・ヒソンは「ドラマで思い切り悪態をついたのは初めてだけど、なかなか自然にできない」と言いながらも「今まで演じてきた役の中で私に最も似合うと思う」と満足そうに話した。キム・ジョンハク監督の「もう少し大げさに」という注文に彼女は「普段よりさらに元気に、悪態も雰囲気を活かすために努力した」と意志を見せた。

現代で外科医だったが、お金になるという言葉に引かれ整形外科に専門を変えたユ・ウンスの役のため、キム・ヒソンは実際に整形外科医に助力を要請したという。彼女は「保護者の許諾の下、重要な手術も参観し、座布団に裁縫の練習もした」と伝えた。おかげでドラマで何回も見ることになる血に対する恐怖もだいぶ捨てることができたという。

キム・ヒソンは一緒に演技するイ・ミンホとイ・フィリップに対し「良い子たち」と表現した。チェ・ヨン役のイ・ミンホとは10歳も離れた年上女性と年下男性のカップル。キム・ヒソンは「未婚の頃よりは負担になるけれど、最近は女性の方が年上のカップルが多いので視聴者はあまり違和感を覚えないみたい。ありがたいことに、イ・ミンホさんは年は若いけど、あまり童顔じゃない」と話した。これにイ・ミンホがむっとした様子を見せると、キム・ヒソンは「背の高い人は大人っぽく見えるじゃない?」と笑った。

イ・ミンホ“年の差に対する心配?最初からヒソン姉さんとしたかった”

元気娘のユ・ウンスとは違い、高麗の武士チェ・ヨンはクールで生に対する執着もない。イ・ミンホは「死にたがる男だが、ウンスを過去へ連れ込むことにより、もう一つの人生を夢見る」とチェ・ヨンの変化を予告した。

キム・ヒソンとの年の差に対しイ・ミンホは「多くの方々が果して似合うのかと心配されたが、僕は最初からヒソン姉さんと共演したかった。性格が子どものような面があり、僕らよりエネルギッシュだ」と懸念を払拭させた。実際、制作発表会の現場でもイ・ミンホは彼特有のお茶目な姿でキム・ヒソンと自然に会話を交わしながら現場を盛り上げた。

またイ・ミンホは「明白なラブコメだったら、ああだこうだといがみ合いながら撮れたと思うけれど、チェ・ヨンはクールな性格でウンスが元気娘だから、僕はかなり抑えている」と残念そうに語った。

イ・ミンホは日ごろからズケズケと話すことが好きで、そういう風に話す習慣が付いている。しかし今回の役は武士であるだけに「眼差しに見合う台詞をして欲しい」とのキム・ジョンハク監督の注文により「話す際に力を入れようとする」と語った。

「シンイ-信義-」は準備期間だけで2~3年、企画意図のバージョンが10個を超えるなど、キム・ジョンハク監督とソン・ジナ脚本家が心血を注いだ作品だ。既にタイムスリップをテーマにしたドラマが何本か放送され、後発ではあるが、「太王四神記」を手掛けた二人のコンビと、イ・ミンホ&キム・ヒソンカップル、漢医&洋医という異色の組合せで期待を集めている。

SBS「シンイ-信義-」は「追跡者 THE CHASER」の後続作品で、ロンドン五輪が終わった後の13日から韓国で放送スタートする。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ヒョンジン、写真 : イ・ジョンミン