ADOR、株売却の報道に改めて反論…HYBEの行動を強く批判「株価下落の責任は誰にあるのか」

Newsen |

ADORの副代表S氏が、HYBEから監査を受ける1週間前に、保有していたHYBEの株をすべて売却したという報道に関し、ADOR側が立場を表明した。

本日(14日)、ADORは公式コメントを通じて「ADORの経営陣を傷つけ、解任しようとする悪意のある意図だ」とし「ADORの経営陣は当然、HYBEの監査計画を事前には知らなかった。副代表の当該取引による差額は1,900万ウォン(約217万円)に過ぎない。副代表は4月8日に借家契約を行い、借家の残金のために株式を売却した」と主張した。

そして「HYBEに問い返す。今の株価下落の責任は誰にあるのか」と声を上げた。

・ADOR副代表、HYBEの株を監査1週間前にすべて売却か…新たな疑惑に反論「事前に予測は不可能」

副代表S氏の不動産契約書/写真=ADOR

【ADOR 公式コメント全文】

ADORはHYBEが株価下落の責任を回避するため、無理のある主張と経営陣への過度な中傷をやめることを望みます。

この事態を始めたのは、ADORではなくHYBEです。

HYBEは4月22日、監査開始と同時にその内容を大々的にマスコミに公表しました。監査開始と同時に臨時株主総会の招集を要請しました。これは、監査結果に関係なく、すでにADORの経営陣を交代させる計画です。スタイリストの金品横領というとんでもない主張、そして今回のADOR副代表の相場操縦の主張に至るまで、これまでのHYBEの行いを見ると、ADORの経営陣を傷つけ、解任しようとする悪意のある意図を明らかに知ることができます。

HYBEの主張通りであれば、副代表は4月22日のHYBEの監査権発動を事前に予想して、1週間前である4月15日に株式950株(約2億ウォン、約2200万円規模)を売却したことになります。ADORの経営陣は当然、HYBEの監査計画を事前には知りませんでした。副代表の当該取引による差額は1,900万ウォンに過ぎません。副代表は4月8日に借家契約を行い、借家の残金のために株式を売却したのです。これに関するファイルを添付します。これをめぐって、HYBEは未公開情報の利用/相場操縦行為など、自分たちでもおかしいと感じるような、とんでもない主張をしています。

HYBEが主張したカカオトークの内容は、彼らの主張とは異なり、「ILLITの盗作問題」が続く場合の対応策を議論した内容です。内部告発が受け入れられない場合、最終的な方法で公正取引委員会に該当内容を申告する方法、盗作が不当であるという趣旨の外部嘆願を進める方法、不正競争防止法により盗作が不当であることを知らせる方法などを考慮した内容です。

皮肉なことに、これらはすべてHYBEが始めなければ起こらなかった事案です。株主間契約の不合理も、ILLITの盗作事件も、スタイリストや内部告発により提起された問題点も、HYBEは内部で事前に解決できた事案であるにもかかわらず、そうしませんでした。HYBEは正確な脈絡を説明せずに刺激的な言葉を巧妙に編集し、虚偽事実により毎日世論を誤魔化し、疲労感を蓄積させています。

HYBEは、監査で事実関係を隠蔽するためではなく、自分たちの目的のために無関係な会話を部分的に抜粋して捏造しないでください。これに対し、ADORの副代表A氏は、5月9日付で情報提供及び利用同意の撤回通知書を通じて、撤回する意思を示しました。それにもかかわらず、HYBEは引き続き系列会社の従業員の人権を侵害しています。このような行為が続く場合、関係者に対する積極的な民事・刑事上の措置を取る計画であることを改めて、何度も明らかにします。

NewJeansのカムバックという重大なプロジェクトに専念している時期です。本日、NewJeansの東京ドームファンミーティングの全2公演のチケットが全席完売するという、嬉しいニュースが伝えられました。HYBEはこのような好材料にもかかわらず、子会社の不祥事に夢中になり、アーティストの広報に専念せず、アーティストを保護していると何度も嘘をついています。今回の株価下落の元凶であるHYBEとは異なり、ADORの経営陣は株主に責任を果たすため、NewJeansのカムバック活動に専念しています。

HYBEに問いかけます。今、株価下落の責任は誰にありますか? 上場直後の株価急落、最高値で行われた最高経営陣の株式の大量売却、未公開情報を活用した損失回避で取引所、金融監督院、検察の調査まで受け、多数の小額投資家に損失を与えたHYBEが、ADORの経営陣にこのような問題提起をすることが適切だと思いますか? HYBEが以前の声明で表現した「邪悪さ」が誰に適した表現なのか、自ら振り返ってみてください。

HYBEは親会社として、本来の経営活動に専念してください。また、アーティストを保護する姿勢で、これ以上の悪意あるメディアプレイをやめ、法廷で事実関係を扱うことを願っています。

ありがとうございます。

記者 : ペ・ヒョジュ