X1出身チョ・スンヨン、1stソロアルバムを6月に発売…新しい挑戦に高まる期待(動画あり)

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写真=チョ・スンヨンの公式YouTubeチャンネル
今年でデビュー7年目のX1出身チョ・スンヨン(UNIQ スンヨン)が、1stソロアルバムを発売する。チョ・スンヨンは6月にニューアルバムの発売を目標にカムバックの日程を調整している。

2日、チョ・スンヨンの公式YouTubeチャンネルに「HOW: how ordinary、we're #2-1」というタイトルで、アルバム制作過程を盛り込んだVlog(ブイログ: Video+Blog)が掲載された。この映像でチョ・スンヨンは「(ニューアルバムは)新しい挑戦だと思っている。新しい道へ進む重要なアルバムだと思う」と話した。

2014年に、UNIQのメンバーとしてのデビューしたことが最初の挑戦で、2016年に始めたソロ活動が2回目、昨年「PRODUCE X 101」の出演とX1としてのデビューが3回目、そして近いうち発売するソロアルバムが彼の新たな挑戦となる。

タイトル曲についてチョ・スンヨンは「全体的にメインは誰が聞いても違和感がないが、新しく雰囲気を感じられるようにしたい」と楽曲制作の方向について語った。彼が話してきた「平凡さが誰かには新しさになり得る」という「HOW」の価値観と同じ脈絡だ。

さらに、これまでの活動についての率直な意見も伝えた。チョ・スンヨンは「今考えてみたら記憶に残って役に立つと思うのは、うまくいかなかった時だ。すごく多かった。がっかりした瞬間がとても多かった」と振り返った。限韓令(韓流締め出し)の影響で中止となったUNIQの活動と、惜しくも解散したグループX1が頭に浮かんだ。

それでもチョ・スンヨンは「色々と悩む度に、ファンの方々が僕に話してくれた言葉、『待っている』とか。そんな言葉がモチベーションになった」とし、ファンから自信やこれからの活動に対する意欲をたくさん貰っていると明かした。

チョ・スンヨンは、今回のアルバムが自身を紹介するアルバムだと話した。彼は「『実は僕はこういう音楽もできるし、ああいう音楽もできるし、全部できる』という自信を示すアルバムだと思う」とし「『(チョ・スンヨンが)次にまた何をするのか知りたい』と思わせたいアルバムだ。見て、聞いて、感じてくれる方々に喜ばれるアルバムを作りたい」と抱負を語った。

アルバム制作Vlogについてもチョ・スンヨンは「音楽を作る姿、会議する姿、新しい挑戦にイライラする姿、怒る姿、率直にどんな苦難があって、どんな幸せな瞬間があったかを盛り込みたい」と率直な姿を見せたいという意志を示した。

歌手チョ・スンヨンの経歴は多少独特だ。ブラジルにサッカー留学へ行った少年はある日、「サッカーが下手だ」という言葉より「歌が下手だ」という言葉のほうが悔しく感じて、歌手を夢見るようになり、2014年に中韓合作グループUNIQのメンバーとしてデビューする。楽曲「Falling In Love」「EOEO」「Best Friend」を発売し、人気を博したが、2016年に下された限韓令で中国での活動が困難になり、チョ・スンヨンは新しい道を探すことになった。

彼は同年、「luizy」という芸名で「SHOW ME THE MONEY5」に出演し、ソロラッパーとして存在感をアピールした。その後、FLOWSIKと発売したシングル「RECIPE」、EDENと一緒に作業した「Baby Ride(Feat. BTOB ヒョンシク)」を披露し、シンガーソングライターとしての能力を育んだ。

ソロ歌手として芸名を「WOODZ」に変更した後は、Cha Cha Maloneらと共に作業したシングル「POOL(Feat.Sumin)」をはじめ、「DIFFERENT」「meaningless」を発売し、音楽の領域を広げた。Groovyroomの「This Night」、Suranの「Don't hang up」などの楽曲にも参加し、プロデュース能力を証明した。

様々な活動を通じて実力を積んだチョ・スンヨンは「PRODUCE X 101」に出演した当時、“オールラウンダー”(何でもできる人)というニックネームがつけられた。競演ステージでは、メインボーカルとメインラッパーを務め、ダンスや歌、ラップなどを完璧にこなした。X1の活動でもボーカルとラップの両方を担当し、様々な魅力を見せてくれた。

チョ・スンヨン自身も「ファンの皆様が最も好いてくださる姿がオールラウンダーで、色々なことを上手にこなす姿だ」とし、そんなアルバムが作りたいという思いで今回の曲の作業を始めたと明らかにした。

UNIQからluizy、X1からまたチョ・スンヨンに。7年間、絶えず走ってきたチョ・スンヨンの新しい挑戦は、これからがスタートだ。

記者 : パク・ウネ