チャン・グンソク&少女時代 ユナ主演「ラブレイン」日韓で温度差…なぜ?

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写真=KBS
6年間の空白はやはり長かったのだろうか。ユン・ソクホ監督の復帰作として放送前から話題となっていたKBS 2TVの月火ドラマ「ラブレイン」(脚本:オ・スヨン、演出:ユン・ソクホ)が5.3%(以下、AGBニルソンメディアリサーチ全国基準)の低い視聴率を記録し、苦杯を飲んでいる。

しかし、驚きなのは韓国では低迷しているドラマ「ラブレイン」が日本には巨額で版権が販売されたことだ。ユン・ソクホ監督のドラマを巡り、日本と韓国の反応の差がここまではっきりとしている理由はなんだろうか。

韓国でユン・ソクホ監督の作品が始めから注目されなかったわけではない。季節シリーズの第一弾として放送当時40%を越える高い視聴率を記録したドラマ「秋の童話」と韓流ブームを巻き起こし、日本列島をヨン様とジウ姫の魅力で虜にした「冬のソナタ」は日本はもちろん、韓国でも高い評価を受けた。

しかし、それもここまでだった。2003年に放送された「夏の香り」をはじめ、「春のワルツ」、現在放送されている「ラブレイン」まで惨敗の道を歩んでいる。

特に「ラブレイン」は男女主人公の古いキャラクターと、遅々として進まないラブライン、陳腐なストーリー展開でユン・ソクホ監督の自家複製ドラマという酷評まで受けている。早い展開と刺激的な設定に慣れている視聴者の立場からすれば、最後まで見られないドラマになってしまっているのだ。

しかし、日本では例外だ。「夏の香り」は韓流ドラマベスト10に入り、「春のワルツ」も高い人気を得た。そして、「ラブレイン」は今をときめく韓流スターチャン・グンソクと少女時代 ユナの出演で早くから関心が集まり、すでに日本で販売されていることが知られている。

結局、最初から日本をターゲットにして作られたプロジェクトドラマ「ラブレイン」は、日本人の情緒にフォーカスを合わせた結果、韓国の視聴者からの共感は得られなかったのだ。

しかし、ドラマが失敗したと判断するにはまだ早い。3日に放送された第4話で、時代的背景が転換されることを予告したためだ。そのため、これから展開される2012年の背景でのストーリー転換が、果たしてドラマのヒットにどのような影響を及ぼすかに注目する必要がある。

記者 : イ・ジヒョン