“武道館公演”T-ARA「私たちは音楽界の『無限に挑戦』」

OSEN |

T-ARAが、韓国のガールズグループとしては初めて日本武道館で公演を行った。

2009年にデビューしたT-ARAは、ボラム(26、チョン・ボラム)、ジヨン(19、パク・ジヨン)、ヒョミン(23、パク・ソニョン)、ウンジョン(24、ハム・ウンジョン)、キュリ(26、イ・ジヒョン)、ソヨン(25、パク・ソヨン)、ファヨン(19、リュ・ファヨン)、アルム(18、イ・アルム)で構成された8人組のアイドルグループだ。今年末に新メンバーのダニが合流すれば9人組になる。

T-ARAは25日と26日に東京・北の丸の日本武道館でコンサート「Jewelry box」を開催した。武道館は、日本の歌手ならば一度は立ちたいと願う夢の舞台だ。韓国のガールズグループとしては初めて、このステージに上がった。

先月から名古屋、大阪、福岡、仙台、札幌でコンサートを行ったT-ARAは、東京の日本武道館で日本コンサートの幕を下ろした。武道館で公演することに大興奮していたT-ARAは、記者懇談会で光栄だと話しながら喜びを隠せなかった。以下はT-ARAとの一問一答だ。

―韓国のガールズグループとしては初めて武道館公演を果たしましたね。

ソヨン:光栄に思います。武道館で公演することは、特別で意味のあることだと聞きました。韓国のカールズグループとしては初めてだと言われました。嬉しいですが、緊張もしています。残念なこともありました。たくさん期待していたのに、韓国の活動と重なって、ファヨンが怪我をしたことで当日の動きが大きく変わりました。残念な部分もありますが、ファンと一緒に呼吸し、情熱溢れるステージをお見せすることが目標です。

ウンジョン:昨年日本でショーケースイベントを行ったときよりも余裕ができました。公演を見たメンバーの両親たちも、私たちがかなり気楽になったように見えると言ってくれました。ステージでは、ダンスだけでなく日本語で喋ったり、ファンとコミュニケーションを取れるようになりました。

―ファヨンさんは足の怪我のため、ステージにはあまり上がれませんでした。

ファヨン:武道館公演を控えて十分練習しましたし、素敵な姿をお見せしたいと思っていたので、残念です。本当にファンの皆さんに申し訳ないと思っています。また、私の怪我のため、他のメンバーが私を除いた動きに修正し、かなり苦労しました。メンバーにも申し訳ないです。「Day By Day」のステージには上がりますが、無事に終えたいと思います。

―公演途中、特に日本語でファンとコミュニケーションを取る場面が多かったですね。

ヒョミン:私たちの日本語は流暢ではありません。公演中同じ言葉を繰り返したこともあります(笑) 日本のファンの皆さんも完璧ではないですが韓国語も話せますし、手紙も書いてくださいます。私たちもまだ力不足なところが多いですが、日本のファンの皆さんと交流したいという気持ちをお伝えしたかったんです。同じ言葉を繰り返して退屈になったかもしれませんが、日本語を話せるよう頑張りました。

―日本語で話すときは愛嬌たっぷりですが、何か理由があるのですか?

ウンジョン:コンサートの途中で日本語で話すとトーンが上がってしまいます。お客さんの反応を引き出すために、さらに声が大きくなるようです。

ソヨン:(愛嬌たっぷりということは)韓国と日本での違いではありません。韓国では、公演よりもテレビ番組への出演の方が多いので、どうしても声は違ってしまいます。ファンの皆さんに近づくために話すことが、愛嬌に見られるようです。

ウンジョン:韓国で行われるコンサートのときは、もっと強烈に(愛嬌を)見せます(笑)

ヒョミン:日本のファンが私たちを見ながらずっと可愛いと言ってくださるので、もっと可愛く見せるために頑張っています。

―少女時代やKARAに比べ、日本デビューが遅かったですね。

ソヨン:少女時代やKARAの先輩方が日本での活動に成功されたので、プレッシャーもありました。デビューが遅かったので、私たちの色々な姿を見せたいと思っていました。日本のファンの皆さんに近づくために努力しています。先輩方とは違って、多様な分野で日本の皆さんに出会えるよう準備しています。

―アイドルグループの中でT-ARAの人気はどれくらいだと思いますか?

ソヨン:正直、私たちの人気は実感できません。ただ、コンサートをするときはマネージャーにチケットがどれだけ売れたのかを聞いてみます。完売だと言われると、自信を持ってステージに立ちます。アイドルグループの人気ランキングまでは分かりません。

―変わった試みで無理なコンセプトと言われますが。

アルム:無理なコンセプトはまだ経験したことはありませんが、お姉さんたちがこれまでしてきたことを見ると、他のグループとは違っていて、よくお似合いでした。お姉さんたちだけのスタイルを作っていました。それを見て面白いと思いましたし、私もやってみたいと思います。

―新曲のコンセプトを決めるとき、メンバーの意見はたくさん反映されますか?

ソヨン:メンバーと社長でたくさん会議をします。私たちが意見を出して、決めるのは社長です。最近では、社長が私たちの意見をたくさん反映してくださいます。次の曲のコンセプトには、私たちの意見がたくさん反映されました。ものすごく良い曲になりそうで期待しています。

―ユニットやソロとして活動する計画はありますか?

ソヨン:ソロも、ユニットもまだ計画していることはありません。T-ARAの活動だけでも精一杯です。

―T-ARAはどのようなグループだと思いますか?

ヒョミン:T-ARAは、音楽界の“無限に挑戦(韓国の人気バラエティ番組)”です。私たちは、ずっと無限に挑戦しているようです。これまで活動した曲だけで15曲ほどになりますが、いつも違うコンセプトでした。これからはどのようなコンセプトを見せられるのかと心配です。また、実力が伸びている姿をお見せしたいと思います。今は題材が枯渇し、新しいコンセプトを探すことは難しいですが、新しいメンバーが入ったので可能な領域が増えました。

―武道館公演を達成したので、次の目標は東京ドームですか?

ヒョミン:東京ドームで公演もしたいですし、できるのではないかと思います。実は、武道館も思いもよらなかった舞台だったんです。場所が人を作るという言葉があります。武道館で公演したT-ARAです(笑) 今回の公演で自信も持てましたし、同時にこれからもっと良くやらなければならないのではという心配もあります。

記者 : ピョ・ジェミン