東方神起からBIGBANGまで…K-POPを揺るがした「永遠のオッパ」6組に注目

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1990年代、アイドル市場の幕を開けたH.O.TとSECHSKIES。そして最近ではWanna One、防弾少年団、EXOまで。アイドルの世界には、限りがない。このうち2000年代初め頃、より洗練された姿で新たに登場した東方神起、SS501、SUPER JUNIORなどを第2世代アイドルと呼ぶ。彼らは新人たちの憧れの対象で、ファンには永遠のお兄さんだ。デビューから10年が過ぎた今も第2世代アイドルは、依然として新人に負けない人気と魅力を誇り、代替できない姿で大ブレイクしている。

※この記事はメディアが独自に選出したコラム記事です。

フィジカルから実力まで、足りないところのない東方神起

第1世代アイドルが少なくなり、寂しくなってきた頃「一日だけ君の部屋のベッドになりたい」と歌い、少女ファンの心を掴んだ王子様たちが2003年に登場した。東側の神が起きたというものすごいグループ名でデビューした彼らは本名を使わず、2文字のニックネームと本名を結合して作った4文字の名前というユニークな活動名で彼らだけの世界を確立していった。

アカペラグループだと紹介されたが、ダンスや外貌、スラリとした長身まで非の打ち所のない彼らは一気にファンの心を掴み、至るところにパールレッド色の風船の波を作る事に成功した。各年末授賞式で大賞を受賞し、東方神起だけのための番組が作られることはもちろん、様々なパッケージで作られたアルバムとグッズも続々と登場した。韓国を超え世界中で認められた東方神起は、結局ファンクラブ「カシオペア」が世界で一番多いファンクラブ数を達成し、ギネスブックに掲載された。

当時、末っ子のチャンミンはわずか16歳だったが今は30歳を超えた“カッコいい”兄になっており、東方神起のリーダーで何でも熱心だったユンホは、今もファンから「僕はユンホだ」という呪文を唱えながら一生懸命に生きていけるように励ます兄になった。時間が流れ、年を重ね、今は誰かのロールモデルになっている彼らは、これまで培ってきた経験から得た老練さが加わり今もステージを圧倒する能力は変わらない。東方神起を追い越すグループは、これからもないのではないかと思われるほどだ。

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一人でいても、一緒にいても変わらないSS501

S.E.SとFin.K.L、SECHSKIESと同様にDSPメディアがSMに対抗するためデビューさせたグループで、名前も大層なSS501である。SS501は、前のダブルSは「Super Star」を意味し、「501」は「5人は永遠にひとつ」という意味を持っている。

そして彼らををいつも支援するファンクラブ名「TripleS」は、グループ名の「ダブルS」と「Support」のSを取って作られた。SS501は、2005年からTriple Sから愛され、グループ名のように永遠にひとつの姿で今も解散せず、それぞれ活動している。長い間、メンバー全員そろって活動するシーンは見られなかったがユニットグループDouble S 301として活動したり、今もソロ活動やコンサートを開くとき、メンバーたちが一緒に応援に行く姿を見ると、デビュー当時からの深い友情は変わらないことを証明するのではないかと思われる。さらには10年間トイレに行くときも一緒に行くというほど仲が良い。デビューした頃は、お茶目なイケメンで各新人賞を総なめし、多数のファンを確保した。

今はドラマやミュージカル、ソロアルバムなど、様々な分野でそれぞれの存在感をアピールし、地位を固めている。そしてメンバーらがソロ活動で、インタビューするときはいつもメンバー全員そろって活動したいとアピールし、いつかメンバー全員で活動する彼らの姿を期待するしかない。「I'm Your Man」と叫んでいた彼らの迫力溢れる告白、いつか必ずもう一度聞きたい。

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10人を超える大型アイドル時代の幕を開けたSUPER JUNIOR

SUPER JUNIORがデビューする前までは,アイドルグループのメンバー数は6人が最大だと思われてきた。今は10人が越えるグループが登場してもおかしくないが、2005年には言葉通りセンセーションだった。ある日、私たちの固定観念を破った12人の大型グループが登場した。2006年にはキュヒョンが加入し、13人グループとなった。

ファンの間では「SMが、ファンが何が好きか分からないため一応全員準備したのではないか」と思われるほど、本当に多彩で多様な魅力を持ったSUPER JUNIORが私たちの元へ訪れたのだ。最初は彼らの名前を覚えるのも難しかったが、1人1人のキャラクターを知っていくうちにだんだん出口の見えない魅力にハマッてしまい、ファンはSMに両手をあげてしまった。彼らの魅力は凄まじく、大型グループを出したSMは正解だった。もちろん、メンバーが多く3分ほどの歌ではそれぞれメンバーが歌う部分は少なかったが,ステージを見る前にアルバムを聞きながらどの声が誰のパートかを区別することもファンには醍醐味だった。

ステージではバックダンサーが要らないほどステージが埋め尽くされ、完璧な姿を見せ「SUPER JUNIORはやっぱり最高だ」を連発させた。韓国を超え、世界で人気を集めたSUPER JUNIORの有名なエピソードが一つある。中国でSUPER JUNIORの公演が行われる日には、中国の道路統制令が下されたほか、コンサートの闇チケットの価格が高すぎてその記録を破った公演がなかったという噂もある。手を前に出し「こんにちは。SUPER JUNIORです」と叫んでいる彼らの姿は今もかわいくてカッコいい。

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音楽界を揺るがす爆発力、BIGBANG

デビュー前、MTV KOREA「リアルドキュメンタリーBIGBANG」を通じて厳しいトレーニングの過程を公開し、デビュープロジェクト番組というジャンルを開拓したBIGBANG。6年間、YGで練習してきたG-DRAGONとSOLを中心に休む暇のないトレーニングの過程、デビューをかけた10代の練習生らの厳しい生活をそのまま見せ、ようやくYGのボーイズグループとしてデビューできた彼ら。ドキュメンタリーのおかげでデビュー前から多数のファンを確保し、デビューするやいなやファンと共にものすごい相乗効果を発揮したBIGBANG。

彼らはバンダナとスナップバックで演出した華やかなファッション、誰もこなせないようなヘアスタイルでステージの上を自由に走り回る。その結果、BIGBANGのスタイルを真似するファンを数えきれないほど作った。そして今は海外の有名ファッションショーにも毎回、招待されるスタイルのアイコンに躍り出た。成功したのはBIGBANGだけではない。今のYGはBIGBANGが作ったと言っても過言ではないほどYGを成長の軌道に乗せたためだ。

アイドルは音楽ができないだろうという偏見を破ったグループで、韓国でミニホームページが盛んだった頃、みんなのミニホームページでBGMを担当したグループ。いずれもBIGBANGだった。BIGBANGはデビュー以来、今まで発売した楽曲が全て音楽ランキングを総なめにし、これまでも誰からも愛される歌を作っている。最初はヒップホップで始めたが、10年が過ぎた今はジャンルを問わず、BIGBANGに出来ない音楽はないということを見せてくれる5人。除隊し、メンバー全員そろって活動する姿を見たい。

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あのときも、今も変わらず輝くSHINee

男性アイドルは“お兄さん”と呼ぶのが当たり前だと思っていた頃、私たちを“お姉さん”と呼ぶかわいいアイドルがSMからデビューした。パステルトーンの衣装を着た少年たちはさわやかな声で「お姉さんたちはとてもきれい」と歌を歌い、いつの間にかお姉さんたちの心を一気に掴んだ。

SMの末っ子グループというイメージのおかげで先にデビューした東方神起とSUPER JUNIORのファンは末っ子の面倒を見るかのようにSHINeeに限りない愛と支援、応援を惜しまなかった。SHINeeの魅力にハマッたファン「SHINeeワールド」もどんどん大きくなっていった。“お姉さん”と呼ばれていたのが昨日のようだが、いつの間にかカッコいいお兄さんになったSHINeeは、親しみやすい外貌とは異なりカリスマ性あるステージマナーで、ステージの上ではいつも輝いている。

彼らは様々なジャンルを行き来し、音楽の分野を広げ、創造的で斬新な音楽は大衆と評論家の両方を魅了した。また、SHINeeは評論家から高く評価され“評論家のアイドル”と呼ばれた。SHINeeの歌は中毒性が強く“修学能力試験(日本ではセンター試験)禁止曲”と呼ばれ、今もSHINeeの歌は一度しか聞いた事がないという人はいないほどみんなに人気が高い。誰かによって作られたアイドルではなく、それぞれメンバーが直接作った音楽でいつも私たちのそばで温もりを届けるSHINee。また、それぞれの趣向を反映したソロアルバムも期待以上のもので“できのよいアルバム”を届ける完璧な彼らのおかげで今年も素敵な歌をたくさん聴けた。

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名に恥じない“野獣アイドル”の元祖、2PM

ステージで数人の男性がアクロバティックを披露し、ダンスしたのは彼らが初めてだった。2PMは“野獣アイドル”というコンセプトでJYPが野心的に準備しただけに大ブレイクし、またそれだけ特別だった。初めて“10点満点の10点”という歌でデビューステージを披露したとき、メインボーカルJun. Kのパートは「ウォウウォー」しかなかったこと、ダンスかショーか分からない大胆なダンスを披露しそれがまたカッコよかったこと、そしてそれぞれメンバーが皆違う性格を持っていることなど、個性的な2PMだけの特色を着実に見せた。彼らは人々に強い印象を残した。

2PMは、特にカムバックする度に新しいダンスとコンセプトが話題を集めたが、彼らのダンスを完璧に真似することは出来なくてもポイントダンスはみんな知っているというほど有名だった。まるで1本のミュージカルを見るような2PMのステージ演出力のおかげで、多くの少女ファンは胸をときめかせながらカムバックステージを待ち見守った。

最近ではそれぞれ個性の強いメンバーらが、グループ活動の他にもドラマ、バラエティ出演などでも本人のイメージを作り上げており、あちこちでメンバーたちの姿を探すことも面白い。ドラマの主演に抜擢されるほどの実力派演技アイドル、ソロアルバムを作るほどの音楽の実力など、相変わらず健在な2PMの姿を証明する資料になると思われる。今は数人のメンバーが軍服務をしているため、メンバー全員そろった姿は見られないが、除隊後より一層セクシーな姿で戻ってくる2PMの姿はいつも待ち遠しい。

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記者 : チェ・アルム