「涙の女王」が大ヒット!「愛の不時着」のオマージュだらけ…まさかのカメオにも注目

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

韓国tvNのドラマ「涙の女王」が、空前のヒットを記録している。

同作は、韓国を越えて世界的なブームを巻き起こした「愛の不時着」を手掛けた脚本家パク・ジウン氏の新作。大財閥であるクイーンズグループの三代目令嬢ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、彼女と結婚して一見誰もがうらやむ“逆玉の輿”を遂げたペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)の、冷え切った夫婦生活から始まるロマンスドラマだ。

そんな「涙の女王」が放送当初から話題を集めた要因の一つが、制作陣による“粋な計らい”の数々だ。出演陣や演出、ちょっとしたセリフに至るまで「愛の不時着」をはじめとしたパク・ジウン作品を連想させる小ネタが要所に散りばめられており、韓ドラファンの熱視線を一身に浴びる事態となった。
 

◆「愛の不時着」を彷彿!オマージュにファン歓喜


ヒョンビン夫妻の結婚式が、まさかの…

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まず視聴者を沸かせたのは、なんといってもオープニングだ。キム・スヒョンとキム・ジウォンによる結婚式のシーンは、「愛の不時着」での共演を機に本当の夫婦となったヒョンビン&ソン・イェジンの結婚式をオマージュしたもので、ファンの記憶にも新しいだけに、そのインパクトは強烈だった。

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類似シーンも続々

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このほかにも、「愛の不時着」で視聴者をときめかせた自転車の2人乗りや、キム・スヒョンが「サイコだけど大丈夫」でヒロインに笑いかける場面など、前作をトレスしたのではないかというほど精巧な類似シーンも盛りだくさんだ。

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衣装にもこだわりが?

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さらに、視聴者の間では「セリとヘインの衣装がとても似ている」という声も多く見受けられた。「愛の不時着」ではセリの洗練されたコーディネートが注目されたが、「涙の女王」でもヘインの着用アイテムに大きな関心が集まりそうだ。

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◆「愛の不時着」キャストが続々!名脇役が驚きの登場

「愛の不時着」を盛り上げた名脇役が、「涙の女王」にも続々登場。意外な配役や粋なセリフが注目を集めている。
 

キム・ヨンミン

「愛の不時着」耳野郎/「涙の女王」ヒョヌの父の友人

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「涙の女王」の第5話では、「愛の不時着」で“耳野郎”を演じたキム・ヨンミンが登場。

前回黙々と盗聴に徹する北朝鮮の軍人を演じた彼は、「涙の女王」でヒョヌの父の友人、ヨンソンを演じている。寡黙で真面目な“耳野郎”の印象からは程遠いひょうきんなキャラクターを見事に表現し、そのギャップには多くのドラマファンが絶賛の声を上げた。


キム・ジョンナン

「愛の不時着」北朝鮮の主婦/「涙の女王」ヘインの叔母ボムジャ

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さらに、そんなヨンソンとの恋を予感させたヘインの叔母ボムジャもまた、「愛の不時着」で北朝鮮の主婦マ・ヨンエを演じたキム・ジョンナンだ。

視聴者の間では2人の“フォーリンラブ展開”に対する関心が一気に高まり、主演陣に引けを取らない存在感を放った。

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イム・チョルス&コ・ギュピル

「愛の不時着」生命保険担当者&会社の広報チーム長/ヒョヌを監視する謎の男たち

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「愛の不時着」のあの2人が再びコンビで登場! 2人はヒョヌを監視する謎の男として登場しており、イム・チョルスはヒョヌの動向を追う過程で「私はですね、北朝鮮に不時着した人でさえ必ず見つけ出せるほどの情報力を持ってるんです」と一言。このセリフは、彼が「愛の不時着」で演じたセリの生命保険担当者パク・スチャンを連想せざるを得ない。パク・スチャンは北朝鮮に不時着したセリの死亡説を最後まで信じず、ひたすらにセリの帰還を待ち続けた人物だ。
 

◆セリフやちょっとした演出にも注目!見逃せない小ネタが続々

さらに、彼らの登場回では「俳優たちも愛し合う演技がリアルになって本当に結婚したりするだろ、ヒョンビンとソン・イェジンみたいに」というセリフも。「愛の不時着」で愛を育んだ主演俳優2人に言及した。

このほかにも、ヘインの母がテレビで「愛の不時着」を鑑賞するシーンや、ユン・セリとホン・ヘインの一字一句違わぬセリフなど、パク・ジウン印のドラマファンにはたまらない演出が随所にちりばめられている。


◆豪華すぎる!パク・ジウンワールド全開のカメオ祭り


「涙の女王」には「サイコだけど大丈夫」「ヴィンチェンツォ」といったパク・ジウン作品の俳優陣が続々とカメオ出演しており、その豪華な顔ぶれは視聴者を一層熱狂させた。


「サイコだけど大丈夫」のムン兄弟が再び

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ヒョヌがヘインとの離婚についてカウンセリングを受けるシーンでは、オ・ジョンセが精神科医役で登場した。

「サイコだけど大丈夫」でキム・スヒョン演じるガンテの兄、サンテを演じたオ・ジョンセ。前作では“自閉症スペクトラムの特性を持つ”という設定から弟の手を焼かせる姿も目立ったが、今作ではカウンセラーとしてヒョヌの話を丁寧に聞きながら「強めのお薬を出しておきます。頑張って」とヒョヌを励ます。

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立場こそ逆転しているものの、このシーンで「サイコだけど大丈夫」の温かい兄弟愛を再び思い浮かべたファンは少なくないはずだ。


「ヴィンチェンツォ」が役のまま登場!再共演に歓喜

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ヒョヌとヘインが離婚の話し合いをするシーンでは、ソン・ジュンギがヘインの弁護士役で登場。颯爽と現れた彼は名乗りこそしなかったが、ヒョヌの友人ヤンギ(ムン・テユ)の口からは「財閥の末息子だとか、元海外派兵だとか、宇宙船で飛来したとか、実はオオカミ少年だとも……」といった説明が展開される。

写真=「太陽の末裔」の放送画面キャプチャー
最後には「名前はヴィンチェンツォ。真の正体はマフィアだ」と彼の正体が明かされるのだが、このプロフィールはいずれもソン・ジュンギが過去の出演作で演じたキャラクターだ。

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また、ソン・ジュンギは過去に「太陽の末裔」(脚本:キム・ウンスク)でキム・ジウォンと、「ヴィンチェンツォ」でクァク・ドンヨンと共演している。そういった背景も視聴者を喜ばせる要因となった。


キム・スヒョンは「愛の不時着」にカメオ出演

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キム・スヒョン自身も、「愛の不時着」が放送された際には“まさかのカメオ出演”で視聴者を騒がせた。

映画「シークレット・ミッション」で演じた北朝鮮のエリートスパイ、ドング(本名ウォン・リュファン)として北朝鮮の軍人らの前に登場し、強烈なインパクトを残した。

それだけに、ネット上では当然「今度はキム・スヒョンの作品に“不時着”の2人がカメオ出演するのでは」という予想が絶えず繰り広げられており、多くのファンがヒョンビンとソン・イェジンのカメオ出演を熱望していることがわかる。

最終回に向けてますます目が離せない展開が続く「涙の女王」。完走後に改めて“小ネタ探し”に徹してみるのも、このドラマの醍醐味になりそうだ。

記者 : Kstyle編集部