“飲酒当て逃げ容疑”キム・ホジュン、第1審の判決に不服…控訴状を提出

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懲役2年6ヶ月の実刑を言い渡された歌手のキム・ホジュンが控訴した。

14日、法曹界によると、キム・ホジュンの弁護人は特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)などの疑いに対する第1審判決が下された13日、ソウル中央地裁刑事26単独の裁判官チェ・ミンヘに控訴状を提出した。被害に遭ったタクシー運転手と合意したにもかかわらず、懲役2年6ヶ月の実刑が言い渡されたことが受け入れられなかったと見られる。

キム・ホジュンは5月9日午後11時40分頃、酒を飲んだ状態でソウル新沙洞(シンサドン)の道路で対向車線を走っていたタクシーに衝突する事故を起こし、そのまま現場を離れた疑いで拘束起訴された。彼は事故発生から17時間後、警察に出頭したが、マネージャーに虚偽の自首をさせた疑いが持たれた。これにより、彼は特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷・逃走致傷、道路交通法上事故後未措置や犯人逃避幇助の疑いなどで逮捕、起訴された。

検察の起訴段階で飲酒運転の容疑は取り下げられた。現行法上、血中アルコール濃度測定で、正確な飲酒数値が特定できなければ、飲酒運転の疑いで処罰することはできない。彼は間隔を置いて数回酒を飲んだため、血中アルコール濃度の測定が不可能だと判断され、飲酒運転の容疑は適用されなかった。

キム・ホジュンは7月19日、2回目の裁判で公訴の事実を全て認め、被害者と合意した状態だと知らせた。また、足首の痛みの悪化を理由に保釈も請求したが、裁判所で棄却された。9月30日に開かれた結審公判で検察は「組織的な司法妨害行為で、国民から怒りを買ったことを考慮してほしい」と彼に懲役3年6ヶ月を求刑した。

13日午前、ソウル中央地裁刑事26単独(裁判官:チェ・ミンへ)は第1審宣告公判で懲役2年6ヶ月を言い渡した。「キム・ホジュンは客観的証拠である防犯カメラに映った姿を見ると、飲酒の影響で足がふらついているにもかかわらず、納得し難い言い訳で犯行を否定するなど、犯行後にも不真面目な姿を見せた」と彼を叱った。

これと同時に14日、国会は本会議で飲酒運転をした後、追加で酒を飲んで警察の飲酒測定を妨害することを処罰できるようにする道路交通法改正案を議決した。289人のうち賛成286人、棄権3人の議決で可決した。このため、追加で酒を飲む方法で飲酒測定を妨害する行為は法律で禁止される。

キム・ホジュンは第1審宣告当時、裁判官の口から懲役2年6ヶ月が言い渡されると、大きくため息をついたという。「キム・ホジュン防止法」が改正された状況で、控訴の意志を表した彼が、どのような判決を受けるのか、注目されている。

記者 : パク・ソヨン