“飲酒運転で死亡事故”韓国の有名DJ、善処を訴えるも懲役10年を宣告

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写真=OSEN DB
飲酒運転で50代の配達員A氏を轢いて死亡させた疑いで起訴された韓国人の有名DJアン某氏が、懲役10年を宣告された。

昨日(9日)、ソウル中央地裁刑事25単独(キム・ジヨン裁判官)は、特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(危険運転致死)などの疑いで起訴されたアン氏に懲役10年を宣告した。

これに先立ってアン氏は2月3日午前4時30分頃、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)で飲酒状態で運転をしていたところ、バイクに後ろから衝突し、配達員の男性を死亡させた疑いで逮捕された。当時、アン氏の血中アルコール濃度は0.221%で、免許取り消しレベルだったことが分かった。

特に、アン氏は緊急な状況にあった被害者の救護措置をせず、愛犬を抱きかかえたままじっとしていたと報じられ、批判を受けた。

その後、アン氏は飲酒運転、及びひき逃げの疑いで裁判にかけられ、検察は彼女に懲役15年を求刑し、「泥酔状態で交通事故を起こし、死亡事故まで起こした。生命を奪う結果が発生したにもかかわらず、被害者に責任転換するなど、罪質が非常に重い」とし、懲役15年を宣告。また、所持している乗用車と車の鍵を没収するよう要請した。

これに対し、アン氏は最終陳述で「当時は公演の日程がない時期で生活に支障があり、生計維持のために出席した席でお酒を断ることができず、絶対にやってはいけないことをした。1回のミスで被害者に洗い流せない痛みを与えたことを深く反省している」と、謝罪の意を伝えた。

さらに「被告人は芸能分野に天才的な才能を持ち、中国、タイ、台湾などで海外公演を行い、国威宣揚をし、ソウル鍾路(チョンノ)警察署の広報大使でもあった。毎日犯行を深く反省し、75回にわたって反省文を提出した」と善処を訴えた。

記者 : ユ・スヨン