映画「別れる決心」タン・ウェイ、最初から上級の韓国語を勉強?役作りへの努力明かす“今度は初級から学びたい”

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写真=Newsen DB
パク・チャヌク監督が見せる“大人の愛”、映画「別れる決心」がメディア試写会を通じて、韓国で初めてベールを脱いだ。

昨日(21日)、映画「別れる決心」のメディア試写会が、ソウル龍山(ヨンサン)区CGVアイパークモールで開かれ、パク・チャヌク監督、タン・ウェイ、パク・ヘイルが出席した。

韓国で29日に公開される「別れる決心」は、山で起きた変死事件を捜査することになった刑事へジュン(パク・ヘイル)が、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)に出会って、疑心と関心を同時に感じることから始まるストーリーを描く。「第75回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に選出され、「監督賞」を受賞した作品だ。

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圧倒的なオーラのタン・ウェイが、突然の夫の死にも動揺しない被害者の妻であるソレを熱演し、人々の心をつかむ。どっしりとした貫禄のある演技を見せたパク・ヘイルは、ソレに疑いと関心を同時に抱く担当刑事のヘジュン役を務め、キャラクターの複雑な内面を繊細に描く。

同日の懇談会でパク・チャヌク監督は、「青少年観覧不可ではなく、穏やかな作品として演出した理由」を聞かれると、「観覧等級を決めて映画を企画していない。人生を生きてみた人こそ理解できる愛の話をしてみたいと決めただけだ」と答えた。

続いて、「周りの人に『(今作は)大人の話だ』と言うと、『ということは露出も多くて、強い映画なんだね』という反応があった。その時に気づいた。逆を行かなければならないと。大人の話であるだけに、強烈に吹き荒れるものより、密かに隠された感情に集中する映画を作るために、刺激的な要素を少なくしなければならないと思った結果だ」と伝え、公開を待ちわびる人々の好奇心を刺激した。

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パク・チャヌク監督の映画に、初めて出演したパク・ヘイルは「パク・チャヌク監督とは、2000年代前半から、作品を通じて、またプライベートで短いながらも会ってきた。今回の作品を撮りながら、曖昧な感情、微妙な感情を瞬間的に作っていく時、監督は僕がすることをたくさん支持してくれた。そのエネルギーのおかげで楽しく演技することができた」と伝えた。

タン・ウェイは「私が演技したソレは、生活が苦しく大変な人物だ。そのため、彼女は人生の中で、すべてのことを表現することができない状況に置かれている。真の愛が何か、またそれに巡り会えたとしても、表現する方法を隠さなければならない人だ。私がソレを演技して解釈する時は、感情を奥底に隠しているように表現したいと思った。私は韓国語が全然分からない。そのため、表情で表現しなければならなかったし、むしろそのほうが良かったのではないかと思う」と伝えた。

続けて、彼女は「中国語の台詞を言う時は、監督と話して中国語の語感や語彙を調整した」とし、「韓国語の演技をするために最善を尽くし、学んだ。ただ、生活韓国語は学んでいない。私が『韓国語で演技をした』と言うと、周りからは『もう韓国語が上手になったんだろうね』と言われたけれど、セリフのために初級の韓国語ではなく、上級の韓国語を学んだ。次に韓国語で演技をすることがあれば、初級の韓国語を一生懸命に学べる機会もあればいいなと思った」と明かした。

また、パク・チャヌク監督に対して「監督は私の人生のある部分を満たしてくれたように思う」とし、尊敬と愛情を表した。

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最後に、パク・チャヌク監督は「刑事や容疑者がやり取りする頭脳ゲームの映画は多い。そのようなジャンルの慣習というものがあるし、観客も期待するところがあると思う。しかし、映画を観ていくと『自分が考えていたものと違うように流れているんだ』と気づいた時に感じる楽しさがあると思う」と、自信を示した。

また、「観客がソレに対する申し訳ない気持ちまで持つのではないかと思う。『何を騙しているんだろう』『何を隠しているんだろう』『どのように刑事を弄ぶんだろう』という好奇心を持って観始めて、命をかけた恋をするソレを見て、『自分の行動に責任を取る人なんだ』と思っていただけたら嬉しい」と付け加えた。

映画「別れる決心」は、韓国で29日に公開される。

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記者 : ペ・ヒョジュ、チョン・ユジン