パク・チャヌク監督作「別れる決心」第76回英国アカデミー賞で監督賞と非英語作品賞の2部門にノミネート

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カンヌ国際映画祭をはじめ、45以上の映画祭や映画賞で30部門以上を受賞と賞レースを席巻中の「別れる決心」が、現地時間19日に発表された「第76回英国アカデミー賞(BAFTA)」において、監督賞と非英語作品賞の2部門でノミネートを果たした。

韓国映画として初の非英語作品賞を受賞した前作「お嬢さん」、脚本賞と非英語作品賞のダブル受賞をした「パラサイト 半地下の家族」に引き続き、快挙達成となるか注目だ。来週24日に発表されるアカデミー賞ノミネートにも期待が高まる。

今年5月の「カンヌ国際映画祭」コンペティション部門での監督賞受賞以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表に選出。韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1位を獲得、決めセリフがSNSで流行、BTS(防弾少年団)のメンバーRMも複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSやYouTubeで報告するなど、社会現象ともいえるブームを巻き起こしている。

韓国の“アカデミー賞”とも称される、最も権威ある映画祭、青龍賞で最優秀作品賞・監督賞をはじめ7冠を獲得、大鐘賞でも作品賞、脚本賞、主演男優賞の3冠を獲得! ほかにも韓国映画制作家協会賞では作品賞・脚本賞をはじめ6冠、韓国映画評論家賞では最優秀作品賞・監督賞・作家賞・主演女優賞など6冠獲得などと韓国国内の映画賞を軒並み受賞。

その勢いは韓国国内に留まらず、米「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ローリングストーン」誌、「インディ・ワイヤー」誌などが選ぶ今年の映画ベスト10にも選出されるなど、国内外から熱い注目を集め世界中を魅了している。

監督を務めるのはパク・チャヌク。「オールド・ボーイ」で「第57回カンヌ国際映画祭」グランプリを受賞。その後「渇き」「イノセント・ガーデン」「お嬢さん」など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた巨匠の6年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。

主演は「殺人の追憶」「グエムル-漢江の怪物-」とポン・ジュノ監督作品への出演で一躍注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイルと、アン・リー監督「ラスト、コーション」でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、「ブラックハット」(マイケル・マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。

物語は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することから始まる。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める……。

パク・チャヌクの盟友でありNetflix「シスターズ」も話題のチョン・ソギョンと共に手掛ける、二転三転する先の読めないストーリー、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きに、ハマる批評家や観客が続出! 映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュを記録し、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛評が上がっている。

■作品情報
「別れる決心」
2023年2月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
監督:パク・チャヌク 脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク

提供:ハピネットファントム・スタジオ、WOWOW 配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:헤어질 결심 / 2022年 / 韓国映画 / シネマスコープ / 上映時間:138分 / 映画の区分:G
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<あらすじ>
男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)は捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった……。

■関連リンク
「別れる決心」公式ホームページ:https://happinet-phantom.com/wakare-movie/

記者 : Kstyle編集部