パク・チャヌク監督作「別れる決心」米アカデミー賞の国際長編映画賞ショートリストに選定…受賞に注目

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写真=CJ ENM
パク・チャヌク監督の映画「別れる決心」が、「第95回アカデミー賞」で国際長編映画賞の予備候補(ショートリスト)に選ばれた。「パラサイト 半地下の家族」の後を継いで国際映画賞を受賞することができるのか、注目が集まっている。

アカデミー賞を主観する米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は21日(現地時間)、映画「別れる決心」を含む15作品の国際映画賞のショートリストを発表した。

「別れる決心」をはじめ、「Argentina, 1985」(アルゼンチン)、「コサージュ(Corsage)」(オーストリア)、「Close」(ベルギー)、「ソウルに帰る Return to Seou」(カンボジア)、「ホーリー・スパイダー(HOLY SPIDER)」(デンマーク)、「Saint Omer」(フランス)、「西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front)」(ドイツ)、「エンドロールのつづき(Last Film Show)」(インド)、「クワイエット・ガール(The Quiet Girl)」(アイルランド)、「バルド、偽りの記録と一握りの真実(Bardo: False Chronicle of a Handful of Truths)」(メキシコ)、「The Blue Caftan」(モロッコ)、「Joyland」(パキスタン)、「EO」(ポーランド)、「Cairo Conspiracy」(スウェーデン)が予備候補に選ばれた。

最終的にノミネートされる5作品は来年1月24日に発表される。

これに先立ち、「別れる決心」はゴールデン・グローブ賞作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)と「クリティクス・チョイス・アワード」最優秀外国語映画部門の候補にノミネートされるなど、本格的な授賞式レースを繰り広げている。

「別れる決心」は、山で起きた変死事件を捜査することになった刑事のヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)に出会い、疑いと関心を同時に感じることから始まる物語を描く。

同作は、「第75回カンヌ国際映画祭」で監督賞を受賞したことに続き、「トロント国際映画祭」「第60回ニューヨーク映画祭」をはじめとする有数の海外映画祭に公式招待され、作品性が認められた。

アカデミー賞は同日、国際映画とともに長編ドキュメンタリー、短編ドキュメンタリー、扮装、主題歌、音楽、短編アニメーション、短編映画、音響、視覚効果など計10部門の予備候補を発表した。

話題を集めているジェームズ・キャメロン監督の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は、特殊効果など4つの部門の候補にノミネートされた。

「第95回アカデミー賞」は来年3月12日、カリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドのドルビー・シアターで開催される。

記者 : クァク・ミョンドン