「ファッションキング」制作発表会、少女時代のユリ「アメ？関係ありません！(笑)」

SBSドラマ「ファッションキング」に出演する2人の女優、シン・セギョンとクォン・ユリこと少女時代のユリがそれぞれドラマのキャラクターに合った衣装を着て14日、ロッテモールの金浦空港店で開かれた制作発表会に参加した。

シン・セギョンはブラウスとスカートが一部分離されたユニークなデザインのワンピースを着て登場した。背中のあいたスタイルだったため、後ろ姿を見せてほしいという要請を受けた。背中とお腹が見える破格的なデザインで、腹筋が割れているという賛辞を受けたシン・セギョンは慌てて「運動嫌いで筋肉がない」と笑った。

ユリは藍色系の袖なしワンピースを選択した。女性らしいラインだが、多少幅の狭いAラインスカートなので、少女時代として舞台に立った時の溌刺とした印象とは違い、落ち着いていて大人しい感じだった。

シン・セギョンが演じるイ・ガヨンは、天才的なデザイン感覚しか持っていない人物で、ユリが演じるチェ・アンナは努力と情熱で首席デザイナーになった人物だ。2人とも情熱は持っているが、イ・ガヨンは貧しい中でも希望を見付けようとする怯まない性格の持ち主で、チェ・アンナは多少冷たく感じられる完璧主義者だ。

“女優”としてのユリと妙な魅力のシン・セギョン

「ファッションキング」はユリにとって女優として初めての挑戦であるだけに、彼女はクォン・ユリという本名で紹介された。ユリは、「もともと明るい性格だが、『ファッションキング』のチェ・アンナ役は『私とあまりにも違うのではないか』と心配もした」と打ち明けた。また、彼女は「仕事をする時だけは徹底した完璧主義者で冷たく見えるが、実は痛みを持っている人物」とアンナについて説明した。

初めての演技であるだけに、ユリには女優として悩みに悩んだ痕跡が見えた。彼女は「アンナは、働く時は集中し欲があるが、それが実際の私と似ている」と分析した。また、冷たい面を持ったアンナ役のために「撮影場所に行っても口数を減らし、大人しくするために努力した」と付け加えた。

先月のバレンタインデーにニューヨークでの撮影に参加したユリは、「ファッションキング」のスタッフに買ってきたチョコレートをプレゼントした。ちょうど今日は男性が女性にアメをプレゼントするホワイトデー。「その時のお返しはあったのか」という質問にユリは「お返しを期待してあげたわけではない」と笑った。女優としてキャラクターを説明する時は多少緊張しているように見えた彼女も、「それではアメはもらえなかったのか」と尋ねるとすぐに「関係ない！」と大声を張り上げて皆を笑わせた。

落ち着いた感じのユリとは違って、シン・セギョンは記者との質疑応答の最中好奇心を持ってあちこちを見回した。大人しいが、独特な魅力があるシン・セギョンの姿が垣間見えた。

「根の深い木～世宗(セジョン)大王の誓い～」に続き、早い段階で次の作品を選んだシン・セギョンは「前の作品ではラブストーリーが足りなかった。今回の作品ではラブストーリーを期待した」と「ファッションキング」を選択した理由を明らかにした。

ドラマの中で両親を失って他人の家に居候しながらもファッションデザイナーになるという夢を持ち続けるガヨンは、希望と悲劇が共存するようなシン・セギョンにとてもよく似合う。シン・セギョンの相手役を演じるユ・アインは彼女に対し、「妙に不思議な魅力を持った人。自身がそれをよく理解しており、上手にアピールする」と話した。

4人の若い男女がファッションについて激しく悩み、恋をしながら成長していくドラマ「ファッションキング」は、3月19日に放送がスタートした。