「太陽を抱く月」視聴率50%を突破できるか
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写真=ドラマ「太陽を抱く月」のポスター
果たしてMBCの水木ドラマ「太陽を抱く月」は、視聴率50%を突破することができるか。全20話の「太陽を抱く月」は現在、放送終了まで残り2話。当初、8日に放送終了する予定だったが、キム・ドフン監督がMBCの一斉ストライキに参加、やむを得ず最終回が一週間延期されることになった。
しかし、ドラマの放送終了の延期は、むしろ追い風となった。
SBSは8日に放送終了した水木ドラマ「お願い、キャプテン」の後続ドラマとして、14日から新水木ドラマ「屋根部屋のプリンス」の初回放送が予定されていたが、「太陽の抱いた月」の最終回が延期され、計画が台無しとなった。SBSは「屋根部屋のプリンス」が「太陽を抱く月」の最終回に押され、序盤に注目されないことを懸念、「サラリーマン楚漢志」のスペシャル番組を緊急編成した。
KBSも例外ではない。KBS 2TV水木ドラマ「乱暴なロマンス」は、すでに先月23日に放送終了したが、KBSは後続ドラマである「赤道の男」の代わりに、2週間にわたり、全4話のドラマスペシャル「普通の恋愛」を編成、「太陽を抱く月」が終わることを待っていた。しかし、「太陽を抱く月」の最終回が延期され、KBSは仕方なく、7日と8日にドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」のスペシャル番組とドラマスペシャル「和平姫ダイエット史」の再放送を編成し、さらに一週間を待つことにした。
結局、視聴者にとってはKBSとSBSの場合、すでに放送終了したドラマの二番煎じであり、新しい話は「太陽を抱く月」だけである。このため、実質的なライバル作がない「太陽を抱く月」が期待以上の視聴率を収めることができるんじゃないかという観測が出ている。
「太陽を抱く月」の1日の放送は、視聴率41.2%(AGBニルソンメディアリサーチ全国基準、以下同じ)を記録した。7日と8日のスペシャル放送では視聴率が急落したが、2週間も結末を待ち望んでいた視聴者の関心が14日放送に集まることは十分予測できる。
最近放送されたドラマのうち、最も大ヒット作であるKBS 2TV「製パン王キム・タック」も最終回の視聴率が49.3%を記録、結局50%を超えることができなかった。果たして“国民ドラマ"として名前を挙げている「太陽を抱く月」が、後2話を残して50%を突破できるか、見守る価値はある。
記者 : イ・スンロク、翻訳:キム・ミソン