Netflix「白と黒のスプーン」出演で話題のシェフ、私生活をめぐる議論に続き…業務上横領で告発

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写真=Netflix
Netflixサバイバル番組「白と黒のスプーン ~料理階級戦争~」に“トリプルスター”という名前で出演して注目されたカン・スンウォンシェフが、私生活をめぐる議論に続き、業務上横領の疑いで告発された。

10月31日、あるオンラインコミュニティには「トリプルスターの業務上横領の疑い、警察に捜査を依頼した」という書き込みが投稿された。この投稿の作成者は「最近、トリプルスターの元妻の暴露があった」とし、「トリプルスターがレストランの公金の一部を、自分の両親に送った状況が遅れて明らかになり、離婚まですることになったと元妻は主張している」と、告発状を提出した理由を説明した。

続けて「国民申聞鼓を通じて、トリプルスターの刑法第356条(業務上の横領)違反の疑いに対し、ソウル江南(カンナム)警察署(トリプルスターのレストランの管轄警察署)に捜査を依頼したという事実を知らせた」と伝え、請願の申請が完了したホームページのキャプチャーイメージも一緒に添付した。

投稿者は「刑法には第328条(親族間の犯行と告訴)、第361条(親族間の犯行、動力)などによる『親族相盗例』の規定があって、被害当事者の告訴があってこそ起訴できるが、2003年12月の最高裁判所の判例によると、事実婚関係である者は民法所定の親族とは言えない」とし、告発が成立すると主張した。

また「刑法第356条(業務上の横領と背任)によると、業務上の任務に反して第355条の罪を犯した者は、10年以下の懲役または3000万ウォン(約330万円)以下の罰金に処する」とし、「刑事訴訟法第249条(公訴時効の期間)第1項第4号によると、長期10年未満の懲役または禁固に値する犯罪は公訴時効が7年だから、トリプルスターの事件の公訴時効は、まだ経過していない」と付け加えた。

先立って、トリプルスターには私生活をめぐる疑惑が浮上。トリプルスターと2014年にアメリカで会ったA氏は、2022年5月に結婚し、女性問題を皮切りに様々な対立により3ヶ月で離婚した。婚姻届を提出しなかったため、事実婚の関係だったといい、私生活をめぐる疑惑を提起した。そして、交際から結婚、また別れる直前まで経済的支援をしてきたと主張した。

A氏は、トリプルスターがソウル江南区清潭洞(チョンダムドン)で運営しているレストラン「Trid」に、1億5,000万ウォン(約1,657万円)を投資した投資家として知られている。また、トリプルスターのアメリカ留学時、ミシュランレストランに就職させるために、知人に高級ブランドのバッグを賄賂としてプレゼントしたという。

さらにA氏は交際中、対立するたびにトリプルスターが反省文とともに手紙を書いたと明かした。反省文には「露出が多い服を着た女性客が(テーブルに)1人で座っているのを、消灯した倉庫で防犯カメラ映像で密かに観た」「僕はゴミだ。女が好きで、汚い貪欲を抱き、自分に大きな愛を与えてくれた人に、してはいけないことをした」などの文章が書かれていた。特に「自分の欲望のために、他の男と寝るよう要求した」と書かれており、衝撃を与えた。

その後、レストランの公金流用疑惑まで提起された。「Trid」は、A氏とトリプルスターの両親がそれぞれ1億5,000万ウォンずつ投資したが、赤字が出ると、トリプルスターがこのお金の一部を密かに持っていったとA氏は主張した。

一方、トリプルスターは、A氏の反省文を公開したマスコミに「ロビー活動で採用されるレストランではない」とし、「メールを送って『Atelier Crenn(アトリエ・クレン)』ではエクスターンシップとして働き、『Benu(ベヌ)』では3ヶ月間、無給インターンで働いてから、正社員として採用された」と釈明した。反省文の内容については「覚えていない」と答えた。また、法律代理人を選任して、A氏の主張に対応する計画だ。

記者 : イ・ジョンミン