POW、アヴリル・ラヴィーンのヒット曲をリメイク!「許可していただき嬉しかった…手紙に返信も」

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写真=GRIDエンターテインメント
POWが、新曲でハイティーンロマンスを披露した。

最近、マイデイリーはソウル中(チュン)区にある社屋でPOWに会い、今月リリースされた2nd EPアルバム「Boyfriend」について話を聞いた。

アルバムと同名のタイトル曲は、2000年代に一世を風靡したロックスターのアヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)のヒット曲「Girlfriend」をリメイクした楽曲で、POWだけのシグネチャーである“清涼”に、パワフルでファンキーな魅力を加えた。タイトル曲の他にも、「I」「Bae」「Sunset」など、計4曲が収録された。

この日、やや緊張した姿で現れたメンバーたちは、一様にカムバックに対する期待とときめきを表した。ドンヨンは、「久しぶりなので、僕たちにとってとても嬉しく、待ち望んでいたカムバックです。一生懸命に準備したので、素敵な姿をお見せしたいです」とし、ジョンビンは「約半年ぶりのカムバックなので、準備しながら様々なことを考えました。すっと待ってきたカムバックであるだけに、さらに頑張って素敵な姿をお見せしたいです」と意気込んだ。

またYorchは「ファンの方々とまたステージの上でお会いできて、本当に嬉しいです。長い間、この日を待っていました。早く新しい音楽を披露したいです」と語った。

アヴリル・ラヴィーンの「Girlfriend」をリメイクするため、彼らは様々な変化を準備したという。

ドンヨンは「ダンスパフォーマンスを一緒に楽しめるステージと共に、これまでPOWの音楽では披露していなかったラップパートも入れました。また、僕とヒョンビンはピアスをして、Yorchは眉毛スクラッチを試みるなど、ビジュアル的な変化も見れると思います。今まで一度もお見せしたことのないスモーキーメイクにも挑戦する予定です」と明かした。

Yorchは「ドンヨンの言葉のように、今回はラップをします。普段からラップは好きですが、今回のアルバムではもっと男らしい姿をお見せしたくて、努力をたくさんしました。様々なミュージックビデオを見たり、他の歌も探しながらトーンを研究しました」と話した。

さらにヒョンビンは「男らしい印象を与えるために、運動を始めました。体がもっとしっかりすれば、男らしいイメージをお見せできるのではないかと思い、ジムにも登録しました」と明かした。

POWの今回のアルバムには、発売前から大きな関心が集まり、世界中のリスナーたちから好評を得ている。9月に先行公開した自作曲「Sunset」が、MelOn、genieなど、韓国の音楽配信チャートで上位を記録。特に、タイ及びイタリアのiTunesトップソングチャートでは1位を獲得し、グローバルな存在感を示した。

Yorchは、「作曲と作詞を初めてやりました。最初は全く異なる内容だったのですが、空白期が長引き、ファンへの恋しさと寂しさが大きくなったんです。それでメンバーたちと話をしながら、ファンソングを書くことにしました。そのようにして一緒に作詞をしました」と話した。

またジョンビンは、「実は僕たちはアルバムを準備する度に、『今回のアルバムが最後になるかもしれない』と思っています。今回の活動も、準備しながら多くの試行錯誤がありましたが、メンバーだけでなく会社のスタッフも、みんな昼夜を問わず頑張って準備したアルバムなので、『今回の活動が最後だ』という思いで臨むつもりです。僕たちのために努力してくださった方々と、いつも傍で応援してくださるファンの皆さんに、結果を出して恩返しをしたいです」と伝えた。

さらにヒョンビンは、「最近、スポイラー(ネタバレ)ステージを通じてファンの方々と会ったのですが、『Sunset』を歌う時、前にいらっしゃるファンの方々が涙を流していました。その姿を見て、『僕たちがPOWER(POWのファン)に会いたがっていたのと同じように、ファンの方々も同じ気持ちだったんだ』ということが分かりました。今でも記憶に残っている瞬間です」と回想した。

このように強い覚悟と情熱、切実な思いを持っているメンバーたちだが、空白期が長引き、不安も感じたはずだ。当時を思い出したヒョンビンは、「6月に足首を負傷してしまったんです。その時、実はカムバックを目前に控え、ファンの方々に会う前でした。スケジュールなどの日程も決まっていて、楽しみにしていたのに、怪我をしてしまい、たくさん自分を責めました。残念でしたし絶望的な状況だったので、たくさん悩みました。でもメンバーたちが『あなたのせいではない、厄払いしたと思って、また準備をすれば良い成果を出すことができるはず』とたくさん慰めてくれました。おかげで早く気を取り直してリハビリに臨み、今は完治した状態です」と語った。

ドンヨンは、「空白期が長引き、色々なことを考えました。どうすれば自分の真心を伝えることができるのか悩みました。いつも新しい言葉、新しい行動を見せながら愛を表現する方法もあるでしょうが、僕が思うに、真心を伝えるには、一途な姿で一途な気持ちを伝えるのがよいのではないかと思いました。今回のカムバックを通じて、(ファンの皆さんに)真心を伝えたいですし、待っていてくださった方々に恩返ししたいです」と意欲を見せた。

ヒョンビンも、「今回のカムバックを通じて、ファンの方々に伝えたい言葉がきちんと伝わり、これからも僕たちの歌にたくさん共感していただきたいです。僕たちにとってPOWERが力になるように、僕たちもPOWERの力になりたいです。これからは待つことができるアーティストになりたいです」と目標を語った。

新曲は、アヴリル・ラヴィーンのヒット曲のリメイクであり、話題を集めた。これについてドンヨンは「アヴリル・ラヴィーンさんがリメイクを許可してくださったと聞いた時、とても嬉しかったです。僕たちの気持ちを伝えたくて、手書きの手紙で感謝のメッセージを伝えたところ、手紙を読んでくださいました。僕たちに『ミュージックビデオも見た。応援している』と返事をしてくださいました。『Girlfriend』の初めてのリメイクなので、とてもわくわくしたのですが、さらに嬉しい気持ちで準備することができました!」と喜びを表した。

いつの間にかデビュー1周年を迎えたPOW。メンバーたちと一緒にこの1年を振り返った彼らは感激、恋しさ、ときめきなど、様々な感情を打ち明けた。

ジョンビンは「22年間生きてきて、デビューして活動したこの1年の間、最も成長できたと思います。その中でも一番多く感じたのは、愛する人の大切さです。空白期が長引き、ファンが僕たちから離れたり、新しくファンになってくださる姿を見て、残念だったり、胸が熱くなったりもしましたが、その過程で『僕は本当にファンを愛しているんだな』と気づきました。カムバックが延期となり、ファンの方々が苦しむ姿を見て残念に思ったこともありましたが、そうするうちに、今は自分の傍にいる人をもっと守ってあげたいと思うようになりました。頑張って良い結果を出して、必ず幸せにしてあげたいです」と明かした。

それと共に、メンバーたちはさらに新しい夢ができたと話した。ジョンビンは「アンダードッグになりたいという気持ちが大きいです。2023年と2024年に多くのグループがデビューしましたが、僕たちが最初から多くの方々に注目されたり、輝いたとは思っていません。でも、傍でPOWの未来を楽しみにしながら見守ってくださる方々がいらっしゃるので、必ず恩返ししたいです」と告白。

ヒョンビンは「どんなレースでも、ドラマはアンダードッグによって書かれると思います。予想通り進行していくシナリオより、意外性から来る魅力をお見せします。応援してくださる方々を失望させないため、最善を尽くしています。最善を尽くしているだけに、いつか最高のアーティストになりたいです」と語った。

さらにドンヨンは、「『やっぱりPOWの歌は全て信じて聴く価値がある』という言葉を聞きたいです。“信じて聴けるアイドル”というイメージがついたら嬉しいです」と希望を話した。

記者 : イ・イェジュ