「カーテンコール」コ・ドゥシム&カン・ハヌル、互いに隠していた真心を明かす【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「カーテンコール」放送画面キャプチャー
「カーテンコール」のコ・ドゥシムとカン・ハヌルが、芝居の中で隠していた真心を明かし、お互いに許しを求めた。

韓国で26日に放送されたKBS 2TV「カーテンコール」第15話で、余命宣言されたチャ・グムスン(コ・ドゥシム)が、昏睡状態から劇的に目覚め、偽の孫ユ・ジェホン(カン・ハヌル)と再会する様子が描かれた。偽の孫だという仮面をかぶったまま向き合う勇気が出なかったジェホンは、結局涙の謝罪と共に正体を打ち明けた。しかし、驚くことにグムスンは倒れる前からすでにジェホンの実体を知っており、彼女自身も知らないふりをしていたと打ち明けて衝撃を与えた。第15話の視聴率は、5.3%(ニールセン・コリア、全国世帯基準)で視聴者に温かい感動を与えた。

同日の放送は、危篤だったグムスンが劇的に目を覚まし、事はターニングポイントを迎えた。グムスンは生死の境にも北朝鮮の孫リ・ムンソンを探した。グムスンの韓国の孫たちは、偽物と本物の中で誰を呼ぶか悩み、偽の孫ジェホンを呼ぶことにした。これにパク・セヨン(ハ・ジウォン)はジェホンに「今日、最後にリ・ムンソンを演じてほしい」と頼み、家門を離れて平凡な演劇俳優に戻っていたジェホンは、再び偽の孫リ・ムンソンとしてグムスンの前に現れた。

しかし、死に際の切羽詰まった瞬間に出くわしたおばあさんの真実に目を背けることはできなかった。ジェホンは「リ・ムンソンではなくて申し訳ありません」と涙で許しを求めた。しかし、裏切りと怒りで衝撃を受けると思っていたグムスンの口からは、思いがけない答えが出た。すでに偽物であることを知っていたが、自分を思う気持ちを感じ、それによって幸せだったからと、知らないふりをしていたということだった。むしろグムスンは「私は生まれて初めて演技をしてみたけれど、どうだった?」とウィットに富んだ言葉でジェホンを慰めた。

嘘のない姿でグムスンの前に立ったジェホンは、おばあさんの人生が映し出された演劇「カーテンコール」の公演にぜひ来てほしいと頼んだ。演劇が終わったら、直接にステージに立って感謝の挨拶をしてほしいと言って、回復を祈ったのだ。しかし約束をしようとした瞬間にグムスンの健康が悪化し、再び危機の瞬間が訪れた。カン・ハヌルはジェホンの広い感情に完全に入り込み、純度の高い涙の熱演で名場面を繊細に完成させた。

人づてにグムスンの本心を聞いたジェホンは、孫のリ・ムンソン(ノ・サンヒョン)に会っておばあさんと一緒に過ごした時間について話すことにした。ムンソンが持っていたおばあさんに対する誤解と不信を晴らしたかったのだ。おばあさんの手作りのクッパから、おばあさんと歩いた沿岸埠頭の浜辺と竹林まで回りながら、北朝鮮に置いてきた家族を生涯待ってきたことを伝えた。すべてを塞いでしまった要塞のようだったムンソンの心にも、少しずつヒビが入り、竹林に立って心を落ち着かせることにした。

くもの巣のように絡み合っていた恋愛も、徐々に自分の場所を取り戻していった。セヨンのもとを訪れたジェホンは、自分が本当に誰なのか教えてあげると言って、演劇を見に来てほしいと頼んだ。2人が会うのが目障りだったペ・ドンジェ(クォン・サンウ)は、ジェホンを怒らせた。ジェホンは、セヨンから結婚の許可を得た後もすっきりしない気分なのは、相手の心を持てなかったためだと責め、ドンジェの虚を突いた。法律大学院の卒業後に止まっていた人生の時計を巻き戻すことにしたソ・ユニ(チョン・ジソ)は、ジェホンに再び心を告白しようとしたが躊躇し、予定どおりアメリカ行きを準備した。

このように「カーテンコール」は、予測不可能な展開で劇的な緊張感を与え、最後まで関心を集めた。グムスンの人生に深く入り込んだコ・ドゥシムの素晴らしい演技と、ジェホンの感情を自由自在に行き来するカン・ハヌルの完璧なケミストリー(相手との相性)は視聴者に感動を与えた。さらに、登場する度に強烈な印象とカリスマ性でドラマの緊張感を高めたノ・サンヒョンと、純粋な情熱と共に温かい一面まで表す貫禄の演技を披露したハ・ジウォンまで、実力派俳優たちの熱演が合わさって、豊かな作品に仕上がった。

最後まで感動と楽しさを与え、待望の最終話を控えている「カーテンコール」は、韓国で本日(27日)夜9時50分に最終話の16話が放送される。

記者 : チャン・ウヨン