※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
Kakao TVオリジナル「田舎街ダイアリーズ」が、本格的なクリーン・ヒーリングドラマを披露した。

9月5日に初公開されたKakao TVオリジナル「田舎街ダイアリーズ」（演出：クォン・ソクジャン、脚本：ペク・ウンギョン）第1話は、ソウルっ子の獣医ハン・ジユル（チュ・ヨンウ）が、偶然のきっかけでヒドン里に来て、犬は基本、七面鳥から角のあるヤギまで診療する、田舎街だからこそ可能だったドタバタな1日が描かれた。その過程で笑いや面白さはもちろん、田舎街特有の和やかな雰囲気までたっぷり込めて、Kakaoエンターテインメントのもう1つのウェルメイド・ミッドフォームドラマを披露した。

また、流麗な映像で収めた緑生い茂る美しい光景は、見ているだけでも癒やしとなり、田園生活のロマンを実現させた。明るいBGMと共に子犬、アヒル、ひよこ、猫などの動物たちが続けて登場する可愛いオープニングもドラマの色を表して、視聴者を魅了した。

何よりヒドン里で活躍している町の人気者で最強のお世話好きアン・ジャヨン役を務めたRed Velvetのジョイのイメージチェンジは大成功だった。ジョイは街の人々を助けることに率先して、どこかで誰かに何かあったら真っ先に一肌脱ぐアン・ジャヨンを演技するために、サバサバした性格と“温かい春の日差し”のような笑顔を装着した。そこに素朴ながら自然な演技は、アン・ジャヨンそのものだった。制作発表会で、ジョイが自身のキャラクターについて「ラブリーそのもの」と表現しただけに、彼女の愛らしい魅力が際立つ。

一方で、チュ・ヨンウとペク・ソンチョルは、白い雪の華よりも輝かしいビジュアルが壊れることも辞さず、「田舎街ダイアリーズ」を盛り上げるムードメーカ役を果たした。まず、チュ・ヨンウはジョイとの抜群のケミ（ケミストリー、相手との相性）を見せるのはもちろん、婦女会3人組や七面鳥とヤギなどの動物たちとも完璧な演技を披露して、“ケミの妖精”になった。ヒドン里暮らし1日で疲れ切ってしまったハン・ジユルが経験するこれからの田舎生活が期待される理由だ。

ヒドン里の桃青年イ・サンヒョン役のペク・ソンチョルは、短い登場だけで強烈な印象を与えた。パトカーの後ろに乗っているハン・ジユルが気になったアン・ジャヨンが、運転の途中にしばらく物思いに耽って、前にいたイ・サンヒョンを見つけられず、急いで避けようとして彼が畝間に落ちてしまったのだ。頭から足先まで泥だらけになっても、輝かしいビジュアルは隠すことができなかった。さらに、さりげなく繊細にアン・ジャヨンを心配する彼の一言は、女心を掴んだ。その他にもチョン・ソクヨン、ペク・ジウォン、キム・ヨンソン、パク・ジアらベテラン俳優たちの演技は、「田舎街ダイアリーズ」の楽しさを倍増させた。

同日のドラマでは、50年間苦労ばかりした妻のクルーズ旅行という願いを叶えてあげたいおじいさんに頼み込まれ、しばらくヒドン里の獣医として働くことになったハン・ジユルのドタバタした1日が描かれた。初めて見た彼におかずをあげに来たとして、家に押し入ってきた婦女会3人組はその頂点を極めた。その中で、ハン・ジユルが行く先々で“ヒドン里の民間苦情センター”アン・ジャヨンとぶつかって、恋愛模様を予告した。また、アン・ジャヨンが彼を見ながら何かを知っているような、尋常ではない眼差しを見せて好奇心を刺激した。