Vol.3 ― 【2013歌謡レポート】VIXX&EXO&CRAYON POP、ユニークなキャラクターで勝負!
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写真=TVレポート DB
VIXX、EXO、CRAYON POPは2012年、野心を持ってデビューした当時、大きな注目を得ることはできなかった。しかし2013年、状況は一変した。大規模なファンダム(特定のファンの集まり)を率い、やること全てが話題となった。この3組のグループには、コンセプトを独特なキャラクターに設定して勝負をかけたという共通点がある。そして作戦は大成功を収めた。彼らは揃って“1位の歌手”という肩書きを得て2013年を熱く盛り上げた。2012年5月にデビューしたVIXXは、2013年“コンセプトアイドル”と呼ばれるほど衝撃的なコンセプトをアルバムのタイトルに掲げた。1月にリリースした「傷つく準備ができている」ではヴァンパイアを、5月の「hyde」ではジキルとハイドを、新曲「呪いの人形」では呪いの人形を前面に打ち出した。
VIXXはヴァンパイアを皮切りにユニークなキャラクターで知名度を高めた。ヘアカラー、カラーコンタクト、ネイル、スーツをマッチさせたスタイリングは的中した。11月のショーケースで1万人の観客を動員し、VIXXは12月6日、KBS 2TV「ミュージックバンク」でデビュー以来初となる1位を手にした。
EXOは2012年4月、デビューアルバムのタイトル曲「MAMA」で活躍した。12名(韓国人8名、中国人4名)のメンバーはそれぞれ6人ずつEXO-K、EXO-Mに分かれ、韓国と中国で活動した。1年が経ち、2013年6月にEXOは12名全員で1stアルバムのタイトル曲「Wolf」に合わせ狼のパフォーマンスを披露した。
2ヶ月後にリリースしたリパッケージアルバムのタイトル曲「Growl」でも狼のコンセプトを継続した。そのおかげでEXOは今年1位最多記録(「Wolf」4回、「Growl」14回)を出した。また、「2013 MelOn Music Awards」で大賞にあたる「ベストソング賞」を、「2013 Mnet Asian Music Awards」でも大賞にあたる「今年のアルバム賞」を相次いで受賞した。
2012年7月にデビューしたCRAYON POPは3ヶ月後、新曲を追加でリリースしたが大きな反響は得られなかった。しかし、翌年6月にリリースした「パパパ」はCRAYON POPの差別化されたコンセプトが当たりヒットした。他のガールズグループとは全く異なるビジュアルであった。
ジャージを着用し、ヘルメットを被った5人のメンバーたちは“直列5気筒ダンス”で親近感をアピールした。日本で流行した地球防衛隊のコンセプトだ。そのおかげでCRAYON POPは好奇心の対象から中毒性のあるガールズグループへと浮上した。CRAYON POPは8月30日、KBS 2TV「ミュージックバンク」で自身初の1位のトロフィーを手にした。
記者 : キム・イェナ