チャン・ドンゴンやオム・テウン、話題作の主人公の職業で建築家が多い理由とは

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室長、本部長はもう古い。最近のトレンドは建築家?

話題のドラマや映画の男性主人公の職業が変わってきている。御曹司の本部長や室長にはもう飽きてしまったのだろうか。新たに建築家が浮上している。最近の話題作で建築を職業にする男性が増えている理由は何だろうか。

チャン・ドンゴンも建築家のトレンドに従っている。SBS「紳士の品格」でMBC「イヴのすべて」以来、12年ぶりにお茶の間に復帰するチャン・ドンゴン。彼の劇中の職業は建築家だ。彼が演じるキム・ドジンは人に冷たく当たるのは趣味、炎の毒舌は特技である建築家だ。

今月26日の放送開始を前に公開された写真では、チャン・ドンゴンは建築設計図面を描きながら作業に集中したプロフェッショナルな姿で、視聴者の期待を高めた。

チャン・ドンゴンの所属事務所AMエンターテインメントの関係者は、14日の電話取材で「チャン・ドンゴンさんが特別なトレーニングを受けたわけではないが、台本を誠実に熟読し、リアルな演技のために建築設計道具に頻繁に触れるようにしている」と話した。

続いて「特に、撮影前にキャラクターを研究するために知人からアドバイスをもらい、役割を理解しようとした」とも説明した。

しかし、チャン・ドンゴンが刺のある建築家を演じ女性の心を奪う前に、初恋が忘れられないピュアな建築家が観客の心をとりこにした。正統派恋愛映画の最高ヒット作「建築学概論」(監督:イ・ヨンジュ、制作:ミョンフィルム)のオム・テウンだ。

オム・テウンは映画で建築家のスンミン役を演じ400万観客を泣かせて笑わせた。初恋ソヨン(ハン・ガイン)の依頼で黙々と済州(チェジュ)島の家を建て直す純情派建築家で、女性観客の心を鷲づかみにした。

自身の設計デビュー作となるソヨンの家を、最初は壮大で華やかなデザインにしようとするが、結局はソヨンを温かく包むことができる彼だけの哲学が込められた家を建てる。

子どもの頃にソヨンの身長を記した壁と足跡がそのまま残る水道周りをそのまま残し、再建築ではなく、増築にして、刺激の多い彼女の人生を少しでも慰めることができる家を完成させる。また、過去のソヨン(miss Aスジ)は「建築する人ってカッコいいじゃん。私は建築する人が好き」と本音を語ったこともあった。

延世(ヨンセ)大学建築工学学科出身の「建築学概論」のイ・ヨンジュ監督は「観客が見るとき、建築が十分魅力があり、それだけのファンタジーがある。スジが演じたソヨンの台詞も周りの意見を反映したものだ。しかし、僕自身が建築を専攻したので、この仕事がどれだけ大変な仕事なのかを知らせたかった。華やかに見えるけれど、苦衷の多い職業だ」と説明した。

また「建築家に対するファンタジーを無くしたい気持ちもあった。映画の導入部でスンミンが建築事務所で徹夜するシーンを入れたのもそのためだ。徹夜で作業しながら、熾烈にそしてハングリーな状態で働いている」と話し「スンミンのように35歳で家を建てるのはなかなかできることではない。普通は40代半ばの建築家がデビューするが、テレビに出るような若い建築家は現実では存在しない、ファンタジーだ」と企画意図を説明した。

このように俳優たちの職業として建築家が増えているのはクリエイティブな職業の特性上、「働く男」に対するファンタジーを刺激し、華やかなビジュアルで観客の視線を集めることができるためだ。ドラマと映画の中で建築家の人気がいつまで続くか、気になる。

記者 : チョ・ジヨン