キム・ヨンデ、日本でお気に入りの場所は?「行った時の印象がとてもよくて、最近もまた行きました」
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ドラマ「偶然見つけたハル」「ペントハウス」「流れ星」「禁婚令:朝鮮婚姻禁止令(原題)」などの話題作に出演して注目を集める若手俳優キム・ヨンデがファンミーティングのために来日。Kstyleではファンミーティングの翌日にインタビューを敢行し、イベントの感想、日本に関すること、出演作の振り返り、気になるプライベートまでをたっぷりと聞いた。
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キム・ヨンデ:今朝、目が覚めたら昨日のことがまるで夢のように感じました。僕を応援してくださる方々がいるとは知ってはいましたが、今までは果たしてどこにいるのかよくわからなかったんです(笑)。それが実際にお会いすることになって新鮮でしたし、とても不思議で現実味がなかったです。誕生日ということもあって、皆さんにお祝いしていただいたことにも感謝しましたし、本当にとても感動的な時間でした。
――サプライズで2階の客席から登場したのには驚きました。
キム・ヨンデ:監督さんが提案してくださったのですが、とても楽しかったです。僕がどこにいるか皆さんが探していて、後ろから現れたから驚かれたようですね。もし僕も同じ立場だったら驚いたと思います(笑)。
――日本のファンの印象はいかがでしたか?
キム・ヨンデ:とっても! よかったです。温かい声援を送ってくださったから、最後まで楽しむことができました。僕は本当に緊張するタイプなので、あのような場に立つとぎこちなさで固まってしまうのですが、そういうことがまったくなくなるくらい温かい雰囲気で、とてもよかったです。
――幅広い年齢層のファンがいらっしゃいましたね。
キム・ヨンデ:それにも驚きました。本当に様々な年齢層の方がファンミーティングにお越しくださったので驚くと同時に、とても嬉しくてありがたかったです。
――笑顔がとても印象的でした。昨日も「クールに見えるけど、実はそうじゃないことがわかりましたよね」と話していましたが、実際には親しくなるとよく笑い、よく話すほうなのですか?
キム・ヨンデ:はい。本当は口数が多いです。よくふざけるし、静かに黙っていることが嫌なくらいで、どちらかと言うとうるさいほうかもしれません(笑)。
日本でお気に入りの場所は?「行った時の印象がよくて…」
――何度か日本にはいらしているそうですね。日本の印象はいかがですか?キム・ヨンデ:日本は来るたびに気分がよくなります。移動中の車の中から景色を見るだけでも視野が開けているというか……。気候も空気もきれいで身体的にとても幸せになり、自然と気持ちもリラックスします。
――日本にはどれくらい来たことがあるのですか?
キム・ヨンデ:20~30回くらいはあると思います。日本に叔母が住んでいるので、まだ話せない、歩けない赤ちゃんの頃から何度も遊びに行きました。
――お気に入りの場所はありますか?
キム・ヨンデ:最近行ったところだと吉祥寺ですかね。行くのは3回目だったのですが、最初に行った時は、ただ考えもなく電車に乗って「どこに行こうかな~」という感じでたまたま吉祥寺で降りたんですけど、街並みがきれいだし、遊歩道や公園があって雰囲気がいいし、ジブリの美術館(三鷹の森ジブリ美術館)もあるし。僕、ジブリがとても好きなんです。一度行った時の印象がとてもよくて、最近もまた行ったんです。
――日本で関心があることを教えてください。
キム・ヨンデ:アニメも好きですし、映画も好きです。最近、「今夜、世界からこの恋が消えても」を韓国の映画館で封切りされてすぐに見ました。情緒的な映画が好きなんです。ショッピングも韓国ではあまりしませんが、日本ではよくします。服やアクセサリーを買ったり、ちょこちょことしたもの見て回ったり、地下の商店街を見て回るのも楽しいです。
――アニメでお好きなのは、やはりジブリですか?
キム・ヨンデ:そうですね。「ハウルの動く城」とか……。子どもの頃から何度も繰り返し見ています。最近も家事をしながらつけていて、好きなシーンになると手を止めて見たりとか。洗濯や洗い物をしながら(笑)。ジブリ作品は絵がきれいだし、全て面白いし、僕が好きな雰囲気なんです。
――日本で時間がたっぷりあったら、したいことは?
キム・ヨンデ:日本は見るべきもの、食べるべきものが多いので、あちこちを見てまわりたいですね。あ! それと、子どもの頃に行った場所にもう一度行ってみたいです。小さい頃って記憶があまりないじゃないですか。だからもう一度行って、今はどうなっているか確認がしたいです。
――まだ行ってない場所で行きたい場所は?
キム・ヨンデ:実は行ったことがある場所でも、なんとなく行った感じで曖昧にしか記憶が残っていないんです。銀座、六本木、お台場、横浜にも行ったことがありますが、今度はきちんと計画を立ててから見て回りたいです。それでこそ記憶にしっかり残る気がするので。
「流れ星」でスター役に“人間キム・ヨンデがそのまま表れた”
――では、ここからは作品の話になります。「偶然見つけたハル」「ペントハウス」「浮気したら死ぬ」「流れ星」がいずれも人気を集め、作品ごとにキム・ヨンデさんも注目されました。それぞれの作品は、どんな作品として記憶されていますか?キム・ヨンデ:「偶然見つけたハル」は高校生役だったので、本当に芸術学校とか、高校に通っている気分でした。誰もが学生時代って忘れられない思い出を持っていますよね。僕にとってそんな存在の作品です。
――同世代の俳優がたくさん出演したので、本当の学校みたいな雰囲気だったのでしょうか?
キム・ヨンデ:そうですね。みんなで一緒になにかをやっていくという感じがあって、それがよい思い出として残っています。そして「ペントハウス」は、立派な先輩たちがたくさんいらしたので、多くのことを学んで成長した作品ですし、「浮気したら死ぬ」もチョ・ヨジョン先輩と一緒に演技をしてたくさんのことを学びました。「流れ星」は撮影がとても楽しくて、たくさんの方が好きになってくれた作品ということもあり、思い出がとても多い作品です。
――「流れ星」では初主演を飾り、トップスター役を演じました。ファンミーティングで「流れ星」のコン・テソンとキム・ヨンデさんは共通点が多いと話してしましたが、具体的な共通点や共感できる部分を教えてください。
キム・ヨンデ:演技しているという気持ちがないくらい、人間キム・ヨンデがそのまま表れたといいってもいいほど気楽にそのまま演じました。少し難しかったのは、僕がトップスターではないことです(笑)。だから、トップスターの方々のインタビュー映像を見て参考にしました。トップスターが抱える苦悩についても演技しましたが、演技をしながら「こんな苦労もあるんだな」ということがわかりました。僕は「流れ星」が初主演作なので、そこまでの苦労をまだ経験したことがなかったので。
――キム・ヨンデさんが演じることで、コン・テソンがより魅力的なキャラクターになったと思いますが……。
キム・ヨンデ:僕は台本通りに演じるほうなのですが、俳優としては「この人が実際にいるのではないだろうか」と思われるように演じたい気持ちがあるので、生き生きした人物になるように、僕がやりたいことを少し追加して演じてた部分はありました。その点ではキム・ヨンデが作り上げたコン・テソンといえるかもしれません。
――最新作「禁婚令:朝鮮婚姻禁止令(原題)」は、時代劇初挑戦でした。どんな新しい経験がありましたか?
キム・ヨンデ:時代劇は一度やってみたかったのですが、実際にやってみたら体力的・肉体的に、これまでで一番大変でした。頭を結ったり、衣装を何枚も重ね着したり、身支度を整えるのだけで2時間くらいかかるし、季節に合わせて衣装を変えるわけにはいかないので、暑い日はめちゃくちゃ暑いし、寒くても薄着だから本当に寒いんです。とにかく、そのくらい苦労して撮影した作品でしたが、結果的にとてもきれいな作品に仕上がって頑張った甲斐がありました。
――時代劇の衣装がよく似合って麗しいと話題になりました。
キム・ヨンデ:最初は「似合うかな」と心配していましたが、スタッフの方々がきれいに衣装を整えてくださったおかげで、そのような声をいただいてうれしく思います。
デビューから7年「すべての作品が今の僕には必要不可欠」
――2017年のデビューから、7年ほどで数多くの作品に出演してきました。振り返っていかがですか?キム・ヨンデ:もう7年近くも経つのですね。ほとんど休まずに駆け抜けてきた気がします。振り返ってみると、うまくできなくてもずっと挑戦し続けて、少しずつでも成長できて、それで今の僕があるのかなと思います。振り返った瞬間の中で、もし1つでも欠けていたら今の場所にはいないと思います。それくらいやってきた1つひとつすべての作品が今の僕には必要不可欠だった気がします。
――うまくできなかったことを、次につなげて成長してきたということでしょうか?
キム・ヨンデ:そうですね。モニタリングをして、修正すべきことはしてということをたくさんやってきました。俳優の中には演技の学校に通ったり、準備をたくさんしてからなる人もいますが、僕の場合はまったく別のことを専攻していたのに、いきなり演技を始めたので、本当に毎回学びながらやってきた感じです。1つの作品に取り掛かる時に、なにをすべきか、なにを学べばいいかを考えて準備をして、結果がどうなるかはあまり考えずに精一杯やってきました。そうして作品を終えたら、前の作品でうまくいかなかったと感じた部分を修正して、よかった部分はより活かして伸ばすことで成長してきたように感じます。
――これからやりたいジャンルや役柄を教えてください。
キム・ヨンデ:今までやってこなかった平凡な役柄をやりたいです。今まではエリートの役柄が多かったので平凡な会社員とか、今僕は27歳なので、その年頃の普通の青年の姿を演じてみたいです。
――バラエティ番組に出ようとは思いませんか?
キム・ヨンデ:今まではバラエティとは距離があると思っていましたが、ファンの皆さんが喜んでくださるなら一度出てみたいという気持ちはあります。
――昨日の天然ぶりを見ると、バラエティも合いそうです。
キム・ヨンデ:うまくできないだろうと思って考えてもいなかったのですが、昨日ファンミーティングをやってみて、ファンの皆さんが喜ぶことを通じて交流を深めるのもいいのではないかと考えが変わりつつあります(笑)。
好きな音楽から番組、ゲームまで!プライベートに迫る
――では、これからはプライベートに関する質問です。ファンミーティングではTimの「愛してます」と、中島みゆきの「糸」を披露されましたが、普段はどんな曲を聞いていますか?キム・ヨンデ:バラードをよく聞きますが、最近はR&Bを聞くことが多いです。それから「糸」もよく聞いていました。「糸」は原曲もいいですが、いろいろなバージョンのアレンジでカバーされているので、僕はその中でもギターでアレンジされたバージョンのものが気に入って、それを聞きながら歌詞を覚えたんです。
――ファンミーティングでは時差ボケの休日ルーティーンを披露されていましたが、普通の休日はどんなふうに過ごしていますか?
キム・ヨンデ:普段もそんなには変わらないです(笑)。家で過ごすことが多くて、たまに家族とカフェに行ったり遊びに行ったりするくらいです。
――本、ゲーム、テレビを見るといったルーティーンがありましたが、本はどんなものを読んでいますか?
キム・ヨンデ:小説が好きですし、エッセイなんかも読みます。たまに書店に行くとベストセラーが飾ってあるじゃないですか。その中から目についたものを買って読んだりもします。
――ゲームやテレビは、どんなものを?
キム・ヨンデ:ゲームはプレイステーションです。でも実はゲームがとてもヘタなので、友人とするといつも怒られます。なので、1人でやることが多いです(笑)。サッカーゲームとかRPGなどをしています。テレビはバラエティ番組をよく見ますし、映画も見ます。1人でご飯を食べるときに静かすぎるからバラエティをつけています。
――最近、イギリス、クロアチア、フランスを旅行したそうですが、いかがでしたか?
キム・ヨンデ:なんとなくこれが20代最後の旅行になる気がして、時間があるうちに遠くに行きたいと思ってイギリスに行くことにしましたが、1つの国ではもったいない気がして3ヶ国を旅しました。行ってみたら、最初から最後まで簡単なことがなにひとつなかったです(笑)。なにせ言葉が通じないので、食べることも大変で、ホテルを探すのも大変で、「こんな大人になっても苦労するんだ」と初心に返った気持ちでした(笑)。年を重ねるにつれて、いろんな状況に慣れてくるから、動揺することって少なくなるじゃないですか。それがヨーロッパに行ったら文化も違うし、動揺の連続でした(笑)。でも、それが楽しかったです。
――最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
キム・ヨンデ:僕はKstyleと縁が深いようで、これまで動画などを通じて何度かご挨拶をしてきましたが、今回はこのようにインタビューを通じて直接ご挨拶できてうれしいです。僕を応援してくださる皆様のために、これからも最善を尽くしますので、僕への関心を引き続き持っていただけたらうれしいです。ありがとうございました!!
取材:安部裕子
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KIM YOUNG DAE JAPAN OFFICIAL Twitter:https://twitter.com/youngdae_jp
記者 : Kstyle編集部