ADORの元女性社員、ミン・ヒジン前代表を名誉毀損の疑いなどで告訴…損害賠償訴訟も提起

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ADORを退社した女性職員B氏が、ミン・ヒジン前代表を相手取った訴訟を起こす。

B氏は本日(28日)、個人SNSを通じてJTBCによる単独報道の記事リンクを共有し、27日にソウル麻浦(マポ)警察署に、ミン・ヒジンを名誉棄損の疑い、個人情報法違反の疑いなどで告訴したことを明かした。

刑事訴訟だけでなく、民事訴訟も進めるという。B氏はソウル西部地検を通じて、ミン・ヒジンに対する損害賠償訴訟を提起した。

これとは別に、B氏はADORの副代表A氏に関し、ソウル労働庁に陳情書を提出。B氏は最近、ADOR在職時にA氏からセクハラ、職場いじめを受けたと主張している。

先立ってB氏は13日、JTBC「ニュースルーム」との単独インタビューに答えた。彼女は「本当に毎日毎日(A氏の)いじめがあった。私にしたことをこれ以上やらないでほしいという思いで、勇気を出して通報した。当時、全員がすごく支持してくれた」と明かし「HYBEは調査したが、ミン・ヒジン代表が強い影響力をずっと行使した。なので私は、その調査すら公平ではなかったと思い、これについてHYBEにもう一度抗議した」と伝えた。

彼女はミン・ヒジンが(セクハラ、職場いじめの)再発防止のため、A氏に警告するようにというHYBEの勧告を拒否したと主張。B氏によると、ミン・ヒジンはHYBEの人事チームから送られてきたメールに「退職を控えた通報者が報復的な通報をしたと思われる」と返し、副代表A氏を擁護。HYBEの調査担当者と事件関連のメールをやりとりしながら、そのメールを加害者であるADOR役員に共有したと明かされた。

B氏は、ミン・ヒジンの不当な介入を完全に阻止しなかったHYBEにも問題があったという立場を見せた。彼女は「私は結局、その2社の争いで犠牲になったということだ。犠牲になったのに、ちゃんと保護されていない」と伝えた。

これにミン・ヒジンは同日「そもそもこの件はBとは関係なく、私の解任推進のために無理やり欠点を掴む目的で発生したものと推定される」とし「Bが突然登場し、私がA副代表だけを一方的に擁護したとか、嘘をついたという虚偽事実を流布する一方で、代表として中立的で客観的でなかったという歪曲された事実を掲げて公開的に謝罪を要求するなど、奇妙な流れが検知された」と立場を明かした。ミン・ヒジンはこの文章の中で、B氏との会話内容はもちろん、B氏の年俸を当事者の許可なく公開した。

B氏はミン・ヒジンに、真摯な謝罪と事実の訂正を要求したが、帰ってきたのは論点がぼやけたコメントだった。また、副代表A氏が突然B氏に対する謝罪を取り消すというメッセージを送り、積極的な法的対応を決めたという。

昨日(27日)、ミン・ヒジン前代表はADOR代表から解任された。ADORは後任としてキム・ジュヨン社内取締役を新代表取締役に選任。これが報じられると、ミン・ヒジンは「一方的な解任」と主張し「HYBEは株主間契約の解除を主張するが、これは何の根拠もなく、ミン・ヒジン代表が株主間契約の解除を認めた事実もない」と指摘した。

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記者 : ファン・ヘジン