「幻影恋歌」が、不思議な雰囲気の予告ポスターを公開した。

来年1月に韓国で放送がスタートするKBS 2TVの新月火ドラマ「幻影恋歌」（脚本：ユン・ギョンア、演出：イ・ジョンソプ）は、相反する2つの人格を持つ男と、その男を愛した女の初々しい愛と強い執着を行き来するファンタジー恋愛時代劇で、同名の人気ウェブ漫画が原作だ。

先立って、Wanna One出身のパク・ジフン（サジョ・ヒョン、アッキ役）と「PRODUCE48」出身ホン・イェジ（ヨンウォル、ケラ役）のスチールカットが公開され、2人の主人公のケミストリー（相手との相性）が注目を集めている中、28日「幻影恋歌」の第一印象を断片的に見せる予告ポスターが公開された。

公開された予告ポスターには、暗い背景の中に1人で座っているパク・ジフンの姿と共に、「全て僕がもらう。君はもう消えるだろう」というフレーズが記され、視線を引く。まるで廃墟になったような荒涼とした空間にぽつんと置かれた玉座と、薄暗く周囲を照らす松明、そして彼を照らす一筋の明かりは、深淵のような人物の心を代弁しているようで、強烈な雰囲気を醸し出している。

また、1つの体に2つの人格が宿った主人公パク・ジフンが、ミステリアスな空間で勝利したかのように王座に座っている姿も印象的だ。顔に影を落としているこの人物がサジョ・ヒョンなのか、アッキなのかはっきりしないパク・ジフンの姿が好奇心をくすぐり、視聴者の推理力をフル稼働させる。

劇中でパク・ジフンが演じる太子サジョ・ヒョンと彼の2番目の人格アッキは、1つの体に共生しているが、愛する女性ヨンウォルを手に入れるために死闘を繰り広げる恋敵でもある。相反する2つの人格の男が1人の女性と絡み合いながら運命的なラブストーリーを繰り広げるとされ、好奇心を刺激する。

「幻影恋歌」の制作陣は、「1つの体に2つの人格が宿る主人公、そしてその心を視覚的にお見せしたいと思った。まるで戦いに勝利したかのように、王座を勝ち取った人物は誰なのか、サジョ・ヒョンとアッキの対立がどのように進むのか見守ってほしい」とし、前代未聞のファンタジー時代劇の誕生を予感させた。

「幻想恋歌」は脚本家のユン・ギョンアが執筆を、監督のイ・ジョンソプが演出を引き受け、相乗効果を発揮する予定だ。ドラマ「弱いヒーロー Class 1」で演技力を認められたパク・ジフンとライジングスターのホン・イェジ、そしてドラマを引っ張っていく名俳優らが多数出演し、新しいファンタジー時代劇恋愛ドラマへの期待を高める。

KBS 2TVの新月火ドラマ「幻影恋歌」は、「婚礼大捷」の後番組として韓国で来年1月に放送がスタートする。