“日本映画界の巨匠”原田眞人監督、ソン・ガンホ&チョン・ドヨンにラブコール…韓国への愛情をアピール

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写真=ソウル忠武路映画祭事務局
“日本映画界の巨匠”原田眞人監督が、チョン・ドヨンとソン・ガンホにラブコールを送った。

原田眞人監督は最近、韓国・ソウルCGV明洞(ミョンドン)駅シネライブラリーで開かれた映画「BAD LANDS バッド・ランズ」の記者懇談会のために韓国を訪問した。この日の現場には、プロデューサーの原田遊人、ヤン・ユンホ執行委員長、プログラマーのキム・アロンも出席した。

彼は1979年に映画「さらば映画の友よ インディアンサマー」でデビューし、「日本のいちばん長い日」「関ケ原」「ヘルドッグス」などを手掛けた日本映画界を代表する監督だ。

原田監督は「韓国映画のルネサンスを作った忠武路(チュンムロ)で開催される映画祭に招待されて光栄だ」と感想を明かし、プロデューサーの原田遊人も「現役の映画人が映画祭の執行部として働いているという話を聞いて、非常に素晴らしいことだと思った」と感謝を伝えた。

「BAD LANDS バッド・ランズ」の原作は、直木賞作家である黒川博行の「勁草」という小説で、特殊詐欺に加わった姉弟の物語を描き、日本社会の暗闇をリアルに告発した作品だ。

監督は「原作小説で男性だった主人公を女性に変えて、近親相姦など、血縁関係で起こりうることを見せることで、より深い話をしたかった」と伝えた。彼は同作の企画意図について「『BAD LANDS バッド・ランズ』は悪い親から始まると言える。結局、日本全体が“バッド・ランズ”ではないかと思う」と強い批判意識を明らかにした。

それでも映画のメッセージ性を問う記者の質問には、希望を語った。彼は「生き残り、生きていくのが辛い状況だが、それでも生きていかなければならないというメッセージを伝えたかった」とし「“中間層”であるネリ(安藤サクラ)が、“貧困層”の味方になって優しさを示す部分を表現しようと思った」と話した。

また、監督は機会があれば韓国で仕事をしてみたいという願いも明らかにした。彼は一緒に撮影してみたい俳優として、すぐに「チョン・ドヨン」と答え、「ソン・ガンホさんともやってみたい」と話した。これを受け、原田遊人が「この調子だと韓国俳優の3分の1と仕事をしてみたいと話すのではないか」と冗談を言って笑いを誘った。さらに監督は「『フィジカル100』『サイレン ~炎のバトルアイランド~』が好きだ」と告白し、“K-コンテンツ”への愛情をアピールした。

記者 : キム・ヒョンジェ