ユン・ギュンサン、映画「雉岳山」をめぐる議論に言及“原州市と円満に解決してほしい”

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写真=「雉岳山」ポスター
俳優のユン・ギュンサンが主演作「雉岳山(チアクサン)」をめぐる論難に言及した。

8月31日、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)で映画「雉岳山」のマスコミ向け試写会が開かれた。映画上映後の記者懇談会には、キム・ソンウン監督、俳優のユン・ギュンサン、キム・イェウォン、ヨン・ジェウク、ペ・グリンが出席した。

同作は、40年前に謎のバラバラ殺人事件が発生した雉岳山を訪れたマウンテンバイクサークル「サンガジャ」のメンバーたちに起こる怪しい事件を描いたホラー映画で、1980年に雉岳山で18個に切断された死体が発見されたという“雉岳山怪談”を再解釈した。

これに先立ち原州(ウォンジュ)市は、同作品が地域のイメージを毀損するだけでなく、模倣犯に対する懸念を示し、法的対応に乗り出した。上映禁止仮処分申請とともに、上映により発生しうるすべての有形・無形の被害に対して損害賠償請求訴訟を提起する方針だと明かした。

キム・ソンウン監督は「“雉岳山怪談”は、YouTubeやSNSのようなオンライン上で、数百万回も再生された虚構の怪談から始まった。この物語を再構成し、ホラーコンテンツとして観客に披露するために制作した」と演出のきっかけを語った。

また「今作の制作が決まった時、議論になるとは思っていなかった。虚構の怪談を扱った映画を単純なホラーコンテンツとして楽しんでほしいという気持ちだ。円満に解決することを願っている」と強調した。

主演を務めたユン・ギュンサンも「予想していなかったので、制作会社を通じて話を聞いた時はすごく戸惑った。映画を観ればお分かりいただけると思うが、誤解はあり得ると思う。映画を撮った俳優の立場として、制作会社と原州市が円満に合意し、皆が楽しめる映画だということを知ってほしい」と話した。

映画「雉岳山」は9月13日に韓国で公開される。

記者 : ヤン・ユジン