ホラー映画「雉岳山」9月13日より予定通り公開へ…上映禁止仮処分申請が棄却

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写真=映画「雉岳山」ポスター
映画「雉岳山(チアクサン)」を相手にした上映禁止仮処分申請が棄却され、予定通り韓国で13日に公開される。

ソウル中央地裁民事合議第50部(パク・ボムソク部長判事)は本日(12日)、原州(ウォンジュ)市と亀龍寺(クリョンサ)などが制作会社トホエンターテインメントを相手に要求した上映禁止仮処分申請を棄却した。

韓国で13日の公開を予告している映画「雉岳山」は、40年前に謎のバラバラ殺人事件が発生した雉岳山を訪れたマウンテンバイクサークル「サンガジャ」のメンバーたちに起こる怪しい事件を描くリアリティホラー映画だ。

これに先立ち、雉岳山が位置する原州市をはじめとする関連団体は、地域のイメージ低下を懸念し、タイトルと内容の変更を要求し、「上映により発生しうるすべての有形・無形の被害に対して損害賠償請求訴訟を提起する方針だ」と強硬な対応を予告した。

彼らは「雉岳山」に対して「発生したこともないバラバラ殺人の怪談を、広報と金儲けの手段にしている」と主張。

しかしこの日、裁判部は映画「雉岳山」をめぐって、「明らかな虚構の内容を盛り込んでいる」とし、「映画の背景に雉岳山が登場するだけで、雉岳山の名声が毀損され、否定的な印象を持つとは予測できない」と判断した。

先月31日に開かれた試写会で映画を演出したキム・ソンウン監督は、「今作の制作が決まった時、議論になるとは思っていなかった」とし、「虚構の怪談を扱った映画を単純なホラーコンテンツとして楽しんでほしいという気持ちだ。円満に解決することを願っている」とコメントした。

記者 : ペ・ヒョジュ