FIFTY FIFTY、所属事務所との和解を拒否…再び裁判へ

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写真=Newsen DB
FIFTY FIFTYが、所属事務所ATTRAKTとの調停を拒否した。

ATTRAKTは本日(16日)、Newsenに「FIFTY FIFTYとの調停が不発となった。相手側(FIFTY FIFTY)が調停の意思がないと本日裁判所に連絡した」と伝えた。

FIFTY FIFTYのメンバーたちは、デビューから7ヶ月後の6月19日に、専属契約効力停止仮処分を申請した。メンバーたちは所属事務所のATTRAKTが不透明な精算など、専属契約上の義務をまともに履行しなかったと主張し続けている。5日、ソウル瑞草(ソチョ)区のソウル中央地裁で行われた1次公判では、双方の意見が平行線を辿った。

これに先立ち、所属事務所のATTRAKTはヒット曲「Cupid」など、FIFTY FIFTYの音楽プロデュースのアウトソーシングを担当していたTHE GIVERSのアン・ソンイル代表が、FIFTY FIFTYの専属契約違反を誘引したと反論。6月27日に江南(カンナム)警察署にアン・ソンイル他3人を告訴した。

他にもATTRAKTは「THE GIVERSが、業務を引き継ぐ過程で、会社のメールアカウントの削除、これまでのプロジェクト関連資料を削除するなどの業務妨害と電子記録等の損壊、詐欺および業務上背任行為をした」と明らかにした。特に「アン・ソンイルが海外の作曲家から『Cupid』の音源を購入する過程で、ATTRAKTに著作権の購入に関する情報を提供せず、本人及び本人の会社が著作権をひそかに購入する行為をした」と主張し、音楽界に大きな波紋を起こした。

THE GIVERS側は「著作権確保などのすべての業務を適法な手続きにより進行。特に『Cupid』はFIFTY FIFTYのプロジェクト前から当社が保有していた曲であり、以後、FIFTY FIFTYの曲として作業を進めることになった」と主張した。

ソウル中央地裁民事合意50部(部長判事:パク・ボムソク)は9日、FIFTY FIFTYがATTRAKTを相手取って提起した専属契約効力停止仮処分申請事件の調停期日を行った。この日の調停は、メンバーのセナとアランの母親、ATTRAKTの経営陣、両者の代理人が出席し、非公開で行われた。

しかし、約2時間の調停にもかかわらず両者は結論を出すことができず、合意に至ることができないまま終結。裁判所は、両者の合意の可能性を示し、16日まで当事者同士で追加で協議することを勧告した。

調停は当事者同士で合意点を見つけて調停ができる事件だと判断された時、相互理解を通じて訴訟を解決する手続きだ。双方の合意がなされない場合、一般的に公判が再開される。

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記者 : ファン・ヘジン