HYBE、SM株式の大規模取引に疑問を提起…金融監督院に調査を要請「異常な取引が疑われる」

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写真=HYBE
HYBEがSMエンターテインメントの株式の大規模買収と関連して、金融監督院に調査を要請した。

今月16日、HYBEはIBK投資証券株式会社板橋(パンギョ)店を通じて行われたSMの株式の大規模異常な取引が、資本市場法違反の疑いがあると、金融監督院に調査を要請する陳情書を提出した。

HYBEは「IBK板橋店を通じたSMの株式取引が、SMの株価が12万ウォン(約12,000円)を超えて13万ウォン(約13,000円)まで急騰する、決定的な局面で行われたという点を考慮しなければならない。これは相場を操作して、HYBEの公開買収を妨害する目的で行われたものと強く疑われる」と説明した。

SMの株価は、HYBEが公開買収を発表した2月10日から14日まで、12万ウォンを下回る価格で取引されたが、16日にはSMの上場以降、歴代最高価格である133,600ウォン(約13,800円)まで跳ね上がり、131,900ウォン(約13,600円)で取引が終了となった。当日、IBK板橋店ではSMの株式全体の1日の取引量の15.8%に値する683,398株(SMの発行株式総数の2.9%)が買収された。

IBK板橋店では、SMの株価が122,100ウォン(約12,600円)から125,800ウォン(約13,000円)まで上昇する間に計403,132株(2023.2.16.IBK買収数の約59%)、126,700ウォン(約1万3100円)から129,800ウォン(約13,400円)まで上昇する間に、計222,923株(2023.2.16.IBK買収数の約33%)が買収された。

これについて韓国取引所は「当日正規市場時間内に、SMの特定口座からの買い越し数量が上場株式数に比べ2%以上で、終値が前日より5%以上騰落した」と17日の1日間、SMを投資注意種目として指定した。

HYBEは「IBKの取引行為は資本市場法を違反したことと疑われ、異常な取引を通じて市場の秩序を乱したとみられる」とし「資本市場の歪曲と善良な投資家たちの被害を防ぐため、金融監督院の徹底した調査および措置が必要だ」と主張した。

資本市場法第176条第2項によると、誰でも上場証券の売買を誘引する目的で、その相場を変動させる売買または委託や受託をする行為が禁止されている。また、資本市場法第176条第3項では「上場証券の相場を固定させたり、安定させる目的でその証券に関する一連の売買または委託や受託をする行為」を禁止している。

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記者 : オ・ユンジュ