韓国で相次ぐ兵役逃れの疑惑…追加捜査で新たな芸能人浮上の可能性も

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写真=マイデイリー DB
VIXXのラビに続き、俳優のソン・ドクホ、ラッパーのnaflaまで、芸能界から相次いで兵役に関する疑惑が浮上している。

所属事務所のGROOVL1Nは1日、マイデイリーとの取材で「検察が兵役逃れに関して(naflaが社会服務要員として服務している)瑞草(ソチョ)区庁を家宅捜索し、naflaが先月31日に一度調査を受けたのは事実だ。詳細は把握した上で説明する」と明かした。

法曹界によると、ソウル南部地検の兵務庁兵役不正合同捜査チームは、naflaの兵役法違反の疑いに関する資料などを確保するため、瑞草区の安全都市課と兵務庁ソウル・大田(テジョン)庁舎などを家宅捜索した。

naflaは社会服務要員服務中に、病気の治療が必要だったり、家族の看病などで服務者本人のサポートが必要な場合、一定期間服務を中断できる“分割服務”とい制度を通じて、兵役の義務を逃れようとした疑いが持たれている。ただし、検察はnaflaが社会服務要員として服務するために、補充役(4級)判定を受ける過程で、違法行為はなかったと判断している。

これは、兵役ブローカーのク氏を捜査していた検察が、彼の依頼人だったラビなどを調査する過程で、naflaの勤務怠慢の事実を確認したという。先月、兵役法違反の疑いで立件されたラビは、naflaが所属しているGROOVL1Nの代表である。

ラビは昨年5月、KBS 2TV「1泊2日」シーズン4を降板した後、同年10月に健康上の理由で社会服務要員として入隊した。しかし、入隊から3ヶ月後、兵役ブローカーのク氏の携帯電話をモバイルフォレンジック(犯罪行為などの発生に際して、コンピュータや外部記録媒体などに残された電子的記録を解析し、その事件に関わる証拠を抽出・収集・解析する技術)の過程で、ラビが兵役に関する相談と依頼をしていたことが分かった。特に、ク氏の携帯電話からは、ラビの兵役判定に関する書類が見つかったという。

兵役ブローカーのク氏を通じてラビはソウルのある大学病院の神経科医を紹介してもらい、てんかんの診断を受けたという。彼はてんかんを患っているとして、再検を申請する方式で身体等級を下げ、補充役(4級)判定を受けた疑いが持たれている。

先月31日には、Netflix「D․P․」に出演した俳優のソン・ドクホが、兵役逃れの疑いを認めて、人々に衝撃を与えた。彼の所属事務所であるBistusエンターテインメントは、「ソン・ドクホは昨年の夏頃、軍入隊の時期を延期するためにインターネットで関連情報を調べていたところ、ブログを通じて相談をし、一瞬の誤った判断で、最初の目的だった兵役延期ではなく、不当な方法で4級社会服務要員の判定を受けた」とコメントした。

ラビを皮切りに、芸能界は兵役に関するスキャンダルで苦しんでいる。検察が追加捜査を行っているため、また別の主人公が誕生するのではないかと、世間からは厳しい視線が向けられている。

・Netflix「D․P․」「未成年裁判」出演ソン・ドクホ、兵役逃れの疑いで調査中“ドラマも降板へ”

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記者 : カン・ダユン