新ドラマ「美男堂の事件手帳」の制作会社がスタッフを一方的に解雇?労働契約めぐり対立か

Newsen |

写真=KBS 2TV
KBS 2TVの新月火ドラマ「美男堂の事件手帳」が、一方的な解雇をはじめ制作過程で違法行為があったという主張を否定した。

ドラマの制作会社は本日(7日)、公式コメントを通じて「『美男堂の事件手帳』側は、スタッフと合意のもとで業務委託契約を締結し、契約書の内容通り、週52時間の労働時間を遵守して撮影を行った」とし「契約書の内容に伴い、今までの制作期間である23週間の平均撮影時間は1週間で約39時間、最も撮影が少なかった週の撮影時間は約25時間だった」と伝えた。

続けて「契約当時は5月末に撮影が終了する予定だったため、契約期間を5月末までにしたが、新型コロナウイルスの影響などで、やむを得ず1ヶ月ほど撮影期間を延長しなければならない状況が発生した」とし「これをうけ、契約書に明示された契約期間の延長に対する合意条項に従ってスタッフとの協議を進め、ほとんどのスタッフは従来の契約内容と同一条件で契約期間の延長に合意したが、一部のスタッフが新しい条件を要求し、再契約に同意しなかった。一部の主張のように、制作会社が一方的に契約の解除、すなわち解雇を通知したことはなく、契約書の内容に従って契約終了になった」と主張した。

それと共に「現在、ほとんどのスタッフは週52時間の撮影時間を遵守し、一生懸命に撮影に臨んでいるが、一部の主張で非常に苦労している」とし「制作陣は、作品に愛情を持ってそれぞれ最善を尽くしている。1日でも早くこの問題が解決し、俳優とスタッフが1つになって撮影に専念し、視聴者の方々に良い作品をお届けしたいと願っている」と付け加えた。

先立って、公共運輸労働組合・希望連帯本部の放送スタッフ支部は7日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)のKBS本館の前で「違法な制作を強行するKBSドラマ『美男堂の事件手帳』を糾弾する記者会見」を行った。放送スタッフ支部は「『美男堂の事件手帳』のスタッフたちが、労働基準法の遵守を要求したという理由で解雇された」と主張し「1週間に12時間を超えない範囲で勤務時間を延長せよ」と要求した。

「美男堂の事件手帳」は、男巫になった元プロファイラーが繰り広げる、ドタバタでミステリーなコミカル捜査劇だ。ソ・イングク、オ・ヨンソなどが主演を務め、韓国で27日に放送がスタートし、Netflixでも配信される。

【「美男堂の事件手帳」制作会社 公式コメント】

「美男堂の事件手帳」側はスタッフたちと合意のもとで業務委託契約を締結し、契約書の内容通り、週52時間の労働時間を遵守して撮影を行いました。

契約書の内容に伴い、今までの制作期間である23週間の平均撮影時間は1週間で約39時間、最も撮影が少なかった週の撮影時間は約25時間でした。

契約当時は5月末に撮影が終了する予定だったため、契約期間を5月末までと定めましたが、新型コロナウイルスの影響などで、やむを得ず1ヶ月ほど撮影期間を延長しなければならない状況が発生しました。

これにより、契約書に明示された契約期間の延長に関する合意条項に従ってスタッフとの協議を進め、ほとんどのスタッフは従来の契約内容と同一条件で契約期間の延長に合意しましたが、一部のスタッフが新しい条件を要求し、再契約に同意しませんでした。一部の主張のように、制作会社が一方的に契約の解除、すなわち解雇を通知したことはなく、契約書の内容に従って契約終了となったのです。

現在、ほとんどのスタッフは週52時間の撮影時間を遵守し、一生懸命に撮影に臨んでいますが、一部の主張により非常に苦労しています。制作陣は作品に愛情を持ってそれぞれ最善を尽くしており、1日でも早くこの問題が解決し、俳優とスタッフが1つになって撮影に専念し、視聴者の方々に良い作品をお届けできることを願っています。

ありがとうございます。

記者 : キム・ミョンミ