「イカゲーム」世界的な人気をうけ…主演俳優たちも大ブレイク中!10人の主要キャストを総チェック

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写真=Netflix

456億ウォン(約44億円)の賞金がかかったサバイバルゲームの参加者たちが、勝者になるため命をかけて極限のゲームに挑戦する物語を描いたNetflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」。公開から26日で視聴世帯数が1億1100万を超え、Netflix史上最高の記録を作りあげています。

作品の影響で、韓国の伝統的な遊びやタルゴナ、韓国語に対する関心度も上昇。ある言語学習アプリは、ドラマ公開から2週間で、韓国語を学ぶために新規登録したユーザーがイギリスで76%、アメリカで50%増加したと発表しています。そしてドラマに出演した俳優たちにも、世界中から熱い反応が殺到。そこで今回は、「イカゲーム」に出演した10人の俳優について、キャラクターや経歴、代表作、次期作などをまとめてみました。

 

◆イ・ジョンジェ:ソン・ギフン役(456番)

写真=Netflix
ゲームの最後の参加者456番になったソン・ギフン役を演じたのはイ・ジョンジェ。長年勤めた会社からリストラされ、失業後に事業に失敗して借金があっても、お金が入るとギャンブルに使い、母親に頼って生活する中年男性を演じました。離婚して元妻と暮らす10歳の娘にろくな誕生日プレゼントも買ってあげられない中、母が糖尿病であることが分かり、治療費のためにもゲームに参加することを決意します。お金にはだらしないギフンですが、極限状態の中でも人間的な優しさを持つキャラクターです。

写真=「10人の泥棒たち」「補佐官2」ポスター
最近開設されたイ・ジョンジェの個人Instagramは、最初の投稿から可愛いと注目を集め、370万人以上のフォロワーを誇るアカウントに。「10人の泥棒たち」「観相師」「暗殺」「神と共に」など、数えきれないほどの映画で主演を務めてきた韓国トップ俳優イ・ジョンジェ。2019年の「補佐官」では、10年ぶりにドラマ出演を果たしシン・ミナと共演、シーズン2まで制作されて好評を得ました。現在は自身が主演、監督を務める映画「ハント」の撮影中。監督デビューに注目が集まると共に、同作には「イカゲーム」でドクス役を務めたホ・ソンテも出演しています。
 

◆パク・ヘス:チョ・サンウ役(218番)

写真=BHエンターテインメント、Netflix
ソウル大学経営学科を卒業した秀才で、幼馴染のギフンとゲーム会場で再会するチョ・サンウ役を演じたのはパク・ヘス。勤めていた証券会社で顧客のお金を横領し、警察が母親のもとを訪ねてくるほど追いつめられた状況でゲームに参加する人物です。参加者と協力し、面倒を見ながらも、賞金を前にして勝つためならば手段を選ばない残酷な面も見せています。世界的なヒットを受け、パク・ヘスはInstagramを開設、現在220万人のフォロワーを集め、人気を博しています。

写真=「刑務所のルールブック」「キマイラ」ポスター
長年ミュージカルや演劇界で活躍してきたパク・ヘスは、「六龍が飛ぶ」「青い海の伝説」などで知名度を高めてきました。映画「量子物理学」「狩りの時間」では主演を務め、特に「刑務所のルールブック」で大きな注目を集めました。韓国で今月30日に放送がスタートする新ドラマ「キマイラ」では、捜査一課の刑事を演じる予定で、早くも注目が集まっています。プライベートでは「イカゲーム」の大ヒットの中、9月29日に第1子となる男の子が誕生しました。
 

◆チョン・ホヨン:カン・セビョク役(067番)

写真=Netflix
弟と共に脱北し、韓国で家族と一緒に生活することを夢見るカン・セビョク役を、今作が演技初挑戦となるチョン・ホヨンが熱演。誰も信じようとせず、常に険しい表情を見せていたセビョクは、イ・ユミ演じるジヨンとの出会いで、初めて怒りや軽蔑以外の感情を露わにし、ゲームが進むにつれてギフンにも少しずつ心を開いていきます。ベテラン俳優たちの中でも決して劣ることのない演技で一気に注目を集めた彼女は、Instagramのフォロワーが1327万人に達し、韓国女優1位となりました。現在は2020万人に増加、世界のファンは早くも彼女の次回作に期待しています。

2013年「挑戦!スーパーモデル・コリア4」に出演し、モデルとして第一歩を踏み出したチョン・ホヨン。ソウルファッションウィークはもちろん、バーバリー、ドルチェ&ガッバーナなど有名ブランドのショーに多数出演、最近ではルイ・ヴィトンのグローバルアンバサダーに就任しました。プライベートではBLACKPINKのジェニーの親友で、ジェニーが撮影現場を訪れたり、SNSで積極的に「イカゲーム」を応援して注目を集めました。また、俳優イ・ドンフィとは2016年に交際を認め、芸能界カップルとして知られています。
 

◆ホ・ソンテ:チャン・ドクス(101番)

写真=ハンアルムカンパニー、Netflix
組織の金を使い、追われる中でゲームに参加したチャン・ドクス役をホ・ソンテが演じました。首から肩に入った大きな蛇のタトゥーにロングヘア、どっしりとした体格で存在感のあるドクスは、怒るとすぐに手が出る気性の荒いキャラクター。ホ・ソンテはドクス役を演じるため、1ヶ月半で体重を17kg増やし、92kgで撮影に臨みました。彼のInstagramもドラマ公開後にフォロワーが数十倍に急増、現在は200万人を目前にしています。さらにTwitterの偽アカウントまで登場し、本人が自分ではないと注意喚起しました。

写真=「密偵」ポスター
大学でロシア語を専攻し、LG電子の海外営業部でロシア市場の担当をしていたホ・ソンテ。30代半ばでオーディション番組に出演し、大企業を退職して幼い頃からの夢だった俳優の道へ進みました。映画「密偵」「犯罪都市」などで名脇役として活躍し、ドラマ「怪物」では語学を活かし、ロシア語が堪能なキャラクターを演じました。映画「マルモイ ことばあつめ」では日本人将校の役も演じています。最近ではNetflixでも人気を集めたドラマ「ラケット少年団」にバドミントンのコーチ役として特別出演したことも話題となりました。
 

◆ウィ・ハジュン:ファン・ジュノ

写真=MSTEAMエンターテインメント、Netflix
行方が分からなくなった兄を探す警察官のファン・ジュノを演じたのがウィ・ハジュンです。兄の部屋で発見した名刺を手がかりにゲーム会場へ潜入し、ピンクの服の男たちに紛れて兄の痕跡を探しますが、不自然な言動で徐々に周囲から次第に怪しまれ、視聴者をハラハラさせました。ドラマの人気を受け、彼のInstagramは作品の公開から10日ほどでフォロワー数が約4倍の250万人まで増加しましたが、現在は820万人を突破。劇中では一切見せることのなかった笑顔のセルフショットや、梨泰院(イテウォン)で期間限定で開催されていた「イカゲーム」を体験できる展示会場を訪問した写真などがアップされています。

写真=「ロマンスは別冊付録」ポスター
2015年、映画「コインロッカーの女」で俳優デビュー、「黄金の私の人生」 「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」など数々の作品に助演として出演した後、ドラマ「ロマンスは別冊付録」「18アゲイン」で主要キャストを務め、視聴者を胸キュンさせました。映画では今年だけで2作(「シャーク:ザ・ビギニング」「殺人鬼から逃げる夜」)の主演作が公開。そして現在はイ・ドンウク&ハン・ジウンら出演の新ドラマ「バッド・アンド・クレイジー」の撮影中であり、次世代若手俳優として今後益々の活躍に期待されています。
 

◆オ・ヨンス:オ・イルナム役(001番)

写真=Netflix
ギフンがゲーム参加者の中で一番最初に会話をするのがオ・ヨンス演じるオ・イルナムです。脳腫瘍のためもう長くは生きられないという彼をギフンは気遣いながら、同じチームでゲームに挑戦。そんなギフンにオ・イルナムは「僕たちはカンブ(仲間)だ」と言い、明るい笑顔を見せる姿が印象的でした。「イカゲーム」の人気の影響で、オ・ヨンスにはチキンブランドの広告モデルのオファーが入るほど。しかし彼はこれを断り、俳優に専念すると伝えました。さらに12日には彼がInstagramを開設したと報じられましたが、これはファンが作ったアカウントであり、誤報であったことが判明。引き続き「イカゲーム」出演によりオ・ヨンスへの関心は高いことがうかがわれます。

写真=「善徳女王」ポスター
今年で演技生活58年目のオ・ヨンスは、劇団に所属し、これまで200本以上の作品に出演してきました。演劇を中心に活動してきたため、テレビで見ることは多くはなかったものの、ドラマ「善徳女王」「美賊イルジメ伝」などでの僧侶役がハマり役で、AOAのソリョンと携帯電話のCMに僧侶姿で出演したことも。「イカゲーム」のブーム以降は、オンラインコミュニティには彼が数十年前にドラマ出演した際の写真が広まり、過去の活躍も注目を集めています。また、16日に韓国で放送されたバラエティ「遊ぶなら何する?」にも登場し、ユ・ジェソクとトークを披露して話題を集めました。
 

◆アヌパム・トリパシ:アリ・アブドゥル役(199番)

写真=アヌパム・トリパシ Instagram、Netflix
出稼ぎのために韓国へやって来たパキスタン人アリ・アブドゥル役を演じたのは、インド出身の俳優アヌパム・トリパシ。韓国で妻、幼い子供と暮らしていましたが、数ヶ月間給料が支払われず、不当に搾取され、家族のためにゲームに参加することを決意するキャラクターです。自身に優しく接してくれるサンウ、ギフンに「社長、ありがとうございます」という言葉で感謝を示し、サンウのことを「兄さん」と慕う純粋で温かい心を持つキャラクターを演じました。

写真=「スペース・スウィーパーズ」「太陽の末裔」ポスター
1988年、インドで生まれたアヌパム・トリパシは、韓国へ渡る前にインドで約5年間俳優として活動。その後、多くの有名芸能人の出身校として知られる韓国芸術総合学校で演技を学び、2014年に「国際市場で逢いましょう」で韓国デビューしました。その後、ドラマ「太陽の末裔」「賢い医師生活」、映画「阿修羅」「沈黙」、Netflix「スペース・スウィーパーズ」などに端役として出演。オーディションにより今作で初めて主要キャストに選ばれ、これまでになかった大きな関心を集めています。Instagramのフォロワーも今月4日に200万人、10日に300万人を突破、現在は350万人まで増加。韓国語、ヒンディー語、英語の3ヶ国語が堪能である彼は、今後も韓国映画界での活躍に意欲を見せています。
 

◆キム・ジュリョン:ハン・ミニョ役(212番)

写真=JUSTエンターテインメント、Netflix
当初はゲームを中断したいと泣いて懇願していたものの、回を追うごとに強気な姿で異彩を放ったハン・ミニョ役のキム・ジュリョン。「私はハン・ミニョよ」という言葉で強い素振りを見せながらも、ずっと一緒に行動してくれると思っていたドクスの突然の裏切りを根に持つ人物です。ファン・ドンヒョク監督とは映画「トガニ 幼き瞳の告発」「盗掘」で縁を結び、監督自ら彼女にハン・ミニョ役を提案し、出演が決定しました。当初Instagramのフォロワーは400人ほどでしたが、現在はなんと198万人まで増加、本人も驚くほどの人気ぶりを見せています。

写真=「トガニ 幼き瞳の告発」「ミスター・サンシャイン」ポスター
約20年間女優として活動してきたベテラン女優キム・ジュリョンは、多数の演劇やドラマ「ミスター・サンシャイン」「花様年華」「風と雲と雨」などに出演。「SKYキャッスル」ではユン・セア扮するノ・スンヘの姉ノ・ソネ役で存在感のある演技を披露しました。次期作としては、チョン・ウヒ&イム・シワン主演の「スマホを落としただけなのに」韓国リメイク版の撮影を終え、現在はスエ&キム・ガンウ主演のJTBC新ドラマ「工作都市」の撮影中とされ、期待が高まっています。
 

◆イ・ユミ:ジヨン役(240番)

写真=イ・ユミ Instagram
女優イ・ユミが演じたジヨンは4話から登場。「何としても生き残って賞金を勝ち取りたい」という強い気持ちは持たず、他の参加者とは異なる理由でゲームに合流した人物です。そのせいか、どこか冷めているように見えていた彼女でしたが、チョン・ホヨン演じるセビョクとのエピソードは、涙なしには見られないと視聴者の間で大きな話題に。他の参加者がゲームを進める中、ゲームは後回しに、2人だけで会話をする場面が温かくも切ない名シーンに挙げられています。約4万人だったInstagramのフォロワーは620万人を突破、共演者との仲睦まじい記念ショットに世界から熱い反応が送られています。

写真=「大人たちは知らない」「人質」ポスター
2010年、「未来を見る少年」で女優デビューを果たし、「2度目のファースト・ラブ」「恋のステップ~キミと見つめた青い海~」「リセット~運命をさかのぼる1年~」などに助演として出演してきたイ・ユミ。今年4月に公開された映画「大人たちは知らない」では、EXIDのハニと共に主演を務め、8月に公開されたファン・ジョンミン主演の映画「人質」では、1000倍のオーディションを勝ち抜いて人質のパン・ソヨン役を獲得し、次世代の若手女優として頭角を現しています。さらに今後Netflixで公開予定の新ドラマ「今、私たちの学校は…」に出演が決定、今後の活躍に期待が高まっています。
 

◆ユ・ソンジュ:ビョンギ役(111番)

写真=ACE FACTORY、Netflix
医療ミスにより危機に陥り、ゲームに参加することになったビョンギ役を演じたのはユ・ソンジュ。職業が医師であることからピンクの服の男たちと繋がった彼は、ゲームの内容を事前に教えてもらう代わりにある仕事を手伝うことに。ゲームの裏で密かに行われていた彼らの悪行が視聴者に衝撃を与えると共に、ユ・ソンジュは極限状態の中で徐々に壊れていくビョンギを熱演。ストーリーの主軸となるゲームとはまた異なる緊張感を与え、深い印象を残しました。

写真=「SKYキャッスル」
ヨム・ヘラン、パク・ミョンフン、ユ・ジェミョンなどバイプレイヤーを多数擁するACE FACTORY所属のユ・ソンジュ。彼は20年以上演劇界で活躍し、2018年に韓国で放送された大ヒットドラマ「SKYキャッスル」で、ソン・ゴニ演じるヨンジェの父親パク・スチャン役を演じ、ドラマデビューを果たしました。その後、「告白、あるいは完璧な弁護」「潜入弁護人~Class of Lies~」「偉大なショー」「秘密の森2」などに相次いで出演。「イカゲーム」の主人公ギフン役を演じたイ・ジョンジェとは、ドラマ「補佐官」シリーズで共演しており、現在は韓国で放送中のtvN「ホームタウン」に出演中です。

記者 : Kstyle編集部