“女優にセクハラ容疑”チョ・ドクジェ、記者会見で怒り「演技中に興奮するなんて…」

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セクハラの疑惑が持たれている俳優チョ・ドクジェが、真実を究明するために記者たちの前に立った。

7日午後、ソウル鍾路(チョンノ) 区光化門(クァンファムン) P&Tスクエアではチョ・ドクジェの2回目の記者会見が行われた。同会見にはチョ・ドクジェと映画メイキングの撮影エンジニア、映画「愛は無い」の助監督が出席した。

同日、チョ・ドクジェは用意してきた声明書を読んだ。チョ・ドクジェは「約20年間を俳優として生きてきた、職業が役者である人間だ」と自身を紹介し「2年以上長い法的攻防を続けてきて、もはや最高裁判所の判決だけを待っている。これまで虚偽の主張により心が裂かれても、真実は明かされると信じて耐えてきた」と話を始めた。

第1審と2審の判決に違いがあったことについてチョ・ドクジェは「第1審では、『演技であっただけで、セクハラではない』と無罪を言い渡されたが、第2審では『女優の主張が一貫している』という理由で有罪の宣告があった」とし「私が有罪なら、監督の指示と意図をよく把握して演技を上手くやったという理由で罰を受けることになる。リアルな演技をしたのなら、褒められて当然だ。映画的な“リアリティ”を理解できず、現実と混同してはならない」と主張した。

映画のメイキング映像を証拠として採択しなかった第2審の裁判部についてチョ・ドクジェは「第2審の裁判部は、決定的に『私がセクハラをした』という証拠を持っていない。ただ『偶発的に興奮したかもしれない』という言葉で私のセクハラの容疑を認めた」とし「これは、映画や演技に対する基本的な理解が足りないためである。映画の撮影場で興奮してセクハラをするのは想像もできないことだ」と話した。

特にチョ・ドクジェは自身を有罪とみた裁判の結果について「映画界の人々に聞いてほしい。たくさんのスタッフがいる撮影現場で、役者が一時的に興奮することができるか。興奮状態で、役者であることを忘れてセクハラをするとは想像もできないことだ」とし「演技をしながら瞬間的、一時的、偶発的に興奮してセクハラをするのは、精神病患者でなければできないことだ」と強調した。

チョ・ドクジェは2015年4月、映画「愛は無い」の撮影中に相手役の女優A氏の上着を破って下着に手を入れた容疑で起訴された。第2審の裁判部は13日に行われた控訴審で原審の無罪判決を破棄し、チョ・ドクジェに懲役1年に執行猶予2年、40時間の性的暴力治療プログラムの履修を宣告した。チョ・ドクジェと検察の両方が上告状を提出し、今回の事件は最高裁判所で結論が出ることになった。

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記者 : チョ・ヘリョン、写真 : ムン・スジ