ADOR ミン・ヒジン代表、NewJeansの誕生背景を暴露…メンバーたちの現状も明かす「泣きながら電話」

Newsen |

写真=Newsen DB
ADORのミン・ヒジン代表が、NewJeansの制作過程やメンバーとの関係について明かした。

本日(25日)、ミン・ヒジン代表はソウル某所で緊急記者会見を開催。SMエンターテイメントを離れ、バン・シヒョク議長のラブコールを受けて現在のHYBEに入社した話から、SOURCE MUSICと新人ガールズグループを制作しようとしたがADORというレーベルを設立し、NewJeansをデビューさせるまでの過程を公開した。

当初、バン・シヒョク議長の提案を受け、“ミン・ヒジンのガールズグループ”として制作を進めていた中、HYBEがSOURCE MUSICを買収し、共にガールズグループを作るという話になったという。ミン・ヒジン代表は「最初嫌だと言ったが、ずっと提案をしてくださったし、転職したのだから協力的にやりたかった」と明かした。しかし意見が合わず、SOURCE MUSICの練習生のうち、現NewJeansメンバーのミンジ以外、さまざまな事情で一緒にやっていけそうなメンバーがいなかったと伝えた。

ミン・ヒジン代表はキャスティングをしなければならない状況だったが、当時SOURCE MUSICはブランディングが強くなかったため、HYBEから提案された“ミン・ヒジンのガールズグループ”“BTSをヒットさせたBIGHITがサポート”などと謳ってオーディションを行ったと明かした。ミン・ヒジン代表は「志願者は多かったが、選抜できる子がおらず、“ミン・ヒジンのガールズグループ”“HYBE初のガールズグループ”というタイトルで、別途キャスティングを行った。私とシヒョクさんなどが気に入った子の中にダニエル、ヘリンがいて、最後にヘインが入った。私はクリエイティブを担当しているので、キャスティングも主導権を握っていた。今のNewJeans以外のメンバーも練習生としていましたが、それでもこのメンバーでやってみたらいいんじゃないかと思い、そのまま進行した。しかし、新型コロナウイルス事態が発生し、シヒョクさんと意見の相違が多くなった。私の企画をシヒョクさんはそんなに好きではなかった」と語った。

そんな中、2021年7月ごろ、HYBEのパク・ジウォンCEOから突然「HYBE初のガールズグループはSOURCE MUSICの次期グループになりそうだ。宮脇咲良、キム・チェウォンを筆頭にしたグループ」と通告され、憤怒したと明かした。

ミン・ヒジン代表は「私の名前を売って“ミン・ヒジンのガールズグループ”と言ったし、NewJeansのメンバーたちは“HYBE初のガールズグループ”という文言を見て会社に入ってきた。ヘインは特に他の会社からのキャスティングの提案も多く、母親から『SOURCE MUSICだったら入っていなかった』という話までされた。(パク・)ジウォンさんに私が『練習生のご両親に何と言うのか』と聞いたら、『気にしないでいい。自分でやる』と言った。私は宮脇咲良、キム・チェウォンの加入も知らなかった。私に話もせず譲歩もせず、自分たちのグループを先に出すと言われたので、とても腹が立った。会社を辞めると言ったし、その代わり、会社を出るときは記者会見をすると言った。当時、HYBEからご両親に対して何の説明も謝罪もなかった。ADORに連れてきたとき、ご両親がHYBEをものすごく罵倒した。私がメンバーたちを捨てて退社してしまったら、私まで悪人になる。そんな人間になりたくなかった」と主張した。

また「SOURCE MUSICは、私が手をかけると思ってメンバーにも会わせてくれなかった。私が準備した曲で練習させて、ダンスディレクターにディレクションを与えても、メンバーに会うことはできなかった。そんな状況だったから、ADORに連れて来てデビューさせたかった」とレーベル設立の理由を説明した。

ミン・ヒジン代表は「外では、シヒョクさんがサポートしてくれたから、私がお人好しでやったと思われているが、まったく違う。『株式を100%くれないとメンバーたちを渡さない』と言われた。私がキャスティングとブランディングをしたのに。SOURCE MUSICは会社から20億ウォン(約2億円)を出してメンバーを売った。HYBEがそのお金を出した。なぜそこまですべきだったのか分からない」と当時の資本の流れを明らかにした。

続けて「すごいのは何かというと、(パク・)ジウォンさんがLE SSERAFIMがデビューするまでNewJeansの宣伝はしないでほしいと言った。“ミン・ヒジンのガールズグループ”であるかのように錯覚させなければならないと。意味が分からなかった。メンバーたちはもう引き受けているから、諦めるわけにもいかず。妨害されても私の力でうまくやればいいと思った」と暴露した。

HYBEと結んだ株主間契約について「内容を詳しくは明かせないが、私はHYBEに永遠に縛られなければならない」と言及し、この契約に関して再交渉を行っていることを匂わせた。また「私が圧迫されている状況で、ILLITまでNewJeansをコピーしてきた。私を捨てて干し殺すという話だ。私はそう感じた」と主張した。

ミン・ヒジン代表は、HYBEのマルチレーベルシステムについて「全部ばかげている。中央制御が可能なシステムがあり、その下にレーベルがある。レーベルごとにPR方法が違うかもしれないし、人事方法が違うかもしれないが、中央にいてこそ制御が容易になる。言葉ではうまく表現したいが、実際に働いている人たちは腹が立つ」と怒りをあらわにした。

彼女は「シヒョクさんは手を離すべきだと思う。能力がないからということではなく、シヒョクさんは議長だ。満遍なく見なければならないが、私たちのレーベルやPledis、KOZは違うが、BELIFT LAB、SOURCE MUSIC、BIGHIT MUSICはプロデュースをされている。議長がリードすれば、勝手に動く人がついてくる。他のレーベルは議長によく見せようと変なことをする。それが人間本性の問題点だ。そのような問題が起きないためには、最高決定権を持つ人が上に立つ必要がある。そうすれば自律的に競争し、お互いに健康的に成長する。外から見ると、誰が嫡子か庶子かという無駄な議論が出る」と主張した。

自身が提起したILLITのNewJeansコピー問題にも口を開いた。彼女は「私は正直、NewJeansを殺すつもりなのかと思った。だから生きようと異議を申し立てた。私たちのユニークさが既成化されるのを、なぜ内部でやるのか。外でやっても腹が立つのに、それを内部でやられたらもっと腹が立つ」と憤怒。また「なぜ私たちの振り付けを勝手に使ったのか。問題提起に対する回答も変だった。私たちの振付師も怒った。LE SSERAFIMの振り付けも持ってきていたし、HYBEからすべての恩恵を受けようとするグループとしてポジショニングする目的なのか。これに反発しないのは反逆者だ。誰のためになるのか。ILLITも台無しにしてしまう事案だ」と明かした。

会見では時より涙を流す姿も見られた。特に、NewJeansのメンバーに関する内容を述べながら、言葉を詰まらせる瞬間もあった。

メンバーの現在の状況について「とても難しい。NewJeansと私は、皆さんの想像以上の関係だ。お互い、とても癒される間だ。私にいつも『愛してます』と送ってくれる」と明かした。

また「ハニは『代表、とてもつらいですよね。いらっしゃる所に行きましょうか』と言ってくれた。ヘリンはもともと口数が少なく、本当に猫のような子だ。昨日の夜中、急にビデオ通話をしてくれた。無口な子が一人で『メールを送りたいのに言葉が出ない』と。『声が聞きたくて電話した』と。子を育てるというのはこういうものかと感じた」とし「ヘインは通話で20分間泣き続けた。私に『感謝していることが多くて、大変なのに助けてあげられないのが辛い』と言っていた。(ファンコミュニケーションアプリの)Phoningで生配信したいと言い出したが、私とお母様で止めた。ヘインはこだわりがあるから、やるといったらやる子だ。足も怪我しているのに」と涙を流した。

メンバーの母親からの応援も公開した。「『私はNewJeansを担当しなくてもいい』と言って苦しんでいたら、夜に電話がかかってきて『代表がかわいそうだ』と泣いていた」と明かした。ミン・ヒジン代表は「お母様に今日記者会見を開くと伝えたら『ヒジンさん、そこで話してきて。NewJeansの誕生背景も話して』と言ってくださった。私がどれだけ可哀そうならこのような話をされるのか」と泣きながら話した。

彼女は「HYBEにうちの子たちを置いて出てくるのはとても悔しい。私が金銭を望んでいるのであれば内部告発自体しない。じっとしていても最低1000億は稼ぐから。間違いを見過ごせない性格だから苦しめられた」とし「私はバン・シヒョク、パク・ジウォンに利用され、NewJeansのために犠牲になるのか。私は最善を尽くした」と吐露した。

また「死にたいとも思ったが、母親たちがHYBEにマスコミプレー(自分たちが有利な方向にマスコミを利用すること)をやめるように頼んだ。するとジウォンさんは『NewJeansの話には触れない。ミン・ヒジンの事だけ話す』と言ったそうだ。どうしてそういう事が言えるのか。記事は全て“NewJeansの母”と見出しがつくのに」と怒りをあらわにした。

ミン・ヒジン代表は「私は分からない。NewJeansのことを考えたら当然一緒にやっていかなければならない。私がどうやって彼女たちを手放すのか。私が彼女たちを手に入れたいから言っているわけではない」とし「HYBEはNewJeansがいなくてもいいということではないのか。私が出ていけばすぐに切れるんじゃないか。HYBEに何を考えているのか聞きたい」と強調した。

NewJeansは5月、6月に新曲のリリースを控えている。これについて彼女は「当然(コンテンツは)公開される」とし「私たちがなぜHYBEのせいで損害を受けなければならないのか。ADORの立場ではHYBEに業務妨害の訴訟を請求したい。カムバックの準備、東京ドーム公演の準備で忙しいのに私たちのPCを奪うのか」と訴えた。

そして「HYBEは本当にNewJeansを大事にしているのか。NewJeansのリリースは明日だ。それなのに、なぜ月曜日に監査を始めるのか。私はそれすら理解できない。法人カードから何も(証拠が)出てこないから、巫女の話まで出してきたようだ。私の法人カードには食費、出前アプリの明細しかない。財務諸表も全部載せることができる。NewJeansのバイラルマーケティングは一度もしたことがない」と強く話した。

記者 : イ・ミンジ