SS501の3人によるユニットDouble S 301が7年ぶりに再始動!「やっぱり一緒に活動するのは楽しいし、とても恋しかった」

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2005年に韓国でデビュー。その後2007年には日本デビューも果たし、K-POPブームを牽引したSS501。2010年に5人での活動が休止となった後も、日本のみならずアジア各国で多くのファンが活動再開を待ち望んでいた。そしてついに2016年2月、ホ・ヨンセン、キム・キュジョン、キム・ヒョンジュン(末っ子) によるユニットDouble S 301が、まず韓国にて活動を再始動。3人での活動は実に7年ぶりだったが、音楽番組で1位を獲得し、変わらぬ人気を裏付けた。

日本でも4月にミニアルバム「ETERNAL S」を発表し、東京・大阪でコンサートを開催することが正式決定! 言葉少なに淡々と語るクールなリーダー・ヨンセン、カムバック前の不安やときめき、複雑な心境を明かしてくれたナイーヴなキュジョン、現場のムードメーカーで茶目っけは変わらず健在のマンネ・ヒョンジュン。7年ぶりの活動を通して感じたこと、長く待たせたファンへの思い、日本での活動再開への意気込みなど、今の心境を聞いてみた。

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―お久しぶりです! 7年ぶりの3人での活動ですが、まず率直な感想を聞かせてください。

キム・キュジョン:楽しいのが一番ですね。今が本当に楽しいし、幸せなだと思う気持ちが大きいです。活動する前は心配でしたし、ワクワクもしました。う~んでも、どちらかと言うと少し心配のほうが大きかったかな。7年ぶりの活動は、果たしてどう受け入れられるのか……そう思っていましたが、たくさんのファンの皆さんが待っていて下さった。今は本当に幸せです。

―ちょっと意地悪な質問かもしれませんが、7年もの時間があって、なぜこのタイミングでの再始動だったのでしょうか?

キム・ヒョンジュン:僕ら5人での活動が2010年から休止となったんです。その後、ソロ活動を一生懸命やってきたのですが、やっぱりメンバーと一緒に活動するのは楽しいし、とても恋しかった。だからその「時期」が今だったんじゃないかと。「また皆で活動したいと思った時」がこのタイミングだったのかなぁと思います。ファンの皆さんを長く待たせるのは申し訳ないし、僕らはいつも「SS501は解散した」という話をたくさん耳にしてきて、そう言われるのも嫌だったんです。もうこれ以上はダメだと思い、動き出しました。

―7年前と今とで、何か変わったことはありますか? 昔はかっこよさの中にかわいらしさがありましたが、久しぶりに見たみなさんからは大人の色気を感じました。

キム・ヒョンジュン:でしょ? ハハハ!

キム・キュジョン:7年という時間が経ったじゃないですか。それぞれソロ活動をしながら経験したことが、皆プラスになっていると思います。今回の活動でも、ステージの上では男らしく、大人の余裕をみせた姿を披露することができたのではないでしょうか。でも、普段のふざけたりじゃれたりする時は昔のままですよ。

―久しぶりというプレッシャーがあったと思いますが、今回のカムバックでどんな姿を見せようと努力しましたか?

ホ・ヨンセン:昔よりもかっこよくなったというよりも、僕たちがもっていた姿、カラー。そういうもののために一番努力したんじゃないかと思います。久しぶりに出てきたからといって全く違う雰囲気ではなく、7年前の姿がそのままあるような感じ。

―インタビューをしていると「今までとは違う姿を見せたい」と言う人が多いなか、「昔のままの姿」とは意外ですね。

ホ・ヨンセン:コツコツ続けて活動してきたなら、様々な姿を見せたかったかもしれませんが、本当に久しぶりですから。ファンの皆さんが好きだった姿と変わらないといいますか……そういう姿を見せたかったんです。今からが始まりなので、コンサートやアルバムなどでいろんな姿を見せていくつもりです。


「1位はファンの皆さんの応援でとれたもの…心配事はふっ飛びました」

―カムバック前に心配事や不安はありませんでしたか?

キム・キュジョン:ファンの皆さんがずっと待っていてくれたのは分かっていましたが、どれだけのファンが応援してくれるのか分からなかったし、かっこよくてステキな歌手もたくさん出てきているし。信じてはいたけど、実際カムバックしたらどうなのかわからなくて、とても心配でした。でも、カムバックして、今回1位をいただいたんです! この1位はファンの皆さんが応援してくれたからこそとれたものだと思っていますし、これで心配事はすべてふっ飛びました。もっといい姿を見せていかなくてはと思っています。

―その久しぶりに1位を獲得したタイトル曲「PAIN」はどんな曲ですか? タイトル曲に選んだ理由があれば聞かせてください。

キム・ヒョンジュン:僕らが2008年に3人で活動した時に発表した「U R MAN」という曲があります。とても多くの方から評価していただき、1位にもなった曲で、今でもファンの方に人気がある曲です。久しぶりの活動だから新しいことに挑戦するというより、「U R MAN」をアップグレードさせたものをということになり、「PAIN」が誕生しました。「U R MAN」と似ているところもありつつ、さらに洗練されたイメージの楽曲となりました。

―カムバック1週間で音楽番組の1位を獲得しましたよね。おめでとうございます! 変わらぬ人気を証明した瞬間でしたが、あの時はどんな気持ちでしたか?

キム・キュジョン:「1位候補」だと聞き、「7年ぶりなのに、ありがたいね」とみんなで話していたんです。ステージで1位の発表を聞いても、最初は信じられなかったです。同時期に一緒に活動していた後輩も大勢いたし、いい曲もたくさんあったので、僕たちがもらっていいのかなと思いました。ファンの皆さんが僕たちをしっかりバックアップしてくれたおかげ、それから一生懸命準備したことへのごほうびと思い、ありがたく受け取りました。ヨンセンが番組とは別の場所で言ったことなんですが、活躍している歌手・アーティストの皆さんの足を引っ張らないよう、僕たちももっとかっこいい歌手・アーティストになれるように頑張らないとと思っています。あの1位のおかげで大きな責任感が生まれたような気がします。

―1位獲得後、みなさんがファンにひざまずいてお辞儀をしていた姿が印象的でした。

キム・ヒョンジュン:2010年にSS501としてのアルバムで1位をいただいた時に同じようにお辞儀をしたことがあるんです。今回万が一、本当に万が一1位になったら、もう一度同じようにしようと皆で話していたんです。ステージからほかの出演者が去った後、あの1位を僕たちにとらせてくれたファンの皆さんに感謝の気持ちを込めてお辞儀しました。

―また、同じく2005年にデビューしているSUPER JUNIORのカンインさんから1位の祝福を受けている場面も感動的でしたよ。

キム・キュジョン:カンインさんとは一緒にミュージカルにも出演したこともあり、もともとデビュー当時からすごく仲がいいんです。昔はライバル同士で競い合ったりもしましたが、今は会えば「あの頃は楽しかった」なんて話もするんです。今回のカムバックがうまくいくようにとたくさん応援してくれていましたが、ちょうど僕らが1位候補に上がった日に代役でMCを務めていて! 偶然ってあるんだなぁと思いましたし、1位になった後僕たちを一人一人をハグしてくれたことも、同じ業界の人間というより仲のいい兄貴分として、本当にありがたかったです。一緒に活動していた頃の記憶がよみがえりましたね。


「SS501のほかのメンバー2人も応援してくれている」

―久しぶりの活動や音楽番組出演で、失敗やあわてたこと、会えて嬉しかった人がいたなど、何かエピソードはありますか?

キム・ヒョンジュン:僕らはデビューして12年目なんですが、今や上に先輩がいなくて自分たちが一番先輩だったんですよ。(日本語で) センパイ(笑) だから後輩たちからあいさつをされたり、CDを受け取るのが忙しかったですね。自分たちも同じようにしていたのがついこの間のことのようだし、気持ちは今もデビュー当時の感覚なのに、もう先輩として接しなければいけないことに少し負担も感じたし、ちゃんとしないといけないなぁと思いました。

―ある記事によれば、1位を獲得した日とは別のカムバックステージで涙を流したとか?

キム・ヒョンジュン:キュジョンのことですね。バラード曲「21GRAM」を歌っている時に。

キム・キュジョン:ファンの皆さんの気持ちもそうでしょうけど、メンバーの声を同じステージで聴くのが僕自身久しぶりだったので、ああいう感情が生まれたんでしょうね。気分のいい涙でした。

―韓国でのカムバック活動は惜しまれつつ終了しましたが、結果をしっかり残し、華麗なカムバックになったのではないでしょうか。今回の活動にもし点数をつけるとしたら何点ですか?

ホ・ヨンセン:10店満点中……5点ですね。大変なことを決めたということをまず評価したいです。高く点数をつけなかった理由は、コンサートやアルバム活動の予定があって、カムバック活動が長くはできなかったんです。そういう部分が少し心残りかなぁと思います。

キム・ヒョンジュン:10点中6点ですかね。半分はとりあえず、ヨンセンが言ったとおり意味のある活動をもう一度始めたことへの点数。気持ち的には8、9点くらいつけたいんですが、まだ披露したものが少ないですから。テレビ出演ももっとたくさんしたいですし、今後の活動に力を入れたいので、そういう意味で点数を残しておくため5点に1点だけ加えました。

キム・キュジョン:僕は5.5で。メンバーの話を聞いたら、確かにそれが合っているなと思いました。年末までこの点数を上げるために一生懸命活動に励むのが、今回できた目標かもしれませんね。

―SS501のほかのメンバー二人(リーダー キム・ヒョンジュンさん、パク・ジョンミンさん) は、Double S 301再始動についてどんな反応でしたか?

キム・キュジョン:ジョンミンは曲アルバム製作中に冗談半分で「僕が作詞するよ!」なんて言っていたんですよ。その分関心もあっただろうし、応援もたくさんしてくれました。テレビ出演の時はテレビ局に遊びにも来てくれ、うれしかったし、力になりましたよ。リーダーはジョンミンと違い現役で入隊したので、外で会うのはちょっと難しく、直接会えなかったんですが、リーダーのお母さんにきくとすごく応援してくれているそうです。リーダーのお母さんはいつも僕らに「息子たち、頑張れ!」と言ってくれるんですが、それはすごく感謝しています。

―日本での活動再開までもうすぐですが、以前の日本での活動を時々でも思い出したりしますか?

キム・キュジョン:(即答で) もちろん! 今ふり返っても、日本で共同生活をしながら苦労したし、お互いに支え合っていたことが大切な記憶として残っています。そういうことがあるから、僕たちも日本にとても愛情を感じてます。日本での活動を通して日本のファンの皆さんからもたくさん応援していただいたし、大変でしたけどいい思い出として胸に残っているので、また日本で活動したいという気持ちにもつながったと思います。

―具体的に何か印象深い思い出があれば教えてください。

キム・キュジョン:日本では僕ら1台ずつ自転車を買って、あちこち行っていたんですよ。レコーディングにも自転車や地下鉄で通ったし、韓国ではできないことも日本では新人なので自由にできました。日本デビュー後はファンの方に気づかれてしまうので、外でのそういった行動は難しくなりましたが、最初の頃の思い出として、よく覚えています。
確か2007年頃流行っていたのがタイヤの小さな自転車だったんですが、ヨンセンがそれを買ったんです。でもタイヤが小さいから坂を上るのがめちゃくちゃ大変で(笑) 僕たちについてこれなくて!

キム・ヒョンジュン:車ではなく、自転車で東京をさまよい歩きました。苦労もしたけど、本当に楽しかったです。


「ずっと一緒に活動していくので、解散を心配しないで、安心してください」

―日本での活動再開に向けて製作したミニアルバム「ETERNAL S」は、どんなアルバムに仕上がりましたか?

キム・ヒョンジュン:SS501の雰囲気も入れつつ、僕たち3人でやってきた曲のイメージをミックスしてかっこよく見せたかったんです。日本の活動では明るい雰囲気の曲や叙情的なバラードが中心でしたが、今回は韓国のDouble S 301のスタイルに近いものもあるし、クールな雰囲気の音楽に挑戦しています。サウンド自体もオシャレな感じです。ハードな曲、かっこいい曲、楽しい曲、悲しい曲……どれも違うテイストの曲で構成されているので、きっと飽きないと思います!

―そんなミニアルバムをひっさげて、4月には日本で初の単独公演も控えていますよね。今の意気込みかを聞かせてください!

キム・ヒョンジュン:グループ活動も7年ぶりですがコンサートも久しぶりなので、しっかりちゃんとしたものを見せようと思っています。日本のミニアルバム5曲も新しく準備したものですし、カムバックに合わせてコンサートができるのも嬉しいですね。コンサートではSS501時代の曲もたくさん披露すると思います。特別におもしろいステージもいっぱい用意するつもりです。とにかくおもしろいコンサート、楽しめるコンサートになると思います。

―コンサート自体がごぶさたとのことですが、日本の活動で特別に見せたいものはありますか?

キム・キュジョン:SS501時代の曲を僕ら3人でかっこよく歌いたいという気持ちが強いです。ファンの皆さんが僕たちの曲をライブで聞くのは久しぶりですから。5人でやっていたものを3人でやらなきゃいけないので相当練習が必要だし、ダンスのフォーメーションなども変えなきゃいけませんよね。

―それは大変そうですね……。

キム・ヒョンジュン:大変でも、おもしろいですよ、一緒に作業するのは。仕事ではないような感覚だし、もともといた場所にただ戻ってきたようで楽しいです。

―今回の3人のカムバックを韓国のファンは非常に喜んでいましたが、同じようにみなさんの活動を心待ちにしているファンが日本にもたくさんいます。最後にそんなファンのみなさんへメッセージをお願いします!

ホ・ヨンセン:グループとしては久しぶりに皆さんに会うことになり、少し申し訳なくもあるし、会えなかった分までたくさんのものを見せようと準備して行きます。ちょうど1ヶ月後ですよね。かっこいい姿でもうすぐ会いに行きます! 今まで待っていてくれて、ありがとうございます。

キム・ヒョンジュン:待っていてくださって感謝しています。みなさんが応援してくれていたから、こうしてまた活動することができたんだと思います。待たせた分いい音楽でお返しするしかないので、今後日本での活動も一生懸命頑張ります。まず4月のコンサートを一緒に楽しんでくれたらいいですね。僕らSS501、Double S 301はずっと一緒に活動していくので、解散を心配しないで、安心してください。みなさんがほかの人に聞かれたら「SS501、Double S 301が好き。彼らの音楽を聴いている」と自信をもって答えられるよう、そう答えても恥ずかしくないよう、一生懸命頑張ります。

キム・キュジョン:デビューから長い時間が経ちましたよね。僕たちのことを知って10年以上になる方もたくさんいるし、最近ファンになってくれた方もいると思うのですが、僕らの音楽を気楽に聞いて、楽しんでもらえたら嬉しいです。僕たちはこれからもずっと音楽を続けていきますし、いい曲も届けていきます。

ライター:阿部真奈美

■リリース情報
Double S 301 日本ミニアルバム「ETERNAL S」
2016年4月20日発売


●初回限定盤 CD+DVD:PCCA.04373 ¥2,800+税
【CD収録曲】
1. Bad Dimension
2. Fraction
3. From dusk to dawn
4. Let me know
5. Never Ending Dream

【DVD収録】
「Fraction」ミュージック・ビデオ
【特典】
トーク&フォトセッション応募抽選券A (封入)

●通常盤 CD:PCCA. 04374 ¥2,200+税
【CD収録曲】
1. Bad Dimension
2. Fraction
3. From dusk to dawn
4. Let me know
5. Never Ending Dream

【特典】
トーク&フォトセッション応募抽選券B (初回プレス分のみ/封入)

●ポニーキャニオン・ショッピングクラブ限定盤
CD+DVD:SCCA.00042 ¥4,800+税
【CD収録曲】
1. Bad Dimension
2. Fraction
3. From dusk to dawn
4. Let me know
5. Never Ending Dream

【DVD収録】
「Fraction」ミュージック・ビデオ+メイキング
【仕様】
スペシャルパッケージ・豪華ブックレット(封入)
【特典】
抽選にて「Double S 301サイン会ご招待 or サイン入りフォトカード・プレゼント」

【Double S 301日本ミニアルバム記念Wキャンペーン】
【キャンペーン 1】
Double S 301の4/20発売ミニアルバム「ETERNAL S」の初回限定盤・通常盤(初回プレス分)の両方を同時にお買上いただいた方、応募抽選にて4月25日東京・4月27日大阪で行われるコンサート終演後の“トーク&フォトセッション”に各300名様をご招待いたします。※詳しくは商品に封入されておりますトーク&フォトセッション応募抽選券をご覧ください。

【キャンペーン 2】
Double S 301の4/20発売ミニアルバム「ETERNAL S」のポニーキャニオン・ショッピングクラブ限定盤をお買上いただいた方の中から抽選にて東京・大阪で行われるDouble S 301メンバー3名とのサイン会に東京600名様・大阪600名様をご招待、または抽選にてサイン入りフォトカードをプレゼントいたします。

【Double S 301サイン会】
東京:2016年4月23日(土) 第1部 14:00 / 第2部 15:30 / 第3部 17:00予定
大阪:2016年4月29日(祝) 第1部 12:00 / 第2部 13:30 / 第3部 15:00予定
※サイン会の会場などの詳細につきましては、当選者の方にのみにお送りするサイン会参加券に記載されております。また、サイン入りフォトカードは当選者の方のみに、商品と一緒にお届けいたします

■ライブ情報
Double S 301 「U R MAN IS BACK in JAPAN」
【東京公演】
・日程:2016年4月25日(月) 18:30開演 (17:30開場)
・会場:TOKYO DOME CITY HALL
・チケット代金:12,000円(税込) 全席指定

【大阪公演】
・日程:2016年4月27日(水) 18:30開演 (17:30開場)
・会場:オリックス劇場
・チケット代金:12,000円(税込) 全席指定

チケット販売の詳細につきましては、Double S 301ポニーキャニオン・オフィシャルサイトをご覧ください
お問い合わせ:ソーゴー東京 03-3405-9999

■関連サイト
・Double S 301 ポニーキャニオン・オフィシャルサイト:http://doubles301.ponycanyon.co.jp
・Double S 301 JAPAN OFFICIAL FANCLUB:http://www.doubles301.jp/

記者 : Kstyle編集部、撮影 : シム・ギュテ