【REPORT】熱くキュートで楽しさ溢れたU-KISSジャパン・ツアー!贅沢尽くしのファイナルにファン大興奮

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韓国男性アイドルグループ、U-KISSが8月16日から「U-KISS JAPAN LIVE TOUR 2015~Action~」を開催。約1ヶ月に渡り、日本の6都市(計20公演)を回り、9月18日に東京国際フォーラムAにてファイナル公演を行った。ここでは昼の部の模様をリポート!


6人の司祭が新曲をラッシュ

本ツアーは日本盤4thアルバム『Action』を引っさげてのもの。前半はその収録曲をグッと詰め込んだ構成だ。
ライブはアルバムのオープニングにもなっている「Black hole ~Intro~」で幕開けし、コンサートへの期待感をスリリングに煽る。そして背景に映る映像は実にミステリアス。6つの光がひとつになり、ひとつの惑星が生まれた……そう解釈もできる、難解かつ壮大なイメージ映像は何かの始まりを感じさせるものだ。

6人はオープニング曲「If...」で登場。彼らは紫地にゴールドで縁取りされたマントをまとい、ステージ全体が紫色に染まる。そしてスクリーンはピラミッド型。それは神秘的なパワーをイメージしたものか、それとも、アルバムタイトルのイニシャル=Aの形に由来したものか。マント姿の6人は司祭のようにも映り、「コンサートという祝祭を司るのは僕たち」とのメッセージが聞こえてくる。

曲の最後でマントを脱いだ彼らはロックでエッジィな「JACKPOT」へ。ゴールドをあしらったファッションで演じる、アグレッシブなダンスは超クール。さらにイライとジュンのラップが緊張感を高めていく。スクリーンにはマグマや炎の映像が流れ、それはActionという名の星の胎動を表現したものだろうか? そして「FEEL IT」でも熱さほとばしるパフォーマンスを見せ、ここまでMCなしの新曲尽くしで攻めたてた。


ソロやユニットで光る技

続く「Nightmare」では表情を一転。メンバーは思い思いの動きやメッセージを取り入れ、雰囲気も明るさを増す。全員が、ファン一人ひとりを愛してるよ、という気持ちを込めて、人差し指でフロアの隅々まで何度も指を刺し、ケビンはサランヘ・ポーズ。スヒョンは「楽しいですね!」と語った後に、「Say Ho~」とコール&レスポンスを煽り、「KISSme(U-KISSのファンのこと)大好き~!」とメッセージ。会場にはファンの笑顔が広がった。

そんなハッピー・タイムの後はソロ、ユニットのコーナーがスタート。ダンスの独演で魅せたのはキソプ。炎を操ったり、スナップ音で都会の夜景を映し出したりと、彼のショーはマジカルなエンターテインメント。そこにフン、イライ、ジュンが合流し4人で「Head Up High」を歌った後は、スヒョンとケビンのツイン・ボーカルで「One Call Away」を。最後、二人が見つめあうように歌った姿がファンをうっとりさせる。

また、ここまでパフォーマンスに集中していたあまり気づかなかったのだが、ライブではステージ上の照明とファンのペンライトの色が連動。「One Call Away」ではフロアが白く染まり、それが歌の美しさを際立たせていた。そして今度は場内が夕焼け色に変わり、舞いながら「DON'T BREAK US DOWN」を歌ったケビンはジュンをフィーチャー。二人と入れ替わってステージに入ったイライはピアノの演奏をバックに英語詞のラップを歌い、ファンを沸かせた。

お楽しみタイムはまだまだ続く。グリーン一色となった「ALONE」ではフォト・タイムを設け、BPMがアップしてから、撮影OKのサインが。速いリズムにファンも体が自然と揺れ、みんなブレずに撮ることが出来ただろうか? 終盤、「いくぞ!」の掛け声で一斉にジャンプした後も、U-KISSはハッピーなダンス曲を連発する。一息ついた彼らは汗だくで、スヒョンの胸元には汗がキラリ。フンの白いシャツは自分で「セクシースルー」と語ったほどに汗で肌が透けていた。


ファイナル限定の曲でスペシャル感を演出

ファイナルならではの演出を用意するのも、彼らのサービス精神の表れ。中盤では国際フォーラム限定のスペシャル・パフォーマンスでファンを喜ばせる。
スヒョンのソロ曲「君だけを」ではこの日、フンとケビンが合流し、3人3色の声で魅せた。別れた恋人を思って寝ることができない午前3時半の気持ちを歌った「0330」もこの日のスペシャル・ソングだ。
U-KISSはその前後にも注目曲を交える。「Brave」は彼らの手の動きと緑色のカクテル光線が連動し、見た目が鮮やか。力強さ漲る「Rock Me」ではワイルドなキックをキメ、凛々しさを発揮する。さらに「LOVE ON U」では抽選で選んだファン2名をステージに招待。スヒョンとイライがそれぞれ、キスとハグで出迎え、手と手をとってプロポーズ! その後、これ以上ないってくらいの特等席を用意し、6人は甘くソリッドなR&Bを披露した。


贅沢すぎるメドレーで圧倒

メンバーがビリヤード、卓球、ダーツに興じるVTRを上映した後、6人は最後まで畳みかけていく。終盤のオープニングは可愛らしさ満点の最新シングル「Stay Gold」! 会場はタオルを使った振り付けでひとつになる。ケビンがタオルの間からコミカルに顔を出すシーンも見どころだ。
その後、怒涛のメドレーに、ファンは一瞬たりとも目が離せなくなる。「Break up」では千手観音ダンスを演じ、ここぞという見せ場を外さないのはサスガ。マッシブ・チューンのいいとこどりで演じるメドレーは実に贅沢だ。そして後半は「Shut Up!!」「Tick Tack」「NEVERLAND」など初期の大ヒットダンス曲をノンストップで歌うのだが、それでも彼らのスタミナは途切れない。スヒョンはメドレーの最後でもオーディエンスに「聞こえないよ~」とコールを煽り、続けたのはまたもファイナル・スペシャルの「Man Man Ha Ni」。強い男のイメージを振りまいた後に、ファンを永遠に思う「Sweetie」を歌えば、スクリーンには6つの流れ星が! ファンもまた、その星にU-KISSへの永遠の愛を誓ったのだった。


ユーモラスなトークでファンに感謝

アンコールの「Action」では可愛らしさが広がり、ペンライトの色も赤、青、黄、白とカラフルに変化。幕締めの「Kiss Me Forever -一生 Japanese ver.-」ではキソプもスウィートな歌声を響かせ、会場いっぱいにスマイルが弾けていた。

男らしさと可愛らしさの両面を見せるU-KISSのステージは楽しさに溢れている。そして彼らのトークがライブをさらに楽しくさせる。この日はスヒョンとフンが“いやらしさ”をテーマに愉快に掛け合った。

「U-KISSとKISSmeはいやらしい関係だな」(スヒョン)
「どこがいやらしい関係か説明してくれる?」(フン)
「詳しくはU-KISSのホームページで」(スヒョン)

そんな会話の後はシングル「Stay Gold」がオリコン・デイリー2位、ウィークリー3位の好成績を残せたのもファンのおかげと感謝し、スヒョンが「永遠にもっと、いやらしくしましょう」とアピール。フロアからは黄色い歓声が飛んでいた。

また腰を負傷し、痛み止めを飲みながらライブに臨んだキソプがファンに感謝すると、スヒョンとフンは「男は腰が大事」と激励し、「詳しくはホームページで」と笑いをとる。そのやりとりは、ちょっとエッチだが、下品ではない。絶妙なさじ加減で沸かせるトークにもファンへの愛情と優しさが滲んでいた。

ライター:きむ・たく

U-KISS JAPAN LIVE TOUR 2015 ~Action~
日時:2015年9月18日(金) 開場 14:00/開演 15:00
会場:東京国際フォーラムホールA

【セットリスト】
01. If...
02. JACKPOT
03. FEEL IT
04. Nightmare
  KISEOP Dance
05. Head Up High
06. One Call Away
07. DON'T BREAK US DOWN <KEVIN feat.JUN>
ELI Rap
08. ALONE
09. Love to Go
10. Every day
11. 君だけを <スヒョン>
12. Brave
13. 0330
14. Rock Me
15. LOVE ON U
16. Stay Gold
17. メドレー
 Believe
 A Shared Dream
 Break up
 Shut Up!!
 Tick Tack
 NEVERLAND
18. Man Man Ha Ni
19. Sweetie
<ENCORE>
20. DORADORA
21. Action
22. For KISS Me

U-KISSオフィシャルサイト:http://u-kiss.jp/

記者 : Kstyle編集部