KBSの2大労組がストライキ突入!ドラマやバラエティへの影響は?

TVREPORT |

写真=KBS
韓国の地上波放送局KBSの2大労働組合(第1労組、新労組)が本日(29日)午前5時からストライキに突入した。KBSの社員80%が所属している2大労組が共同ストライキに入ったのは今回が初めてだ。ストライキにより番組制作への影響は避けられないが、ドラマとバラエティの放送休止には至らないという反応が優勢だ。

ドラマ局の関係者は同日、TVレポートに「ストライキのためドラマが放送休止になった前例はない。ストライキにより労働力がなくても、代替可能な人がいるため、ドラマ撮影に無理が生じることはないだろう」と話した。

また他の関係者も「ドラマの場合、ほとんどが外部制作会社と契約を結んでいる。またメイン演出家やカメラ監督を除くスタッフの多くがKBSの正社員ではないため、彼らがいなくなったとしてもKBSや外部制作会社で代替人材を投入することが出来、ドラマには大きな影響を及ぼさないと見られる」と説明した。

バラエティもドラマと状況が似ている。すでに収録してある分量があるため、1~2週間は問題ないとの説明だ。また、代替人材がいるため、放送休止にはつながらないとのことだ。ただし、KBS社員であるMCがストライキに参加し、他のMCが代わりに司会をする状況は避けられない。代わりの人が番組を急遽担当することによる番組のクオリティ低下も仕方のない部分だ。

今回のストライキに参加するというあるプロデューサーは、「番組が放送休止になったりはしなくても、番組の損失は避けられないはずだ。それによって心が離れた視聴者を取り戻すのはなかなか難しいことだ。制作陣として悩むしかない」とため息をついた。

KBS理事会は今月28日、キル・ファニョン社長の解任提請案をめぐり激論したが、結論を出すことは出来なかった。議決は来月5日に延期された。

記者 : イ・ウイン