「花じいさん捜査隊」本日(9日)放送スタート、ヒットの法則は吉と出るか?
OSEN |
写真=tvN
ドラマ「応答せよ」シリーズでバラエティ型ドラマの新しい幕を開いたtvNが、9日に再びヒット作の誕生を狙う。既に大ヒットした「花よりおじいさん」シリーズを取り入れたドラマ「花じいさん捜査隊」である。このドラマは一夜にして70代の高齢者に変わってしまった若い刑事たちと20代のエリート警官が、元の体を取り戻し若返るために奮闘する若返りノワールドラマだ。
“お爺さん”を前面に打ち出していることと、その間に若者を一人投入していることなどから「花よりおじいさん」の構成を連想させる。そしてイ・スンジェも登場する。ドラマは始めから意図していたかのようにタイトルにも「花のお爺さん」という単語を使い、「花よりおじいさん」の七光りを狙う。一つのアイテムがヒットすると執拗に再生産を繰り返すケーブルチャンネルのヒットの法則がそのまま現れている。
「花よりおじいさん」を長い間見てきた視聴者たちが、その馴染み深さから「花じいさん捜査隊」を無難に受け入れるのか、それとも使い回しされ過ぎて飽きたと反応するのか、見守る必要がある。
ドラマは「お爺さん」という設定と、それに似合わぬ行動とのギャップで笑いを誘うものと思われる。突然お爺さんになり、適応できない刑事たちの物語であるからだ。
イ・スンジェは優れた記憶力と事件解決能力を持つエリート刑事イ・ジュニョク役を、ピョン・ヒボンは優れたファッションセンスのプレイボーイ刑事ハン・ウォンビン役、チャン・グァンはガールズグループが好きな“モムチャン”(鍛えられた身体)刑事チョン・ガンソク役を演じ、個性豊かなキャラクターたちを熱演する。ここに、唐突ではあるが温かい心を持った“オムチナ”(勉強ができて性格もよく、何でもできる完璧な人)刑事パク・ジョンウ役としてSUPER JUNIORのヒチョルが共演する。
イ・スンジェは「花よりおじいさん」に続いて再びリーダーとして活躍する。捜査隊の“ブレイン”を担当するイ・ジュニョク刑事は鋭い推理を展開し、事件の解決に決定的な役割を果たす予定である。IQ150以上のメンサ(高IQを持つ人々の非営利団体)の会員であり、優れた記憶力と事件解決能力を備えた天上天下唯我独尊タイプのキャラクターだ。
時には荷物持ち、時にはシェフと様々な役割を果たしてきたイ・ソジンは、お爺さんになった同僚にタメ口で話すヒチョルが務める。バックパック旅行を通してお爺さんたちの新しい姿に焦点を当てた「花よりおじいさん」のように、今度は20代の若者の精神を持つお爺さんのキャラクターで新しい魅力を発見するという戦略だ。
「テーマゲーム」「男女6人恋物語」などを手がけたバラエティ脚本家出身のムン・ソニ脚本家が脚本を担当し、映画「危険な相見礼(サンギョンネ)」「清潭(チョンダム)菩薩」「音痴クリニック」などを手がけたキム・ジニョン監督が演出を務める。
記者 : イ・ヘリン