WINNER「相続者たち」のパロディーで演技に挑戦…5人の男たちの再発見

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写真=Mnet「WINNER TV」スクリーンショット
WINNERが今回は演技に挑戦した。時代の流れに合わせて万能エンターテイナーとして進化しているWINNER。5人の男たちの再発見にもう一度期待が高まった。

31日に韓国で放送されたMnet「WINNER TV」第8話では、演技に挑戦したWINNER(カン・スンユン、イ・スンフン、ソン・ミノ、ナム・テヒョン、キム・ジヌ)の姿が描かれた。WINNERのメンバーたちは最近終了したSBSドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)のパロディーにチャレンジした。

YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表は、「最近の海外市場でドラマの影響力は大きい。それで、数年間WINNERに演技の演習をさせてきた。しかしまだ彼らの演技を見たことがなく、検証ができなかった。『WINNER TV』で『相続者たち』のパロディーをしたらどうかと思った」と制作意図を明かした。

大衆に初めて演技を披露するメンバーたちはときめいた様子だった。また、初めて演技に挑戦する作品が10代、20代の間で大きな人気を博した「相続者たち」であるため、メンバーたちはそれぞれ希望するキャラクターを挙げながら意欲を見せた。ソン・ミノは女性主人公チャ・ウンサン役を、キム・ジヌは男性主人公キム・タン、カン・スンユンはヤン・ヒョンソク代表役を希望した。カン・スンユンはこれまで鍛えてきたヤン・ヒョンソク代表の真似をしながら、キャラクターに対する切実とした気持ちを表した。

しかし、メンバーたちは希望したキャラクターとは異なる役を演じることになった。カン・スンユンはキム・タン、ナム・テヒョンはチャ・ウンサン、ソン・ミノはチェ・ヨンド役を演じることになった。ソン・ミノはチェ・ヨンド役を演じたキム・ウビンの眉演技を披露し、高いシンクロ率を誇った。また、キム・ジヌはユ・ラへル役を務め、女装にチャレンジした。イ・スンフンはユン・チャニョン、チョ・ミョンス、キム・タンの母親、チャ・ウンサンの母親の一人多役を務めた。

イ・スンフンは「何回扮装すればいいのか。僕の中に今何人がいるのか。精神分裂症を起こすかもしれない」とし、笑いを誘った。台本読み合わせでメンバーたちは、初めて呼吸を合わせた。穏やかな性格のキム・ジヌは、自身が演じる多血質のユ・ラヘル役に対して「この子は何で怒りを抑えることができないのか」と理解できない様子を見せ、笑いを誘った。ソン・ミノはキム・ウビンとそっくりな眉演技、声のトーンを披露して期待を高めた。また、女装にチャレンジしたナム・テヒョンとキム・ジヌは美しい姿でメンバーたちをときめかせた。ソン・ミノはキム・ジヌを見て「可愛い。どうしよう。本当に可愛い」と感嘆した。

WINNERの「相続者たち」は青鶴洞(チョンハクドン)を背景に始まった。韓服(ハンボク:韓国の伝統衣装)姿でスケートボードに乗って登場したヤン・タン(カン・スンユン)は、危機に直面したナム・ウンサン(ナム・テヒョン)を助けた。また、行く宛のないウンサンを自宅に泊まらせた。二人のときめく出会いはこのように始まった。

この時、ヤン・タンの婚約者キム・ラヘル(キム・ジヌ)が登場し、ウンサンに侮言を吐いた。傷ついた心を慰めようとコンビニに向かったウンサンは、そこでソン・ヨンド(ソン・ミノ)と出会い、運命的な三角関係がスタートした。

三角関係を形成したカン・スンユン、ナム・テヒョン、ソン・ミノは完璧な感情演技で演技者に劣らない姿を見せた。特にカン・スンユンとナム・テヒョンはキスシーンまで披露しながら、甘い恋愛を描いた。イ・スンフンはどんな役でも完璧に演じ、笑いを誘った。この時、所属事務所の先輩であるBIGBANGのV.Iがサプライズ出演し、ヤン・ヒョンソク代表を演じた。ヤン・ヒョンソクを完璧に真似るV.Iの演技は、このパロディードラマをさらに面白くさせた。また、V.Iは劇中で自身の息子と交際しているナム・ウンサンに「JYPに行くか、ANTENA MUSICに行くかは勝手にしろ」と提案するなど、細かな演技で見る人々を笑わせた。

今回初めて演技を披露したナム・テヒョンは、「初めての演技が女装だったため、僕が僕を見て少しときめいた。僕の理想のタイプは僕みたいな女だ。自分の中の自分が可愛い」と冗談を言った。続いて、「僕は男なのでどうすれば可愛く見えるのかだけに気を使った。そのため全体の集中度が落ちた気がする」と自身の演技を分析した。同じく女装をしたキム・ジヌは「(女性の衣装が)可笑しすぎる。でもスカートは楽だった。僕のスタイルだ」と言い、笑いを誘った。演技に対して人並み外れた愛情を示したソン・ミノは「演技をするということ自体が感慨深かったし、面白かった」と感想を語った。イ・スンフンは「瞬間ごとに楽しんだ気がする」と演技に挑戦した感想を語った。

数多くのパロディーと流行語を生んだ人気ドラマ「相続者たち」と、最もホットなグループWINNERの出会い。コミカルなコンセプトであるため、真剣な演技を見ることはできなかったものの、WINNERの可能性がうかがえる時間だった。WINNERは溢れ出る演技ドル(演技ができるアイドル)に立ち向って様々な分野で活動できる潜在力を見せた。歌手だけではく、演技ドルとしても活動する多彩多能なWINNERの姿が楽しみである。

記者 : キム・カヨン