カン・ホドンの新バラエティに「ラジオスター」が見える

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勝手に予測してみた「あなたが好き、出会いナイト」のアイデンティティ

カン・ホドンの新バラエティー番組がベールを脱いだ。イ・イェジプロデューサーとムン・ウネ脚本家が投入されたカン・ホドンの「あなたが好き、出会いナイト」(仮題、以下「出会いナイト」)は、「キム・スンウの乗勝長駆(スンスンジャング)」(以下「乗勝長駆」)に代わり22日火曜日の夜、韓国で初放送される予定だ。カン・ホドンを支えるレギュラーMCとしては東方神起のチャンミン、チョン・ジェヒョン、勇敢な兄弟、タク・ジェフンなどが合流することになっており、第1回のゲストは俳優のイ・ソジンと決まった。

放送界では復帰後初めて新しい番組を披露するカン・ホドンの波及力が、現在のバラエティー構図にどのような影響を及ぼすか関心を持ちながら「出会いナイト」に注目している。「スターキング」と「黄金漁場-ヒザ打ち導師」が思ったよりもカン・ホドンの“復帰効果”を享受していない状況で「出会いナイト」まで期待以下の結果となれば、今後のバラエティー構図はまた急激に再編されるしかないからだ。

それでは、KBSが帰ってきたカン・ホドンを掴んで念入りに企画した「出会いナイト」はいったいどのような番組だろうか。

まず「出会いナイト」は、トークショーに基づくバラエティー番組と見られる。KBSはトークショーとバラエティーを合わせた「新しいバラエティー」と広報しているが、毎週新しいゲストを招待する形式と番組が放送される時間帯(平日夜11時)を考えれば、集団MC体制のトークショーと理解したほうが早いと思われる。

興味深い点は、カン・ホドンまで計5人のMCが、1人のゲストを相手取って話を進めることだ。この設定は、廃止が確定した「乗勝長駆」と相当似ているが、ここで「出会いナイト」のアイデンティティと差別化戦略は何か疑問が残る。

予測するに、「出会いナイト」は2012年の“ヒーリング”ブームの中で作られた“優しいトークショー”には似ても似つかない形になると思う。「乗勝長駆」を廃止してまで新設した番組が、その前の番組と類似した性格を持つのは、常識的に理解できない部分だからだ。

それに、メインMCといえるカン・ホドンのイメージは、配慮深く良い聞き手のMCというよりは、攻撃的でゲストを圧迫する趣向の方が強い。そのため「出会いナイト」は、MC主導のもとで出演ゲストの全てをさらけ出し、また時には厳しく追い込む可能性が高い。

ここで、「出会いナイト」にMBC「ラジオスター」の雰囲気が感知できる。キム・グクジンが務めている落ち着いた取りまとめのコメントはカン・ホドンとチョン・ジェヒョンが必要に応じて担当すると思われるし、ユン・ジョンシンの突っ込みはタク・ジェフンが、そしてSUPER JUNIORキュヒョンのポジションはチャンミンと勇敢な兄弟が担当しそうだ。
それでは「ラジオスター」と違う点はどこだろう?

ただ、“高品格音楽番組”というコンセプトを掲げた「ラジオスター」とは違い、バラエティーの面を強調する「出会いナイト」はゲストの活動性を必要とする要求と注文が多くなると思う。5人にもなるMCたち自身も、絶えず状況劇やミッションなどを通じてキャラクターを作り上げるのではないだろうか。

イ・ソジンが「ハッピーサンデー-1泊2日」に出演してイメージとは正反対の魅力で皆を笑わせたとはいえ、新設されたバラエティー番組の初代ゲストとしてはあまり重量感が感じられないのも事実だ。これもやはり、“ゲスト効果”ではなくMCとゲスト間の関係設定により笑いを誘う「ラジオスター」を思い浮かばせる。

果たしてカン・ホドンの「出会いナイト」は「乗勝長駆」のバトンを引継ぎ火曜夜の最強者に君臨できるだろうか?加えて、月並みのトークショーに新しい活気を呼び込むことができるだろうか?「出会いナイト」が「ラジオスター」の真似で終わるのか、それとも帰ってきた“バラエティーの虎”カン・ホドンの存在感を高める新概念トークショーとして位置付けられるか、その結果は22日夜公開される。

記者 : パク・チャンウ、写真 : イ・ジョンミン