「26年」2AM スロンが明かしたオープニングアニメの秘密

TVREPORT |

2AMのメンバーで俳優としても活躍しているスロンが映画「26年」(監督:チョ・グニョン、制作:映画会社チョンオラム)のオープニングアニメに隠されている秘密を明かした。

「26年」で“あの人(チャン・グァン)”に関する主な情報を提供する警察クォン・ジョンヒョク役を演じたスロンは最近TVレポートとのインタビューで「話題となっているオープニングはアニメとして作られる前に俳優たちが直接撮影を行った部分だ」と伝えた。

映画の中で暴力団員のクァク・ジンベ(チン・グ)、韓国代表の射撃選手シム・ミジン(ハン・へジン)、現役警察クォン・ジョンヒョクが作戦に参加するようになった直接的な理由が盛り込まれているオープニングアニメは、1980年5月18日の光州(クァンジュ)の痛みを切なく描いており、注目を集めた。

同アニメは娘の名前を考えているうちに突然飛び込んだ銃弾に頭を打たれ、即死したシム・ミジンの母親と戒厳軍が撃った銃に撃たれ、内臓が出てしまった姉を目撃した4歳のクォン・ジョンヒョク、市民軍だという理由で戒厳軍に射殺された夫の遺体を発見し、精神錯乱状態となったクァク・ジンベの母親の傷を盛り込んでいる。

スロンは「僕的には、当時の状況を現実のものとして再構成するとどれだけ完璧に構成することができるのだろうかと疑問を抱いていたが、逆にアニメとして表現されたので心の奥から込み上げるものがあった。抵抗感も少なく、満足している」と感想を述べた。

スロンは「実はアニメの部分は俳優たちが直接撮影したシーンだ。撮影したものをイラスト化させ、映画のフィルムに加えたものだ。クォン・ジョンヒョクに関するヒストリーはそのシーンだけだったので、役作りのために幼いクォン・ジョンヒョクの撮影がある日、現場を訪れた。姉が銃に撃たれて、出てくる内臓を手で掴むシーンを見たが、すごく衝撃的だった。幼いクォン・ジョンヒョクを演じた子役も怖がっていた」と説明した。

スロンは最後に「子役の表情と感情を感じとり、クォン・ジョンヒョクを理解するようになった。言葉では説明できない残酷さを感じた」と付け加えた。

「26年」はウェブ漫画家カン・プルの同名漫画を原作にした作品で、1980年5月に韓国の光州で起きた悲劇と関係のある韓国代表の射撃選手、暴力団員、現職警察、大企業の代表、私設警護会社の室長が26年後の同じ日に26年前の虐殺の主犯である“あの人”を裁くために繰り広げる極秘の作戦を描いた映画だ。映画「後宮の秘密」「マイウェイ 12,000キロの真実」の美術監督を務めたチョ・グニョン監督の初の演出作で、チン・グ、ハン・へジン、スロン、ペ・スビン、イ・ギョンヨン、チャン・グァンなどが出演した。

記者 : チョ・ジヨン 写真 : ムン・スジ