パク・シニャンの変身、また変身「画期的ショー」

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俳優のパク・シニャンは変身に変身を重ねた。叫ぶロッカーに、情熱的なPSY(サイ)に、面白おかしな放浪劇団の団長に、そして奨学会を率いる首長に。

27日午後、ソウル梨花(イファ)女子大学の大講堂で「パク・シニャン 2nd Actor's Concerto 画期的ショー」が開催された。コンサートは「パク・シニャンFUN奨学会」の主催で俳優と歌手たちのコラボレーションで行われた。パク・シニャンを筆頭にCrying Nut、ハン・ガイン、パク・ジニ、イ・ウォンジョン、キム・ヒョンボム、YBのユン・ドヒョン、The One、キム・ジョンインなどが参加し、多彩なステージを作り上げた。

パク・シニャンは放浪劇団長として団員たちを連れて客席の間を回り、熱い歓迎を受けた。多数の作品で真面目な面を見せてきたパク・シニャンはキラキラのラメがポイントとなった衣装を着て、ユニークな姿でファンに近づいた。

Crying Nutと息を合わせたパク・シニャンは現場を熱く盛り上げた。PSYの曲「鳥」に合わせてパク・シニャンはキラキラしたノースリーブを着て激しい振り付けをこなし、客席を驚かせた。ステージの上でパク・シニャンは前面に出るより、同僚と後輩を配慮し、みんなが楽しめるステージを作り上げた。

コンサートは放浪劇団員を選ぶという形式で構成され、パク・ジニ、ユン・ドヒョン、ハン・ガインなどが順にオーディションに応募した。ユン・ドヒョンはベテラン歌手らしく、パワフルな歌唱力とステージパフォーマンスで観客の注目を集めた。

特に俳優出身のパク・ジニとハン・ガインの歌唱力が見られる時間が設けられた。パク・ジニはオールブラックのスタイルでステージに上がり、紫雨林(ジャウリム)の「Hey,Hey,Hey」を選曲し、ロッカーの情熱を発散した。ブラックのロングドレスを着てステージに上がったハン・ガインはペク・チヨンの「その女」を深い感性で歌い、歓声が上がった。

しかし、昨年に続き2回目のコンサートであるにもかかわらず残念な部分がところどころにあった。人手不足でチケットの発行に相当な時間がかかり、コンサートは30分も遅延された。この日降った雨のせいというよりもきちんと整備されない現場の状況のせいで、混乱を招いた。

観客との密接な呼吸のためにはステージ構成もやはり体系的で繊細な気配りが必要だと思われる。パク・シニャン、ハン・ガイン、パク・ジニ、ユン・ドヒョンなどがステージに上がったときは客席の反応が熱かった。しかし、間に設けられたコーナーとコントなどは説明不足で集中を妨げた。実際、多くの観客がコンサートの最中に席を離れる場面もあった。

来年の3回目の公演は海外のファンも共感でき、観客が最後まで席から離れない本当に「画期的なショー」にグレードアップされ、帰ってくることを期待している。

「パク・シニャンFUN奨学会」は、演技と劇作を専攻する学生たちの力になるためや応援するために作られた韓国唯一の団体だ。2008年に設立された「パク・シニャンFUN奨学会」は毎年初めに、演技と劇作分野で奨学生を選び、100の芸術奨学金で運営している。

記者 : キム・イェナ、写真 : キム・ジェチャン