チョグォン、ウヨンなど…男性ソロアーティストの成績は? “現在の韓国音楽界は女性中心”

OSEN |

男性のソロアーティストの成績が予想より振るわない状況だ。

男性アーティストはソロとして頭角を現わした新人がほとんどいなく、相当な影響力を持つグループのメンバーでさえもソロとしての成績は振るわない状況である。上半期を過ぎてAileeなど女性歌手が活躍したことに比べると、現在人気を得ている男性ソロは、ホ・ガクぐらいだ。

先月25日に初のソロアルバムを発表した2AMのチョグォンは「ダークチョグォン」を前面に押し出した「Animal」と、ハツラツとしたダンスナンバー「I'm Da One」を発表したが、音楽やパフォーマンスの完成度とは別に音楽配信サイトでは大きく注目されなかった。2AMが発表する曲が全て音楽配信ランキングの1位を獲得し、1ヶ月以上のロングランを記録したことに比べれば、残念な成績だ。

これは、2PMも同じだ。ウヨンが8日に発表したソロ曲「Sexy Lady」は、9日午後時点の音楽配信サイトMelOnで30位圏内にランクインしている。パフォーマンス曲は、カムバック公演以後ランキングが急上昇するケースも稀にあるが、2PM初の成績としては残念だと言わざるを得ない。

音楽業界の関係者らはまず、現在の音楽界が女性中心になっており、男性の立つ場所がないと解説している。現在の音楽配信ランキングは、2NE1、T-ARA、SISTARなど、ガールズグループが掌握している。タレントのユ・ジェソクと歌手イ・ジョクが結成した“たるんだかたつむり”のプロジェクト楽曲「部屋の隅の遊び人」は、爆発的な反応が期待されたが、現在ランキングが大きく下がった状態で、アルバムランキングを独占しながら躍進しているSUPER JUNIORでさえも、音楽配信ランキングでの成績はさほど良くない。

これは、ブランドパワーと直結した問題だということが業界関係者の分析だ。ボーイズグループが収益を得るために、特定のファン層の確保に注力している間、割と“商品性”が高くないと判断されたガールズグループは、ファンを攻略するより馴染みのある音楽でファンの信頼を確保した。そのためガールズグループは、新曲を出すと音楽配信サイトを独占するが、男性アーティストの楽曲はより厳しい“検証”を受けることになる。しかも、ソロとしての“ブランド性”が明確でない男性アイドルは、人気を得るまでにより多くの時間がかかると見られる。

これから女性ソロアーティストの音楽配信ランキングでの活躍はより本格化する予定だ。すでに大物となったBoAが活動再開を控えており、8月初頭には“セクシークイーン”ソン・ダムビと“期待の星”Aileeが新曲を発表する。もちろん、ガールズグループも休まず活動する。男性ソロアーティストのプライドは、PSY(サイ)とG-DRAGONにかかっている状況だ。彼らは数々のヒット曲でファンからの信頼が厚く、今の局面を打開する可能性もあると期待される。PSYは15日に6thアルバム「PSY6甲(サイユッカプ)」を発表し、タイトル曲「江南(カンナム)スタイル」で2年ぶりに活動を再開する予定であり、G-DRAGONは8月の活動再開を予定している。

記者 : イ・ヘリン