NU'EST「顔はキレイなのに、歌はなぜ違うかって?」

TVREPORT |

5人組ボーイズグループNU'EST(ニューイースト)が11日、ミニアルバムのタイトル曲「Auction」をリリースする。アロン、JR、ベクホ、ミンヒョン、レンで構成されたNU'ESTは今年の3月、デビューシングル「FACE」を発売し、ファンの前に立った。それから1ヶ月の活動を終えた彼らは、完璧に準備をして再び音楽ファンの前に立った。

ボーイグループが相次いでデビューしている今、NU'ESTは自分たちの差別化された音楽を勝負の切り札にしている。「Auction」は10代の視線で冷静に見つめた「FACE」より力強く、グレードアップしている。さらに、音楽的な力量とパワフルなパフォーマンスまで、何一つぬかりない。しかし、これだけの説明では何かが足りない。そのため、彼らのことをより知りたくなった。

「目を見るだけでオッケー、息ピッタリ」

NU'ESTは4月末、デビューシングルの活動を終えると同時に、ニューシングルの制作に入った。1ヶ月間、短くそして印象強く人々に姿を見せたNU'ESTは、これまでファンとのコミュニケーションに飢えていた。より良い姿を見せるために徹底的に自分の時間を犠牲にし、練習に没頭した。寝る時間以外はダンスと歌の練習に集中し、完成度を高めた。それでも楽しかったという。その言葉は、本当だった。

「メンバーの息ぴったり合うからか、本当に早く曲のパフォーマンスを身につけることが出来ました。一つだけに集中したので、練習する時間も多かったし。やはりデビューのときよりは実力も高くなり、一緒にいる時間が長いからか、4週間かけて完成した振り付けを2週間でマスターしました。最初より、2回目の方が何かとやりやすいというじゃないですか。だからか、一層やりやすかったし、早くファンの皆さんに会えることになりました」

彼らの言葉を聞いているうち、納得できない部分があった。顔だけ見るとただキレイな顔をしているのに、特にレンは女性よりもキレイな顔で有名ではないか。ミルクのような優しさやキャンディーのような甘さもあるはずなのに、NU'ESTの音楽にはそのような誘惑はなかった。音楽は全く花のようではなく、彼らにマッチしない。しかし、これは数々のボーイズブループの中で生き残ったNU'ESTだけの魅力だった。

「僕たちのイメージのため、他のボーイズグループのように甘い音楽をすると考える方が多いですが、少し違います。『Auction』にはすべて同じことだけを強要する大人たちに対する悩みをぶち破り、それとは関係なく、自分がやりたいことをやろうという意味が込められています。NU'ESTは10代なので、10代の問題をより具体的な視線で見ることができると思います。楽しいですし、共感できます。差別化、いいじゃないですか」

「新人賞をもらったら、ベクホが腹筋を披露します」

海外サイトで実施した「K-POPチャート2012最高の新人」に選ばれ、予告写真公開後にはTwitter人物トレンド1位を記録。デビュー4ヶ月目の新人としては、こんな栄光は他にないだろう。彼らはこれらすべてのことをファンのおかげだと話していた。自分たちのために素早くクリックしてくれるファンに大きな感謝を感じていたのだ。だからNU'ESTは、彼らのためにイベントを準備した。あと少しだ。

「7日、江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)と釜山で映画イベントを行います。ミンヒョンとレンは釜山出身、JRは江陵出身です。本当に不思議でしょう? ソウルにいるファンは会う機会が多いですが、他の地域にいる方はなかなか会う機会がないじゃないですか。だから、このような方法を選びました。映画も見て、話もするミニファンミーティング形式で行われると思います。本当に楽しみですし、緊張しています。皆さん、早く会いたいです。愛してます」

デビューから4ヶ月しか経っていないNU'ESTは、まだ自分たちの人気を全然実感していないようだった。「食堂に行ったら、ちらっと見られるだけです」というのが全てだ。しかしファンはしっかりと彼らを覚えているようだった。だから、東京ドームに呼ばれたのではないか。単独好演ではない。しかし、初めての海外公演で東京ドームの舞台に立つ彼らは、きっと他のグループよりも優秀な何かを持っているに違いない。

「29日、東京ドームでK-DREAM LIVEがあります。INFINITEさん、BOYFRIENDさん、超新星さん、一緒に活動したBTOBが出演します。5万席のチケットが売り切れたというので、本当にすごいですね。あのステージに立ったらどんな風景が見られるか、今からドキドキです。いつか、僕たちも単独コンサートを開く日が来るでしょう? あ!まず、新人賞からもらいたいですね。新人賞を受賞したら、まずベクホが腹筋をお見せします。公約ですよ」

記者 : チェ・ミンジ、写真 : キム・ジェチャン