アイドルグループの“メンバー増幅”が流行っている。みんなが“再編”を叫びながら、新メンバーを加入させている。デビュー前に描いた下絵があるはずなのに、事務所はどうして後になってメンバー数を増やすのであろうか。

T-ARAとAFTERSCHOOLは9人組、F.CUZは5人組……なぜ？

ガールズグループT-ARAは、最近7人組から9人組に再編すると発表した。6人組で始まったのに、新メンバーファヨンが加勢して7人組に生まれ変わった。所属事務所コアコンテンツメディアのキム・グァンス代表は「ステージの上でも外でも、今後さらに努力して一生懸命やるという思いから、変化することにした」と説明した。

キム代表は挨拶騒動、態度騒動などを経て、T-ARAの再編を決心したそうだ。キム代表は「一生懸命やらず自惚れるメンバーのせいで他のメンバーが被害に遭うなら、大胆にそのメンバーを外して新メンバーを入れる」と宣言したりもした。つまり、これからもメンバー交代の可能性は十分にあるということだ。

“卒業と入学”という日本式モデルを掲げたAFTERSCHOOLは、最近第5期の新入生としてガウンが合流すると発表した。ガウンは17歳で、日本で中学生時代を過ごした。AFTERSCHOOLはデビュー当時5人組だったが、ソヨンとベカが卒業し、ユイとレイナ、ナナ、リジ、イヨンに続いてガウンまで加入することになり、9人組となった。

これについて所属事務所プレディスのキム・ヨン取締役は「新メンバーを加入させてチームを若くし、循環させる目的がある」とし、「卒業したメンバーが成功する姿もまた、一緒に活動した子たちに刺激になると思う」と述べている。

4月末にカムバックするF.CUZ(フォーカズ)も5人組になる。もともと4人組だったのが、イユが外れ新メンバーレヒョンとテゴンが合流した。事務所側はこれについて「大いに悩んだ」と告白した。4人組にすると以前と全く同じになりそうで、3人にしたら最初の下絵からだいぶ変わってしまうからであろう。

所属事務所CANエンターテインメントのキム・ギョンシク室長は、「一部では話題になるためにメンバー数を変えるという話も出てくるが、それは違う」とし、「空席を埋めるのはもちろん、一層発展した姿を披露するため」と付け加えた。

SUPER JUNIORにキュヒョンが新メンバーとして合流したとき、ファンたちが強く反発した覚えがある。すでに活動しているグループに入るということは、新メンバーの立場からしても負担が大きいことだ。スタートラインが違うだけに、まずは彼らに慣れる時間を与えて、応援することが何より重要でろう。彼らの今後の活躍に期待したい。