新鋭FIX「SUPER JUNIORのリョウク、ウニョク先輩ありがとう」

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写真=ザ・グルーブエンターテインメント
新人歌手FIX(オソン、チョンウク、ヌリ、チョ・ソンウ)は、アイドル歌手が主流の歌謡界において胸を張って紹介できる実力派20代男性グループである。

FIXは来年1月4日のCD公開を控え製作されたミュージックビデオの主人公としてSUPER JUNIORのウニョクが熱演し、注目を集めた。人気絶頂の歌手が事務所の後輩でもない、他の事務所の新人歌手のミュージックビデオの主人公として出演することは異例のことであるが、今回の出演は特別な縁があったためだ。

実はFIXのメンバーのチョンウクはSUPER JUNIOR リョウクのいとこである。普通に考えたらリョウクがミュージックビデオに出演するのが相応しいかもしれないが、それに負けないくらい仲の良いウニョクが「リョウクよりかっこいい俺がミュージックビデオに出演した方がもっといい」と冗談っぽく言い、今回の撮影に臨んだとのこと。

チョ・ソンウは「ミュージックビデオの撮影をする時、とても寒くてウニョク先輩と俳優のチャン・ジウンさんが大変でした。野外撮影でしんどかったにも関わらずウニョク先輩がずっと笑いながら撮影してくれてありがたかった」と明かした。

リョウクもいとこの歌謡界デビューにアドバイスを惜しまなかった。チョンウクは「リョウク先輩はプラス思考に考えればもっといいことが起こるんだぞ、とアドバイスしてくれた。あいさつもしっかりしろと」と語った。

オソンは「ウニョク先輩が新人はお金を節約しろと言った」と冗談まじりのアドバイスについても語った。新人の初めの頃から節約する習慣を身に付けておけば、後でチャンスが沢山舞い込んできて大成功するという、現実的なアドバイスであった。

リョウクのいとこという特有の経歴を持つチョンウクのおかげでFIXと話をする時は、彼についての話を言及されることも少なくないが、メンバーたちはリョウクの後に続いていくことに対して慎重な反応を見せた。

チョンウクは「周りの視線が良くない方向に行くこともあるから、このことで話題になるよりはデビューして名前を知ってもらえた時に“実はいとこだった”となった方がもっといいかもしれない」と本音を語った。メンバーたちはリョウクのいとこという事実を堂々と言えるように、もっと努力して活動していきたいと語った。

しかし、FIXは「誰のいとこだっけ」と後押しがなくても認めてもらえる実力派グループだ。

ラップを担当しているヌリは2006年放送されたドラマ「マイガール」のOST「Never Say Goodbye」で音楽チャート1位を独占し、Maronie Girlsのアルバムプロデュースと全曲ラップの歌詞を書くなど抜群の実力を発揮してきた。

彼と一緒にラップを担当しているチョ・ソンウは優れたダンスの実力と共に、ドラマ出演の経歴もある。特に7月に終了した「ビックヒート」でオソンと主人公に抜擢され熱演した。

オソンはすでに歌手としてデビューし、ステージに立っている。2008年にアルバムを発表し、「ミュージックバンク」「ショ-!音楽中心」「人気歌謡」などに出演し、2009年にはバンドでも活動した。

チョンウクも2008年にデジタルシングルを発売した後、最近はメンバーたちと一緒に「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」のOSTで再び自分の歌声を広めるなど、本格的な出撃を控えた始動をかけている。

このようにFIXは2012年、自分の歌える場所ならどこにでも駆けつけるという心構えだ。オソンは「メンバーの共通点といえば歌手の夢を一度は諦めようと思ったところだ」とし「これが最後のチャンスだと思って様々な魅力を見せていきたい。毒気を隠して活動するので見守っていて欲しい」と語った。

ヌリも「願ったものを手に入れることができなかったから後ろを振り向いてしまった。『本当に自分が歌手であるべきなのか』と考えた瞬間、運命かのようにまたやってみろという表示が現れたような気がした」とこれからの活動に最善を尽くす考えを表した。

メンバーたちはロールモデルに国民的グループgodを選んだ。ファンたちと自由に意思疎通をし、親近感あふれる歌手になりたい。実際にメンバーたちはSNSなどを利用して自分たちを応援してくれる人たちと気兼ねなく連絡を取り合っている。

FIXは「god先輩たちがロールモデルである。アイドル1世代の時に他のアイドルに比べて親しみを感じた。僕らも親近感がコンセプトだ。時が経っても、音楽を聞いて衰えを感じさせない名曲は多い。僕らも多様なジャンルに挑戦していい音楽を残していきたい」と話した。

記者 : キム・ミリ、翻訳 : 橋本真由美