「私たち結婚しました」愉快な天然夫婦の最後の日“このカップルは違った”

OSEN |

写真=「私たち結婚しました」のスクリーンショット
たくさんの視聴者たちから愛された“4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)カップル”チョン・ジュニョン&チョン・ユミの仮想結婚が終わった。いつまでも寂しさを隠せなかった二人だったが、それでも一緒に思い出が詰まった物を知人たちに売り、屋台で焼酎を飲んで“クール”な別れを迎えた。番組開始から仮想結婚生活の最後の日にはいつも涙が登場したが、やはりこのカップルは違った。

5月31日午後に韓国で放送されたMBC「私たち結婚しました」シーズン4では、仮想結婚最後の日を迎えるチョン・ジュニョンとチョン・ユミの様子が公開された。

制作陣から最後の日というミッションカードを渡された二人は、信じられないという反応を見せた。その後のインタビューでチョン・ユミは「最後の日が当然来るとは思っていた。いつ来るかは分からなかったけれど。でも実際、最後の日になってみると、信じられない」と言った。チョン・ジュニョンも「現実を信じられない。『ついに時が来た』というよりは『え?そうなの?』みたいな感じだ」と答えた。

しかし二人は悲しみをこらえ、次のステップに進んだ。「まず荷物から出そう」と合意した二人は、慰謝料なしで持っている荷物を半分ずつに分け、思い出の品は知人たちに売ろうと決めた。

続いて電話販売が始まった。二人と多くの時間を過ごした歌手エディ・キムと俳優チェ・テジュンがそれぞれサングラスと、手作りのお酒、お面とおもちゃのハンマーを買った。また、別の仮想夫婦であるナムグン・ミンとホン・ジンヨンもカラオケの機械など様々な物を買った。法外な値段で売ろうとした二人を見た知人たちは、彼らを“夫婦詐欺師”と呼んだ。

その後、二人は初めて出会った場所の運動場に向かった。運動場のスタンドに座ったチョン・ジュニョンは、初めて会った日にチョン・ユミに歌った曲をもう一度歌った。チョン・ユミは「初めて会った日は、きちんと歌を聞けなかった。だからありがとう」と言って、仮想夫の優しさに感動した。何事にも興味がないようなチョン・ジュニョンだったが、「初めて会った日、私がどんな服を着ていたか覚えている?」というチョン・ユミの問いに対しては「あの建物と同じ色(ミント)」とすぐに答えた。

その後、二人はもう1つの思い出の場所である屋台に行った。麺料理と焼酎を前に、二人は最後の会話をした。他のカップルよりも多くのことを一緒に経験したカップルでもあった。沖縄旅行やマラソン練習、なんだかんだとルールを作ったり、いつもゲームや賭けをしていたこと、口喧嘩が絶えなかったデート、そして母親や友達と一緒に過ごした時間まで、二人の思い出は尽きなかった。

チョン・ジュニョンは仮想結婚の感想を聞くチョン・ユミに「楽しかった時も、辛かった時も、イライラした時もあった。イライラした時は、マラソン練習をした時のことね」と答え、笑いを誘った。

チョン・ユミは「多くのカップルがいたけれど、その中で私たちが最高」と言った。それを聞いたチョン・ジュニョンが「僕がいたから可能だったんだよ」と言うと、チョン・ユミは「でも私だったからできたのよ」と答え、笑いを誘った。でも、チョン・ユミは続いて「私、認めてるよ。あなただったから私たち、良いカップルになれたんだと思う」と素直に話し、辛抱強い(?)妻の見本を見せた。

「ポカ」と「グリ」というあだ名でお互いを呼び合った二人は、ロマンチックではなくてもお互いふざけあいながら可愛いカップル像を見せ、多くの視聴者から愛された。お茶目な夫とそれを受け入れて一緒に遊ぶ心の広い妻はいつも愉快なカップルとして、「私たち結婚しました」でビタミンのような役割をしてきた。このようなユニークなカップルをまた見ることができるのか、視聴者たちは二人の降板に残念な気持ちを表している。

記者 : チョン・ユジン